
・上司の顔を見るのも声を聞くのも嫌だ
・給料は増えないのに仕事は増えてサービス残業ばかり
・業績悪化でいつクビになるか、ストレスで胃がキリキリ痛い
などなど、人間関係や仕事の悩みはつきませんよね。。。?
僕も初めての外資系で外国人が上司になった時は、胃が痛くなってご飯の味がみょうにまずく感じたことがありました。
特に人間関係は人に言えない・言いにくい内容もありますから1人で悩みがちです。
でも、他の人が仕事の悩みをどうやって解決したかを知ることで、原因や解決策に気がつくことってありませんか?
この記事では厚労省のアンケート調査を元に、よくある仕事の悩みとその解決策、解決手段としての転職のタイミングについてまとめましたので、ランキング順に解説していきます。

仕事の悩みが危険なのは、仕事に追われて時間が経つにつれて判断力が弱くなり、行動できなくなることです。
少しでも体調に違和感を感じたり、会社に行くのが辛くなるまえに心と体のチェックをしてください。
※「自分にはどんなキャリアが合っているのか」「自分の価値観にあう働き方を見つけたい」というそもそもの悩みがあるなら、マジキャリなどのキャリアコーチングでお金と時間をかけてじっくり答えを探すことをおすすめします。
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仕事の質・量に関する悩み

下図は厚生労働省が平成29年に実施した「労働安全衛生調査」から労働者の不安・悩み・ストレスに関するアンケート結果です。

他の調査でも同じような傾向が出ていますが、これを元に仕事の悩みと対策を解説します。
残業が多く、休暇が少ない
仕事量が多すぎて残業時間が過労死ラインを超えている、有休消化どころか休日出勤だらけなど、プライベートの時間だけではなく健康まで失いそうで怖いと感じたことはありませんか?
人によっては、性格的に一度集中すると仕事にかかりきりになって時間を忘れてしまうということもあるかもしれません。
でもいまの時代は、会社が社員の労働時間を管理できていないことが根本的な原因だと考えられるようになっています。
会社が社員を守れないようでは、ダメなんです。
事実新聞ネタになるようなケースは、働くことを強制し続ける環境に問題がある場合がほとんどですよね。

残念ながら、こうした「ブラック企業」の働く環境を自分の力で良くしようと思ってもムリです。
あなたにできることは転職して環境を変えることだと思います。
今すぐ会社を辞めたいという方は次の記事も参考にしてください。
もしあなたの職場がサービス残業が多く、休暇は少なく、有給休暇も自由に取れないようであれば、次のアクションを検討してください。
① 会社の労働組合に相談してみる
② 現状について公的な労働相談窓口や弁護士の無料相談窓口に相談する
③ 異動を申請する
④ 転職を検討する
「次の仕事はもっと時間に余裕のある、楽な仕事を探したい」という方は、仕事の選び方から考える必要があります。
キャリアよりもワークライフバランスを改善したいという方は、「残業の少ないオススメの仕事トップ10はコレだ【将来のリスクあり?】」という記事も参考にしてください。
長時間労働を変えたければ、異動の希望を出したり転職することが根本的に不安・不満を解消するための選択肢になります。
仕事の質に関する悩み
「仕事の量に関する悩み」同様、スキルが上がらない、最新技術についていけないなどスキルに関する悩みも多いですね。
主な原因としては以下のようなものです。
・毎日同じ仕事で新しいスキルを身につけることができない
・現在の仕事が忙しすぎて、新しいスキルを学ぶ余裕がない
・技術の進化が早すぎてついていけない
スキルアップや経験値が増えないと言った悩みは、いまの仕事が忙しすぎて学ぶ時間をとれないパターンが多いですね。
つまり、仕事の質の問題は仕事量の多さに原因がある場合が多いとも言えます。
ふつうは自分で仕事の量をコントロールすることは難しいものです。

