初めての転職でも2回目以降でも、転職に悩みはつきもの。
初回では出てこなかった悩みやトラブルに2回目でぶち当たることもあります。
悩み続けても悩みは解決しませんよね。
転職の先輩たちの悩み・失敗と解決・対処方法を知ることで、同じ場面に直面しても失敗するリスクをグッと減らすことができます。
いま悩んでいる人はその悩みを解決するキッカケを見つけることができるかもしれません。
この記事ではよくある転職の悩みを5つのカテゴリーに分けてまとめてみました。
これから転職を始めようとする方、転職活動中の方や内定が出たけど新しい仕事に不安のある方が、先人たちの経験と知恵を身につけてスムースにキャリアアップしてもらえたらうれしいです!
キャリアに関するお悩み相談

キャリアとひとことで言ってしまうとわかりにくいかもしれません。
どんな仕事で何をやってきたか、どんな実績を積んで、どんなスキルを身につけてきたかということになります。
市場価値は企業側のニーズの有無でドライに判断されますから、どんなに一所懸命働いて努力してきたとしても、必要とされなければ価値は生まれないのがビジネスです。
この章では転職で働き方、働く場所を変えるときに起こりがちな悩みについて解説していきます。
1. 環境を変えるのが不安
「転職はしたいけど、人見知りだし新しい環境に馴染めるか不安」という話は意外とたくさん聞くものです。
不安全てを事前に解決できることはありませんが、あなたの不安も会社の選び方で十分に解消できるのではないでしょうか。
まわりからはすごく社交的に見えるのに、本人は人付き合いが苦手で実はストレスを抱えていたなんてことも意外とよく耳にするものです。
せっかくのキャリアアップのために転職しても、新しい環境がストレスになって期待された成果を出すまでに時間がかかってしまい、その間に評価が下がるという残念な結果になりかねませんよね。
これは会社選びにも関係するのですが、成長を続ける会社は面接のときからあなたの不安をどうやって取り除き、短期間で新しい環境に慣れてパフォーマンスを出してもらえるようサポートしくれるものです。
例えば、あなたが面接のときに職場環境が変わることへの不安やあなたの内向きな性格を正直に話したとします。
面接官の反応は大まかに分けてつぎの2つだとしたら、あなたはどちらを選ぶでしょうか?
ぱっと見で僕がどちらを選んだかはお分かりになると思いますが、選ぶべきはB社の方です。
担当者個人の意見ではなく、会社が入社後のサポート制度を具体的に持っているかどうかが大きなポイントですね。
不安があるのは誰でも一緒ですが、採用は企業にとってとても大きな投資です。
成長を続ける会社は人材への投資が無駄にしないために、短期間で仕事や職場に馴染めるように仕組みを作っているものです。
入社後のサポートがどのように仕組み化されているかを知ることも、会社選びの大切な基準になると思います。
「環境は変えたいけど今の会社は好きなので転職はしたくない」ということであれば異動や転勤が選択肢となります。
最近では「ジョブポスティング制度」を採用して、社員が他部門の空いているポジションに自由に応募できる仕組みをとっている会社も増えていますので、あなたの働く会社で同じような制度がないかをチェックしてみてください。
2. 未経験の業界・仕事に転職したい
dodaのアンケート調査によるとほとんどの業界で異業種・異業界からの転職はとても多く、珍しいことではありあません。
以下のグラフでお分かりになる通り、商社や流通では83.3%、小売・外食では66.1%、少ないIT業界でも41.2%が異業種からの転職組です。

