残業の少ない仕事がしたいと思ったらこの仕事がおすすめ【リスクあり?】

・サービス残業なんてクソ食らえ!

・長時間残業でプライベートが全くない

・スキルアップの時間を取るために残業の少ない仕事に移りたい

・終電で帰る生活を変えたい

この記事を読むと、

・残業の少ない仕事(業界・職種)
・残業が少ない仕事に潜むリスク

がわかります。

長時間労働が社会問題になって随分経ちますが、サービス残業を含めて長時間の残業を強制する職場がゼロになったわけではありません。

業種・業界に関わらず、シフト制の仕事は残業が少ない傾向がありますが、成果主義と結びついて裁量労働制の仕事は残業が多くなりやすくなっています。

働き方が増える一方、あなたの選択次第で時間的な豊かさも変われば経済的な豊かさも変わります。

両立するためにどんな仕事を選んだらいいのかのヒントにしていだだけると嬉しいです。

目次

日本の残業時間と残業の少ない職業

まずは、日本全体の残業の傾向を職種・業種別に説明した後、残業の少ない職種について、将来性を含めて解説します。

実は減っている日本の残業

サラリーマンの口コミサイトであるOpenWorkが運営する「働きがい研究所」の業種別残業時間の調査によると、2014年からの6年間で日本の平均残業時間は半減していますが、働きがい研究所では、別のレポートで以下のように分析しています。

残業時間の短い業界では、「自動車、自動車部品、輸送機械」、「日用品、化粧品」、「化学、石油、ガラス、セラミック」、「電力、ガス、エネルギー」など、いわゆる「第二次産業」に属している業界」が多く、「社歴も長く、人事制度が確立されていると同時に、労働組合を持つ企業が多いことから、残業時間に対して組織的な歯止めがかかっている

出典:働きがい研究所 by OpenWork「約68,000人の社員口コミから分析した’残業時間’に関するレポート」
出典:働きがい研究所 by OpenWork
「日本の残業時間 定点観測」
c出典:働きがい研究所 by OpenWork「日本の残業時間 定点観測」
出典:働きがい研究所 by OpenWork
「日本の残業時間 定点観測」

社員の過労死で名だたる大手企業が「ブラック企業」として名指しで非難され、「働き方改革」が加速度的に進んだ結果でもあると思いますが、実態として残業は減り続けていると考えられます。

残業の少ない職種

まず、ちょっと古いですが、dodaが2013年に調査した職種別の残業時間に関する調査結果をご覧ください。

残業が少ない職業の特徴は次の4つです。

  • 事務系の仕事
  • 店舗勤務でお店の営業時間が決まっている仕事
  • ホテル、病院、コールセンターなどのシフト勤務の仕事
  • 派遣や委託業務など時間単価で決まっている仕事

残業が少ない職業の特徴から分かることは、平均年収が低い仕事に集中している点、AIなどIT技術の発展で自動化され将来消えてしまう可能性の高い仕事が含まれている点です。

出典:doda「転職求人倍率 2020年6月度」

例えば、新型コロナの影響で求人倍率が急落していますが、事務系の職種はここ数年特に減少したままの状況が続いています。

残業時間の負担をえらすために転職先としてこうした職業を検討する場合は、職種や業界の将来性も考えて上で選ばないと、すぐに後悔してしまうかもしれませんから、転職エージェントの無料相談やネットの口コミを活用して定期的に確認してください。

長時間残業=ブラック?

もしあなたが長時間の残業、サービス残業で苦しんでいるのであれば、その会社は「ブラック企業」である確率が高いとデータから言えます。

離職率が高くて仕事が増える一方だったり、ノルマがきつい営業職など労働時間の歯止めが効きにくい職種などあなた自身でコントロールできない環境に原因がある可能性が高いのではないでしょうか?

プライベートを充実させ、家族との時間や趣味、勉強に時間を使うために残業の少ない仕事を選びたい場合は、業界、会社、職種の将来性と社会が向かおうとしている方向を理解した上で働き方を変える、転職するなど、キャリアを選ぶ必要がありますね。

残業の少ない職種とリスク

一般事務、受付業務

定時で仕事の終わる代表的な職種が一般事務、医療事務、受付業務などです。

求められるスキルの難易度も低く身体的な負担も少ないので人気の職種ですが、求人自体は激減しています。

受付も自動化している会社が増えましたし、事務職はデジタル化による効率化が進み、仕事自体が消え始めているためです。

幸運にも仕事が見つかったとして、職種自体の将来性は低いと言わざるを得ませんし、不景気になったら真っ先に削られる可能性の高い仕事ですので、短期的なキャリアとしてはアリですが、3年〜5年の中長期でのキャリアとして選ぶことはリスクが高すぎると思います。

シフト制・交代制の仕事

シフト制の代表的な仕事はホテル、百貨店、スーパー、コンビニ、飲食店、コールセンターなどです。

いずれも派遣やパートの仕事が多くなっています。正社員は現場のリーダークラスのみで、繁忙期や景気の動向に応じて労働力の調整をするために非正規労働力で不足分を補っている企業がほとんどです。

つまり、こうしたシフト制・交代制の仕事であっても正社員は管理業務を負いますから、他の派遣社員・パート社員に比べると残業は圧倒的に多くなります。

不足分を補うと言っても完璧にカバーできるわけではありませんから、どうしても足りない部分は社員が補うハメになりかねませんので、十分注意してください。

また、スポーツジムのトレーナーやヨガなどのインストラクターも時間割で働くことができますが、スポーツジムの都合によって決められる時間割りによって勤務時間が決められてしまいます。