上司にやれと言われたらやらないわけにはいきませんよね?
おすすめの対策は、次の通り。
① あなたがどんな作業にどれくらいの時間を使っているのかを測って一覧にまとめる
② あなたでなくてもできる仕事、あなたがやるべきでない仕事を洗い出す
③ ②の仕事を他の人に移す、もしくは外注することができないかを上司に相談する
※このとき、そうすることが結果的にあなたの仕事の質や成果がアップするという照明になれば理想的です。
特に3つ目の※ポイントが重要で、チーム・部門の成績にプラスに働くことがわかれば上司も周囲も受け入れやすいとはず。
ただ、そうした客観的なメリットがないとただのわがままと取られかねないので伝え方に注意してください。
もちろん、ココロとカラダの健康に不安がある場合は客観的なメリットなどは不要です。
あなたがいますぐにでもこの仕事の質と量の負のループ、ストレスから抜け出したいのであれば、即効性のある解決策としては転職です。
とはいえ勢いで転職することはリスクが高すぎておすすめできません。
まずは転職市場の状況やあなたが転職できるのか、できるとして年収はどうなるのかなど情報を集めるべきです。
プロの客観的な意見を知ることで、リスクや自分に残されているキャリアアップの可能性もわかります。
まずは転職エージェントのキャリアカウンセリングや転職サイトに登録して企業からのオファーを待つなどして転職の可能性をさぐるところから始めるのがおすすめです。

無料でキャリア相談を提供してくれるエージェントはたくさんあります。
仕事の悩み解決の方法として転職を考え始めたら、あなたが見えていなかった問題やキャリアアップ・キャリアチェンジの可能性を知ることもできますから、チャンスも増えますよ。
興味があれば次のおすすめリストから試してみてください。
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仕事の失敗、責任の発生の悩み

仕事の質や量についで多い悩みが仕事上の失敗や責任に関するものです。
同じミスを繰り返してしまう
同じミスを繰り返してしまうことは良く聞く失敗の典型例です。

どうやっても治らない場合は「失敗日記」をつけて一日の終わりに振り返り、失敗する原因を取り除いてくことをおすすめします。
失敗日記については次の記事でも解説していますので、ぜひ参考にしてください。
やはり同じ失敗の繰り返しはあなたの評価をどんどん下げてしまいますし、キャリアにも影響します。
ミスを防ぐための仕組み(たとえば失敗日記など)を作って予防してください。
自分の能力が足りない
能力に関する自信が持てない時、パターンとしては2つあります。
① 入社、転職、異動直後で担当業務に関する知識や経験が全く足りていない
② 一定期間担当しているにもかかわらず、同僚・同期に比べてパフォーマンスが悪い
「① 入社、転職、異動直後で担当業務に関する知識や経験が全く足りていない」の知識・経験が足りていない場合は、周囲の評価は気にせず、スキルアップ計画を上司と共有した上で淡々と進めるべきです。
どんな人でも初めてのことを初めからうまくできるわけではありません。
学び、身につけ、習熟するためには時間が必要なことはいくらでもあります。
評価が低くなるとしたら、それを計画も持たずになんとなく時間だけかかっている場合です。
しっかりとした計画に基づき努力を続けていれば、普通の職場なら周囲は評価してくれますし、助けてもくれます。
「普通の職場なら」と書きましたが、ブラックな職場は周囲の好意的な評価を期待できませんから、その時は積極的に転職を選ぶべきだと思います。

勉強の進め方について英語学習を例にをまとめた記事がありますので、よかったら参考にしてください。
「② 一定期間担当しているにもかかわらず、同僚・同期に比べてパフォーマンスが悪い」という場合は、自分の成果を数字で客観的に把握することが大切です。
なんとなくでは改善すべきことが分かりませんし、周囲も理解してくれないでしょう。
たとえば、営業職であれば、
・訪問回数が足りないのか提案回数が少ないのか
・顧客数が少ないのか
・担当数が多すぎて顧客との信頼関係を作るために時間がかかっているのか
など、パフォーマンスを評価する軸を決めて成績を検証してみます。

大体の原因=現在位置は掴めるはずですから、次のPDCAのサイクルをどんどん回して改善していきます
・ゴールとのギャップを埋めるために今日何をやるべきことを決める
・やるべきことを続けることで成績は上がるのかを検証する
・うまく行かなければその原因を想定してやるべきことの内容を変更する
・このサイクルをどんどん回す