異業種への転職ではどうしてもミスマッチが発生しやすいため、会社選びや仕事選びは慎重に進めた方がいいと思います。
転職の成功を「年収アップやポジションアップ、やりたい仕事を手に入れること」とするなら、転職後の満足度を大きく左右するのは現時点でのあなたの市場価値がどれくらいあるかです。
社内評価と市場価値のずれについては別の記事でも解説していますので、ぜひ参考にしてください。
客観的に現在の市場価値を査定してもらい、希望の条件を得られる可能性のある会社を選ぶことです。
大まかな流れとしては、以下の通りです。
次の記事で異業種からIT業界へ転職の例をまとめていますので、興味があれば参考にしてください。
3. 自分の強みがわからない、履歴書にかけることが何もない
同じ会社でずっと同じ仕事をしていると自分の経験やスキルがどれくらいの市場価値を持つのか分かりにくくなります。
転職を考え始めて「履歴書にかけることが何もない!」と気づき悩む人も多いのでは?
そんな時は、今までの仕事の経験の棚卸しがおすすめです。
まずは、次の2つをやってみてください。
これで、あなたの現在位置と目的地がはっきりしますよね?
このリストが教えてくれるものは、
になります。
つまり、それがあなたの強みと転職の目標です。
「それなら他の人と変わらないから『強み』にはならないんじゃ・・・?」と思う人もいるかもしれません。
でも、それはあなたという世界に一人の人間が積み上げた結果であり、成果です。
その内容を具体的に丁寧に説明することができれば、突出した才能などなくても堅実な成果を積み上げてきた社会人として評価されるはず。
そこに目標を加えてあなたが転職後に達成したいことを情熱を持って伝えれば、素晴らしい自己PRになると思います。
光る志望動機や自己PRを書くコツをまとめた記事もありますので、興味があればご覧ください。
4. キャリアプランの相談相手が欲しい

僕のおすすめは、あなたが「こんなふうになりたい」という目標になる人に相談することです。
あなたのことを知っている人であれば現在のあなたの実力を前提に価値のあるアドバイスがもらえるはずです。
残念ながらそういう人が見つけられないし心当たりもないという方は、希望する業界や職種に特化した転職エージェントや企業の人事部門と太いパイプのある転職エージェントにキャリア相談を申し込んでみることをおすすめします。

どっちみち非公開案件を含む求人情報を得るには転職エージェントの活用ははずせません。
どうせ使うなら徹底的に活用した方がお得です。
そして、できれば相談前にはキャリアプランを作っておきましょう。
「自分の強みがわからない」の項で棚卸ししたキャリアと目標に③目的を達成するためにやらなければならないこと、身につけなければならないこと、必要な時間を洗い出せば完成です。
キャリアプランを立てること自体はそれほど難しいことではありませんが、あなたの現在位置からあまりにもかけ離れた目標や勘違いしている情報や事実がまざり込んでいるとあまり意味がありません。
いきおいだけで目標を決めても実現する可能性はとても低くなるんです。
具体的な目標設定に興味のある方は、次の記事を参考にしてキャリアプランを作ってみてください。
「やりたいことがわからない」「求人情報じゃなくてどうやれば市場価値が上がるのかを知りたい」そんなふうに悩んでいませんか?一人で悩むと堂々巡りでいつまでたっても解決せず、時間がムダに流れてチャンスも逃します。
自分にとってベストなキャリアを作るために何をすべきか?を知りたいならマジキャリなどのプロのキャリアコーチに自己分析をしてもらって、本当にやりたいことに見つけるのもありです。
\自分の強み・弱みがわからないなら/
あなたが気がつかなかった現在のキャリアの問題点・課題、異業界や異業種への転職の可能性も広げてください。
5. 自分のスキルや経験の市場価値が知りたい、適性年収が知りたい
あなたが自分のスキルや経験の市場価値が知りたいなら、転職エージェントのキャリア相談を受けてみることがお勧めです。
市場価値を調べるときは、情報量の多い大手転職エージェントとあなたが希望する業界に強い転職エージェントの2つから査定をしてもらうと正確さが上がるのでおすすめです。
あなたが働く業界や職種やキャリアプランでおすすめの転職エージェントの組み合わせ方は変わります。
目的別におすすめパターンを次の記事でまとめました。ぜひ参考にしてください。
他にもネットで年収診断やキャリア診断をすることでも期待できる年収を知ることはできますが、あなたの強みや実績、人柄の評価まではできませんので、評価のぶれ幅がすごく大きくなります。