通常一箇所で十分な収入を得られずに複数のスポーツジムや個人との契約を持つことで収入を確保する人が多く、移動時間や営業活動の時間が必要になりますから、単純に残業がゼロだから働きやすい、プライベートとのバランスがとりやすいとは言えないと思います。

派遣など時間単価の仕事

シフト制以外の仕事でも、派遣の仕事は自分が働きたい時間だけ働けるという点が一番のメリットです。

すでに生活基盤を支えるだけの仕事を持っていて、趣味や将来のキャリアに備えて副業的な仕事とするのであればとても効率的な働き方ですし、投資にもなりますね。

ただし、派遣の仕事が主収入で生活基盤を支えている場合は、派遣ぎり・雇い止めのリスクを常に負います。

いくらプライベートとのバランスをとりたくても収入がゼロでは生きていくことができなくなりますので、そのリスクを十分に理解した上で選ぶ必要があります。

公務員、社団法人、公益法人、特殊法人、非営利団体

公務員、社団法人、公益法人、特殊法人、非営利団体の職員も比較的残業時間の少ない職業として認識されていますが、公務員に関しては災害時や緊急時は徹夜の作業が続くこともありますので、一概に残業が少ないからおすすめとはならないと思っています。

公務員にも国家公務員と地方公務員で業務の忙しさは異なりますし、災害時の対応をニュースでご覧になって理解されていると思いますが、公務員とし負う責任や義務の大きさは会社員とは大きく異なります。

キャリアを選ぶ以上、残業だけを優先して選んでしまうと気がついていなかった責任によって想定外の負担やリスクを負う可能性があることは理解してください。

おすすめしたいIT業界や外資系企業

統計的にはIT業界や外資系は裁量労働で残業が多いことは事実ですが、裁量労働は自分で仕事量をコントロールしやすいという長所もあります。

両者ともに在宅ワークに積極的ですし、ほとんどの企業でフレックス勤務制度を取り入れていますし、IT業界は将来性も成長性が高く、キャリアパスとしてチャレンジする価値も十分にあります。

新型コロナの影響下でも、dodaのIT求人倍率は5倍を超えていて他業種と比べるとその倍率の高さは異常ですが、それもIT業界の中から見るとその倍率の高さは十分に納得のいく数字ですね。

今年の春先は一旦採用が中止していましたが、5月後半になると途端に出入りが激しくなってきていましたしね。この状況でもデジタル化・IT化の波が止まる様子は全く見えていませんし、企業によってはこれをチャンスととらえて投資を加速していますので、「どんな企業がいま投資をしているのか」を探してみるとチャンスが見つかりやすいと思います。

また、外資系企業は日系企業のような「総合職」はありません。

それぞれのポジションには職務範囲を明記した「Job Description」と呼ばれる書類が雇用契約にひもづいています。

その文書に書かれていないことについては基本的に責任を問われることはなく、またそうした責任外の仕事については拒否することもできるという建前です。

つまり、自分が担当する仕事に集中し、残業するもしないも本人次第、自分で仕事量をコントロールしやすい企業文化があります。

外資系企業の割合は国内法人数の0.1%ですので、なかなか情報がつかみにくいと思いますが、一度検討する価値はありますよ!

ブラック企業に捕まらないように

新型コロナの経済への打撃は凄まじく、求人は売り手市場から買い手市場に一瞬で切り替わってしまいました。人材不足を嘆くのはごく一部の業界や職種になっています。

売り上げや業績が落ちなかった業界では、これからの業績悪化を想定して採用を控え、人員不足は今いる社員でなんとかカバーする会社が増えています。

一時的に残業が増えている可能性もありますので、その点を勘違いしないように業界や会社の経営状況、市場の状況を含めて理解した上で、転職先候補を選んで欲しいと思います。

【くまたの裏情報】

プライベートの時間を何に投資するかが大事。せっかくの時間を浪費しないように注意!

残業が少ない仕事を選ぶ理由はそれぞれだと思いますが、せっかくの空いた時間を遊びに使ってしまい、残業で収入が減った上に無駄遣いが増えて一気に生活が苦しくなるなんてこともよく聞く話です。

余計なお世話ですが、せっかく捻出した時間はぜひ次につながる勉強や本当にやりたかったことをやるための準備に使ってくださいね。

新型コロナによって、売上を国内市場に依存することが大きなリスクであることを教えてくれました。これから多くの企業が海外進出や海外市場ありきでビジネスを計画します。

キャリアアップのチャンスを逃さないためにも、英語力アップにお金と時間を投資しませんか?

英語力だけでは意味がありませんが、今まで積み上げてきた実務経験があれば、英語力はあなたのキャリアに「希少性」を足してくれます。

「仕事ができる、しかも同じことが英語でも」となれば当然転職先の幅も広がりますので、ぜひ一度考えてみてください!

まとめ

ここまで解説した内容を簡単にまとめます。

  • 日本の残業は減り続けている
  • 残業の少ない業界は、製造業などの第二次産業
  • 事務職系も残業は少ないが、将来性がない
  • シフト制の仕事は残業が少ないがリスクも高い
  • 公務員は安定していて残業も少ないが、責任が重いので要注意

どの仕事を選ぶにしても、自分の市場価値を高めることを忘れずに、社会が向かおうとしている方向、その仕事の将来性、負うべき責任、あなたのキャリアプランに沿ったものかをトータルで判断して選んでください。

あなたの転職が成功することを心から祈っています!

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