これでパフォーマンスが改善されない場合は、再度「なぜ改善されないのか」を数字を元に検証し、目標ややるべきこと、評価の基準変えていきます。
もし「いつまで経ってもスキルが上がらないのは会社の環境や社風、社員を教育する仕組みにあるかもしれない」と悩んだ時は次の記事も参考にしてください。
ミスを犯すことが怖い
どんな立場であってもミスすることは怖いものですし、常に「本当にこれで大丈夫だろうか?」と疑いながら仕事をすることはみんな一緒です。
ミスは誰にでも起こります。

ですからミスすること自体を恐れるのではなく、同じミスを繰り返すことを恐れ、再発しない仕組みづくりに時間を使えば、自分を信じることができるはずです。
以下の記事「仕事の能力が足りなくて自信が持てなかったり不安になる理由は?」でも解説していますが、「失敗日記」が効果的ですのでぜひ参考にしてください。
対人関係の悩み

仕事の量・質と並んで常に仕事の悩みトップ3に入るのが人間関係の悩みです。
社内での孤立、パワハラやモラハラ、内気な性格など深刻で緊急度の高いものから個人の性格に原因があるものまで様々です。
人間関係の悩みは短期ですっきり解決しないものばかりですが、よくあるポイントに絞って解説していきます。
ハラスメント
人間関係の悩みの中でも緊急度・深刻度が高いものがパワハラやモラハラをはじめとするハラスメントです。
これらは心を壊すだけではなく、最悪の場合傷害事件に発展しかねません。

異動や転職で解決するのであれば選択肢として検討することもありです。
この問題に関して悩んだら、1人で悩まずすぐに家族や公的機関に相談し、助けを求めるのが鉄則です。
別記事でも詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
上司との関係・相性が悪い
人間関係の中でも特に悩みやすいのが、あなたを評価し、時に人事権を持つ「上司」との関係です。

上司との相性が悪いと何を頼まれても嫌がらせに感じてしまいませんか?
ちょっとした言い方や態度だけではなく、服装や身振り手振り、顔つきなど本当に細かいところまでアラ探しをしてしまったり。。。
逆にそんな自分を責めてしまい、ストレスを重ねることもありますよね。。。
上司との人間関係の問題は同僚にも相談しにくい場合もありますから、感情的な対応をとってしまって仕事が一層やりにくくなります。
実は上司の視点から見ても職場の悩みのトップは「部下の育成」だったりします。

コミュニケーションの取り方、量、質がキャリアに影響することをはっきりと教えてくれる調査でもありますね。

「自分に子供ができて親になって、初めて自分の親の気持ちが理解できた」と言います。
視点を変えて上司の立場で自分の行動を振り返ってみることも、この悩みの解決には役に立つと思いますよ。
時間が経てば立つほどにこじれていくのが人間関係です。
気を使いすぎて関係が悪くなり、キャリアに影響する前に対策を考えた方が仕事も生活もラクになるはずです。
上司との付き合い方についても次の記事にまとめてありますので、ぜひ参考にしてください。
職場での孤立
ハラスメント以外で職場で孤立するときは、コミュニケーションに問題があったり社風が原因になる場合が多いようです。
たとえば、
・1人で仕事を抱え込んでしまう
・自分の仕事範囲を超えて仕事をしない
・常にネガティブにものごとを受け取ってしまう
・社風が合わない
など、仕事の進め方が悪かったり職場環境が性格的に合わない場合に孤立は起こりがちです。

環境を変えるか自分の行動を変えることが解決策ですが、原因が特定できない場合は、たとえ異動や転職で環境を変えたとしても再発する可能性が高い悩みなんですよね。
まずは自分を客観的に見つめ直すことから始めることがこの悩み解決の第一歩です。
職場の孤立については次の記事でも詳しく解説していますのでぜひ参考にしてください。
環境の変化(転勤、転職)
対人関係の悩みは転勤や異動、転職など環境の変化でも起こりやすいものです。
環境変化の悩みの難しいところは、あなただけではなく家族が巻き込まれることです。
特に引っ越しが必要になる場合は、この影響は家族の人生にまで及びます。
それが不安やストレスとなってあなたに返ってくる場合は、解決が非常に難しい問題です。
基本的に個人都合で辞令を拒むことはできません。