僕が実際にネットの年収診断を試した時の経験を記事にまとめてありますので、興味があればそちらも参考にしてください。
転職の準備に関するお悩み相談

転職は初めてでも回数を重ねていても、作業としては一緒です。
回数を重ねるとやることがはっきりとわかっているので、段取りがラクで効率的にこなせるかもしれませんが、大変なことに変わりはないですね。
この章では、転職の準備や検討を始めたときにぶつかりがちなトラブルや悩みについて解説しています。
6. 転職活動の始め方がわからない
初めての転職であれば、
などわからないことだらけで頭がいっぱいになってしまうこともあると思います。
転職活動の全体像とやるべきことについては次の記事でまとめていますので参考にしてください。
「不安しかない、寄り添ったサポートが欲しい」という人は、初めから転職エージェントにサポートしてもらうことを選んでいちはやく結果を出しています。
成功率を上げて効率的に転職活動を進めるための転職エージェントの組み合わせ方については「目的別おすすめ転職エージェントランキング【転職成功率を上げる組合せ方】」も参考にしてください。
また、次の記事では転職活動中に発生する様々な問題についてもまとめてありますので合わせてご覧いただければお役に立つお思います。
転職活動を進める上でのポイントとしては、全体の流れと転職あるあるトラブルを理解して、トラブルが発生した時のプランB、つまり代替案を用意しておくことです。

個人的には困った時の相談相手を複数用意することです。
結婚している方は運命共同体でもあるご家族、特に奥様の理解と協力が欠かせません。
あなたの一番身近で信頼できる最高のパートナーですので、転職を考え始めたらぜひ丁寧にメリット・デメリットを説明して、リスクを共有しておくことをおすすめします。
7. いつ転職するのが良いのか
転職のタイミングも悩みやすいポイントですよね。
気がつきにくいのですが、転職のタイミングには実は7つあります。
①~③は「転職のタイミングを何に合わせるのか」というポイント、④〜⑦は「一年のいつがあなたにとってベストなタイミングになるか」というポイントです。
キャリアプランを立てるときに優先順位を決めて、ベストなタイミングを選べたら最高ですね。
詳しくは別にまとめてありますので、次の記事を参考にしてください。
8. 情報収集・書類作成の時間がない
仕事も同じだと思いますが「時間がない」は何の言い訳にもなりません。
こればかりは「作れ!」としか言いようがないので、工夫が必要です。
例えば、
などでしょうか。
細切れの時間を集めて作った書類は抜け・モレのチェックが難しい場合もありますから、提出前に必ず転職エージェントのチェックを受けておくことをおすすめします。
第三者のチェックを受けておくだけでも絶対に書類選考通過率は上がります!
できれば大手と業界特化型の転職エージェント双方からチェックしてもらって、あなたが気がつきにくい視点からのアドバイスをもらっておけば、自己PRや転職目的や企業側が一番気にする成果に関するアピールの内容を高めることができるはずです。
再掲になりますが、IT業界であれば「マイナビIT AGENT」、コンサル業界であれば「アクシスコンサルティング」、外資系であれば「JAC Recruitment」あたりがおすすめです。
そもそもどうやって書いたらいいかわからないという方は、次の記事を参考に作成してみてください。
9. 履歴書・職務経歴書の書き方がわからない
日系企業に応募する場合、履歴書や職務経歴書は大体決まったフォーマットで書きますよね。
なので、書き方というよりもアピールの仕方・表現の仕方がライバル達との差別化のポイントになります。
「3. 自分の強みがわからない、履歴書にかけることが何もない」の項でも書きましたが、まずは箇条書きなどの簡単なものでいいので、キャリアプランを作りましょう。
あなたの現在地・目的地・足りないものがはっきりとしないままに自己PRや転職の目的を書いても説得力に欠ける内容にしかなりません。
そこからあなたにしかない強みやアピールポイントが見えてくるはずです。
そのポイントをあなたの言葉でまとめたら、ぜひ第三者のチェック、特に転職エージェントのプロの目で見たチェックを受けてください。
これだけでも書類選考通過率はググッと上がるはずです。
また、外資系企業への応募の場合、日本のフォーマットとは全く異なります。
「JAC Recruitment」や「ロバート・ウォルターズ」、外資系コンサルが希望であれば「アクシスコンサルティング」が外資系に強い転職エージェントなので活用してください。
次の記事でも履歴書・職務経歴書・外資系向けレジュメのポイントをまとめていますので、外資系にチャレンジする人は参考にしてください。
10. 転職活動費用がかかりすぎる
転職活動を始めるときに見落としがちなのが転職にかかる費用。
応募件数が増えれば履歴書や職務経歴書、証明写真などそれなりの金額がかかってしまいますよね。
また、地方都市から大都市などへ引越しを伴うような転職の場合は、住んでいる場所と転職先が離れているケースも多いでしょうから、面接のための交通費や宿泊代もバカになりません。

直近では新型コロナ禍の影響もありWeb面接が主流ですが、今後面接がどのようになるかについては注意が必要ですね。
Web面接のコツについてもまとめた記事がありますので、事前チェックに活用してください。
すぐに転職が決まればいいですが、アテもなく会社を辞めて転職活動をはじめてもすぐに仕事が見つかると考えるのはキケンです。
家族のいる方は、少なくとも半年程度の生活資金を確保してから転職を始めないと、生活できなくなって希望しない会社やブラック企業で妥協してしまい、キャリアも人生もボロボロに・・・なんてことになりかねません。
11. 家族の説得、同意を得ることが大変
「嫁ブロック」「夫ブロック」「親ブロック」なんていう言葉が流行りましたが、これは今でもよくある話です。
配偶者にとっては家計を支える収入源が変わるのですから、リスクを少しでも感じたら反対するのは当たり前でしょう。
それを理解せずに「私の人生、私の仕事。やりたいようにやる!」とタンカを切っても何の説得力もなければ、スジも通っていません。

よほどの蓄えや資産があれば別ですが、一般的な家庭で収入が途絶えたら半年は持たないのではないでしょうか?
当然、お子さんがいれば教育・進学にも影響しますし、住宅ローンが残っているのに支払いが滞れば最悪競売にかけられて退去です。
家計の状況と結婚・就職・進学などの家族のライフイベントを考えて、まずは家族会議を持って転職のメリット・デメリットを説明し、考えられる金銭的なリスクを共有することが大切です。
働きながら転職活動をするなら、仕事に加えて転職活動があるわけですから負担は相当増えます。
それに加えて家族の反対攻撃にあったとしたら、ストレスで体を壊すことも十分考えられます。
仕事のパフォーマンスも落ちて、評価も下がり、結果的に転職もうまくいかないという未来図が簡単に書けますよね。
家族のいる方は、まず家族の理解を得ることが転職活動を始めるための必須条件と考えて対策を練っておいてくださいね。
求人に関するお悩み相談

直接企業の求人をチェックする場合でも転職エージェントからの紹介を受ける場合でも、最後に決めるのはあなたです。
できるだけ効率よく自分に合いそうな求人を集めて、転職後のミスマッチを予防するにはある程度の経験や質の高い情報が必要です。
この章では求人の探し方や応募企業の絞り込みの時の悩みについて解説します。
12. 希望の求人が見つからない、転職エージェントに登録したけど、紹介できる求人がないと言われた
10年前くらいは35歳転職限界説が常識でしたが、バブルからの経済回復、グローバル化、人口減による人材不足、デジタル化などでここ数年は人手不足がどんどんひどくなっています。

どの会社も生き残りをかけた人材獲得競争に明け暮れていて、人事や採用担当者へのプレッシャーは相当なものです。
企業は競争力を維持するために、年功序列・終身雇用からジョブ型・成果型の人事制度へ変わりつつあります。
こうなると求人の内容も変わります。
特定のポジションに必要なスキルと経験を持っているかどうかが採用基準の中心になり、長期雇用を前提としたポテンシャル採用などは少なくなります。
また、市場価値の高い人の給与はどんどん高くなる一方で、事務職などデジタル化や自動化で仕事が消えていく職種の給与は下がり続けるか全く上がらない状況が続いています。
給与の伸びに差があるだけではなく、求人自体が消えつつある職種も多く、今までのキャリアが現在の市場価値の与える影響がどんどん高くなっています。
つまり、市場に必要とされる仕事やスキルを持っていないと就職も転職も難しい世界になったということですね。
例えあなたが35歳で健康、今の会社の評価が悪くなくても仕事が見つからないことは十分に考えられます。
非公開求人の詳しい内容やメリット・デメリットについては次の記事でまとめていますので、参考にどうぞ!
もしあなたが転職エージェントに登録したのに何も仕事が紹介されない場合は、求人情報を集める情報源を増やすべきです。
例えば、次のようなやり方が考えられます。
最後の転職エージェント以外の情報源や色々な転職方法についてまとめた次の記事もぜひ参考にしてください。
13. 自分に合う企業の選び方がわからない
「求人は紹介されるけど、どうやって自分に合う会社を選んだらいいかわからない」という場合は、選ぶ基準を持っていないことがほとんどです。
企業の選択基準を考えるときに押さえておきたいポイントは次の通りです。
この3つの問いに応えることで業界、職種、働き方、年収を含めた処遇などの希望がはっきりします。
これに加えて、会社の成長性・将来性・ライフサイクルを選択基準にすることで、あなたの希望に合う会社が絞り込めると思います。
会社の成長性や将来性について知りたい方は次の記事を参考にしてください。
数字に出ない社風については、転職エージェントやクチコミサイトを利用して情報を集めて、最終的な絞り込みをやってみてください。
転職活動中のお悩み相談