解決策としては転職になりますが、この場合も望まない転勤のない会社選びとなると選択肢がかなり狭まるでしょう。
転勤のメリット・デメリットについて知りたい方は「転勤したくない人向け会社選びのポイントと転勤のデメリットを徹底解説」の記事をご覧ください。
役割・地位の変化についての悩み

社会人の1/4は、役割や地位(職位)などの変化によって不安を感じています。
昇格だけではなく降格も含まれますので、パフォーマンスや人間関係も影響しているでしょう。
昇格・降格が原因
昇格で管理職になる場合は、部下の管理や経営への直接的な参加など、それ以前に比べて格段に負荷が高まるはずです。

それに見合うだけの報酬も得られるはずですが、仕事の負荷が得られる報酬ややりがい超えてしまうと不安やストレスが一気に表面化します。
この不安を一発解消する手はなく、キャリアップに伴うポジティブなストレスと割り切って慣れることが必要です。
これは管理職にかぎらず新しいことを始める場合について回るストレスともいえます。
会社が準備するカウンセリングやコーチングといった社員向けトレーニングなどを通じて自分のメンタルをコントロールする方法を学ぶことが大切です。
経験値を積み上げていくことも解決策の一つですが、管理職が自分には合わないと感じたら専門職や一般職へのキャリアチェンジを選ぶこともありだと思います。

心や体を壊してしまうと人生まで壊れますから。。。
一方、降格の場合はネガティブな要素が強くなります。
降格の原因がはっきりしている場合はその原因と正面から向きあうことで解決できることもあります。
しかし、ハラスメントなどが原因になると自分だけで解決できる問題ではありません。
先に説明した通り公的な労働相談窓口、労働組合、弁護士などの助けを借りて解決する必要があります。
出世の遅れ
日系大手企業の場合、大量一括採用をしますから入社直後から「同期」社員との競争が始まります。
係長、課長、部長と進むにつれて競争は激しくなり、出世コースを外れる人も増えますよね。
長期雇用を前提とした人事制度で出世コースを外れた社員のやる気を保つには、給与アップと外向きにメンツを守って上げるための役職が必要です。
こうして部下なし役職者が大量生産されるわけですね。
しかし、本人にとっては紛れもなく出世コースを外れているわけですから、ストレスは変わりません。
この場合の解決策としては、以下のように価値観を変えたり社外にチャンスを求める方法があります。
・自分のキャリアにとって価値のあるものは何かをもう一度見直す
・家族との時間などプライベートの過ごし方を優先する
・転職してキャリアアップするチャンスを探す
ただ、この変化自体もストレスになる場合がありますので、個人的には信頼できる友人や先輩、家族に相談することがお勧めです。
客観的な意見やアドバイが欲しい、身近な人には話したくない・話しづらい理由があるならキャリアコンサルタントや最近注目されているキャリアコーチなどに相談してみることも選択肢の一つですね。
会社の将来性の不安

企業の寿命がどんどん短くなり、今まで売り上げや利益が出ていたやり方が通用しなくなって一瞬で市場が消える世界になっています。
定年の延長でサラリーマン人生は50年を越えようとしています。
突然仕事を失ったり、業績悪化で年収が下がるリスクから家族や生活を守るためには、市場の変化や業界・会社の成長性を常に監視しながら先を読んでキャリアを積み上げて生き残っていかないといけません。

日常業務の中で集まる情報以外にどんな情報を知っておくべきなのか、それらをどう集めるかについては以下の記事でも解説していますので、参考にしてください。
雇用の安定性の不安

既に説明した通り、年功序列・終身雇用は過去のものになりつつあります。
生活・家族・将来を守るためには自分から動かないと誰も守ってくれません。
黒字リストラが僕たちに突きつけてくる事実は
・技術も人も世代交代を迎えている
・技術の進化が言語や場所の制約を越えつつある
・日本人が日本語でなければできない仕事がどんどん減っている
という事実です。
これらの壁をこれられない企業は生き残れない時代になっているともいえます。
サラリーマンもこうした変化を理解した上でキャリアプランを考える時代になり、新型コロナ禍がそれを加速しました。