どんなに準備をしても、トラブルは起こります。
いわゆる「想定外」の出来事ですが、気がついていたとしても転ぶときは転ぶもの。
それでも知っているだけで転ぶ数は減らすことができるかもしれません。
この章では転職活動中の悩みについて解説しています。
14. 相談相手がいない、アドバイスが欲しい
転職活動を始める前に考えてことで誰もが一番悩むのが相談相手です。
理由は転職活動自体会社の同僚などには秘密に進めることが多いためですが、相談しやすい相手が会社の同僚に多いことも影響しています。

「キャリアプランの相談相手が欲しい」の項でも説明しましたが、相談相手のおすすめはあなたの目標とする人なのですが、そうした人はたいてい「社内」の人、先輩だったりしますよね。。。?
口の固い人ならもしかしたらOKかもしれませんが、できるだけ同じ会社で働く人には転職のことを話さないことをお勧めします。
100%もれないとは言えませんし、あなたの転職情報がもれた時の影響がとても大きいからです。
他の候補としては、家族や親戚、学生時代の友人になると思いますが、何人か信頼できる人をリストアップしておくと困ったときにすぐコンタクトできるので便利です。
最近疎遠になっているのであれば、メールでもチャットでも電話でもいいので、少し距離を縮めておくとその後の相談がスムースになると思います。
また、複数の転職エージェントに登録して信頼できそうなキャリアカウンセラーを見つけておくことも大切です。
例えば、IT業界であれば「マイナビIT AGENT」、コンサル業界であれば「アクシスコンサルティング」、外資系であれば「JAC Recruitment」あたりがおすすめです。
数ヶ月、場合によっては1年を超える付き合いになりますし、あなたにとって転職情報源の主役ですので転職活動の早い段階で信頼できる人を見つけておくと転職活動がスムースに行くと思います。
「4. キャリアプランの相談相手が欲しい」でもふれましたが、もし「自分にはどんなキャリアが合っているのか」「お金と時間をかけてもいいので、自分の価値観にあう働き方を見つけたい」というそもそもの悩みがあるなら、長期的なキャリア作りの基礎を作っておくという意味で、マジキャリなどのキャリアコーチングを活用してじっくり答えを探すこともいい選択だと思います。
>>【マジキャリ】キャリアと向き合う60日間!有料キャリアコーチング15. 働きながらの転職活動は、秘密にするのが大変
今働いている会社にバレないように転職活動を進めるコツで一番大切なポイントは次の2つです。

一つ目のポイントは、成果が積み重なればあなたの評価が高くなるので結果として転職にも有利に働きますし、仕事に熱心に取り組むことで、あなたが転職を考えていると疑う人は少なくなるはずです。
逆に不満たらたらで仕事をして、愚痴ばかり口にしていると「こいつもう辞めるな」と周りが考えても不思議ではありません。
当然あなたの上司も気がつくでしょうし、重要でキャリアにもスキルにもプラスになる仕事は回さなくなるでしょう。
また、2つ目は情報が漏れることまだやめると決まっていない職場での評価が一気に悪くなることを予防する意味もあります。
この2点だけは死守してください。
16. 書類選考に通らない
2〜3社の応募でまだ書類選考に通らないということであればもう少し様子を見たいところですが、まずは転職エージェントに相談すべきです。
転職エージェント経由で応募している場合は応募資格も満たしているでしょうし、書類の内容についてもチェックされているはずですから、原因は書類以外の何かにあります。
単純にライバルが多くて強いという場合もあれば、募集ポジションが応募直後に決まってしまったという場合もあるでしょう。
いずれにしろ、まずは事実を確認することが大切です。
一方転職エージェントを使わずに直接企業へ応募している場合は、転職エージェントに登録してプロの目から書類をチェックしてもらうことをおすすめします。
転職エージェント側ではあなたが応募した企業の求人情報を持っている可能性もありますので、求人の背景事情=企業が欲しい人材のホンネなども手に入れることができるかもしれません。
何も損することはありませんし、その後の応募先選定にも役立つと思いますので検討してください。
17. 面接が苦手でうまく話せない、アピールできない、面接に通らない
面接関連の悩みの対策・解決策として僕が実践しているのは次のポイントです。
企業研究をしない人も多いようなのですが、働きたいと思っている会社について詳しく知ることはとても大切です。
経営方針の理解も大切ですし、知ることで初めてくる質問や疑問もあります。
ネットに載っていないあなたオリジナルの質問や視点は必ず相手にも響くはずです。
また、相手が人間である以上、聞かれるだろう質問を完全に予想することはできません。
それでも典型的な質問だって聞かれる可能性は十分ありますから、想定質問集を作って整理しておくことで不必要にあがることも無くなって心に余裕も生まれるのではないでしょうか。
職務経歴を説明するときには、転職後に同等以上の実績を達成できること=あなたの能力の再現性を証明する必要があります。
この点だけは、プロの視点でチェックしてもらったほうがいいと思いますので、転職エージェントの活用を検討してください。
やりにくいのが面接の予行演習ですね。
「知人・友人に頼むのが恥ずかしい、家族なんて論外だ!」という方向けの方法を2つご紹介します。
一つ目は、スマホやタブレットの動画機能を使う方法です。
あなた自身が面接官になって質問を動画で録画して、それを使って練習するんです。
相手が自分なのでプレッシャーはないかもしれませんが、意外としどろもどろになってアラが出ますので、試してみてください。
二つ目は外資系の英語面接の場合に使える方法ですが、英会話スクールを使う方法です。
受講予定の講師に頼んで、面接官役をお願いすれば快く受けてくれる人もたくさんいます。
ガチガチにカリキュラムが決まっているスクールは少ないと思いますし、オンライン英会話なら講師を変えて男女・年齢層色々なパターンで試すことができるのでおすすめです。
ぜひ試してみてください。
Web面接のコツについてまとめた記事もありますので、こちらも参考にどうぞ!
18. 転職活動が長期化。探しても探しても仕事が見つからない
転職活動が半年を超えているなら、一度立ち止まって原因を洗い出す時間をとってください。
本当は「転職活動が長期化した場合何に一番困るのか」をあらかじめ考えて準備をすることが大切です。
あたながこれから転職活動を始めるのであれば、ぜひ検討項目に入れてくださいね。
特に資金的な問題が大きいと生活費にも困って転職活動を中断しチャンスを逃してしまったなんてことも。
転職活動長期化の原因を見つけたいときに、確認すべきポイントは次の3つです。
原因に関係しそうな情報を集めて、改善点の当たりをつけたらあとは実行あるのみです!
転職活動でつまづきやすいポイントをまとめた記事がありますので、転職活動計画を立てるときの参考にしてください。
19. 不採用通知ばかりが届いてつらい
不採用通知が続くと、時間をかけて作った履歴書や職務経歴書や何とか工面した面接の時間などが全て無駄になったような気がしてとても落ち込みますよね。。。

僕も当然のごとくたくさんの不採用通知を受け取ってきました。
最初のうちは人格、人生、キャリアを否定されているようでとても辛かったのですが、その後は「ああ、縁のある会社はあるんだな」と思えるようになりました。
その会社での人との出会いに恵まれたことが大きいのですが、それ以来転職で不採用通知をもらっても「縁がないだけ。次に行こう!」と前向きに受け止めることができた気がします。
もちろん、それは無事に転職が決まったからですし過去を振り返っているだけですので、現在進行形で不採用が続いているあなたにとっては説得力がないかもしれません。
もし、あまりに辛い思いをしているなら一旦転職活動を中止することをおすすめします。
既に退職済みの場合はこの選択肢は取れませんが、選べるのであれば心と体を休めて次のチャンスに備えることも「転職活動」の一部だと思います。
20. 転職に失敗した。やり直したい
ブラック、社風が合わない、求人内容と仕事が違う、処遇が変わったなど転職後のミスマッチやトラブルも決して少ないわけではありません。
この場合も転職長期化同様、何が原因なのか事実をベースに見極めないと同じことを繰り返してしまいます。
転職エージェント経由の応募の場合でこうしたミスマッチが起こるときは、
など転職エージェント側の力量の問題もあるでしょう。