いま僕たちが突きつけられている事実は、次のようなものです。
・1社に依存する今までの働き方ではリスク回避にならない
・成果を基準に給与が支払われる時代になりつつある
・オフィスに出勤する必要がなくなる仕事が増えた
・人間が手足を動かす仕事が減っていく、消えていく
これからの働き方について、こうした事実をどう受け止めてどう備えるかについてまとめた記事がありますので、是非参考にしてください。
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※外資系やハイクラスの転職に強い。年収・ポジション・スキルあげたい人に
女性特有の仕事の悩み

総務省の調査によると平成30年で女性の労働力人口は3,017万人、女性雇用者は2,671万人で雇用者総数に占める割合も45%とほぼ半数を占めています。
にもかかわらず、賃金格差をはじめとして男女の労働環境の差はあまり解消しているイメージがありませんよね。

なんだかんだで日本の職場は「男尊女卑」が根強く残っていて、女性の仕事の悩みには多かれ少なかれこの文化が影を落としています。
では、そんな女性の仕事の悩みにはどんなものがあるのでしょうか。
男性視点になって恐縮ですが、触れておきたいと思います。
男性に比べて給与が低かったり昇進が遅い
女性向けの商品を扱う会社なのに経営陣に女性がいないとかよくありますね。
年収も昇進もはっきりとした格差があります。
女性の場合は結婚・出産・育児の負担がキャリアにも影響しますから、法律で何らかの規制をしないとこの格差が消えることはないでしょう。
参考:厚生労働省「男女間の賃金格差解消のためのガイドライン」
最近は「ダイバーシティ」を掲げて、性別・年齢・国籍・宗教・言語などで社員間の格差をゼロする大手企業も増えましたが、そうした会社はまだ一部です。
女性が取ることのできる対策としては、外資系や大手企業への転職のほかに即効性のある解決策はあまりないのが現状です。
重要な仕事を任せてもらえない
ここにも出産・結婚・子育ての負担が影を落とします。
日系企業で顕著ですが「女性はいずれ結婚して家庭に入る」「子供ができたら仕事を辞める」ことを前提に組織を作ろうとする傾向があります。
これは女性のキャリアを一時的・短期的なものとしてしか考えていないからおこることですが、男尊女卑文化でもあるので短期間で変わることはないでしょう。
解決策の案としては、以下の通りです。
・ある程度の規模の会社であれば家庭と仕事のバランスをとりやすい部署や事務系の職種への異動・配置換え願いを出す
・転職
・フリーランスや個人事業主として働くなどキャリチェンジ
いずれのある程度準備に時間がかかると思いますので、長期的なキャリアプランを立てることが大切ですね。
休みずらい、家庭とのバランスが取れない
「イクメン」男性や片親のご家庭、介護負担の大きい家庭にも同じ悩みがあるかもしれません。
会社に制度的なサポートがあれば別ですが、理解のない職場だと一方的に負担を押し付けられてしまいますよね。
これは人事や上長などと相談することが第一になりますが、中小企業やベンチャーなど社員に余裕がないと希望も通らず、あなたが泣くしかないという状況も多いと思います。

あなた個人の努力だけでプライベートの負担と仕事のバランスを取ることはほぼ不可能です。
先ほどの例と同じ内容になりますが、解決するには長期的なキャリアプランと準備が必須です。
具体的には転職力をあげておくことが大切でしょう。
会社に選ばれるのではなく自分で自由に会社をえればい、働く環境を作るために必要なスキルや実績をどうやって作っていくかを考えて、目標を立て、行動することなしに実現しません。
何から手をつけていいかわからない、自分にそんな価値のあるものがあるとは思えないと悩むなら、転職エージェントの無料キャリア相談を受けてみてください。
自分では思いつかない解決のヒントや可能性が見つかるはずです。
まとめ

ここまでの内容をまとめます。
・長時間労働は全ての悩みに影響し、健康も奪うのですぐに行動して解決すべき
・人間関係の不安は緊急度や深刻度によって対応が異なるから一人でなやまず第三者に相談しよう
・会社や仕事の将来性はあなたのライフプランにも影響するから常に監視すべき
・終身雇用は終わった。働き方をどう変えるべきか
突っ込んだポイント・詳細についてはぜひ個別の記事を参考にしてください。

全てについてはっきりした答えがあるわけではありませんし、正解は人によって異なりますが、この記事があなたがキャリアプランを見直すきっかけになれば嬉しく思います。