入社した後なら、内部の情報や人事の求人内容についての確認も可能だと思いますので、事実を集めて対応策を練ることになります。
再度転職を決心したなら、再発防止のためにも今の会社を退職する前に上記の情報を手に入れるようにしてください。
その上で、必要なら利用する転職エージェントを変えることも検討します。
少なくとも担当キャリアカウンセラーは変えるべきかもしれませんね。。。
僕のおすすめとしては、もしミスマッチの程度が少なく収入面での不安が残っているのであれば、仕事を続けて異動であなたの希望するポジションや仕事を手に入れることができないかは試すこと。
多くの会社が「ジョブポスティング制度」を採用していますので、あなたの会社でも同じ制度がないかをチェックして九dさい。
ジョブポスティング制度についての詳細は次の記事を参考に。
もちろん、ブラック企業で即退職したいという場合は除きます。
ブラック企業を退職するときの注意点については次の記事でまとめていますので、参考にしてください。
内定後のお悩み相談

内定をもらったときはそれまでの苦労が報われて、一気に気持ちがゆるみます。
でも、内定は転職のゴールではありません。
給与をはじめとする労働条件を確定させて雇用契約にサインしなければいけませんし、身辺調査が入る場合もあります。
退職に伴う引き継ぎや入社前の準備もあります。
この章では、内定後の悩みについて解説していますので参考にしてください。
21. 内定後の条件交渉
総じて交渉ごとが不得意な日本人は内定後の条件交渉も苦手です。
特に外資系企業の場合ですが、3年から5年の期間でキャリアアップの転職を考えているなら入社時の条件交渉がほとんど唯一の年収アップ・処遇条件アップのチャンスです。
これを逃したらもう年収アップのチャンスはないと思ってください。
とはいえ、苦手なものは苦手。
どうしようもない場合は、ここでも転職エージェントを活用して代理交渉してもらいましょう。
餅は餅屋です。
ただし、前職の年収に比べて5割増しとか無茶なリクエストは控えたほうがいいと思います。。。
外資系企業の条件交渉についても記事でまとめていますので、内定ゲット!という方はぜひご覧ください。
22. 引き止めや退職妨害にあって入社日が決まらない
転職活動の落とし穴で最大のものがこの「引き止め」「退職妨害」です。

日系ブラック企業で多いのですが、社員を労働力としてしか考えていない「ブラック企業あるある」ですね。
ふつう内定が出ると同時に「入社予定日」を決めますが、一度決めた入社予定日が大きく遅れてしまうような場合には内定が取り消される可能性が出てきてしまいます。
受け入れ側の会社にとっても予定していた人材が欲しいタイミングで入社できないとなると、重要なプロジェクトや業務に遅れが出て、業績にまで影響が出てしまうことは避けたいわけです。
せっかく苦労して手に入れた内定が、自分以外の理由で取り消されるなんて我慢できませんよね。。。
あなたが社内の重要プロジェクトのキーパーソンでプロジェクトが完了前だったり、エンジニアや開発者として商品・サービスの責任者の場合も、引き止めや退職妨害になりやすいと言えるかもしれません。
予防策はあまりないのですが、あえて言えば、
引き止め対策については別記事でまとめていますので、こちらも参考に対策を練っておいてくださいね。
転職のお悩み相談まとめ

ここまでの内容をまとめます。
・転職活動前に家族の理解を得て協力体制を作っておくことは大切
・トラブルや悩みを相談できる信頼できる相手は複数作っておく
・転職活動の全ての面で転職エージェントを活用しないと成功率は間違いなく落ちる
・働きながらの転職活動は時間を作らないと進まない
・内定が出て終わりではない。条件交渉・退職準備に手を抜くと最後に失敗する
誰にとっても転職は精神的・肉体的・経済的に負担の大きいものです。
想定外の状況に対応しつつ、希望にできるだけ近い内容で転職するにはなんといっても事前の準備が大切。
この記事で解説した様々な悩みを理解していただければ、準備の大切はわかっていただけたと思います。
ぜひ先人たちの失敗や悩みをあなたの糧にして、やりたい仕事、欲しい経験・スキルを手に入れてください!
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