外資系ITへの転職でキャリアと年収を爆上げしたくまたです。
この記事では、残業時間が比較的少ない、自分で仕事量をコントロールしやすい仕事のトップ10をご紹介しています。
サラリーマンのよくある悩みといえば、仕事の量や質に関するものになりがちなことはわかりますね。
「仕事の悩みランキング」から考える解決策と転職のタイミングでも紹介しているのですが、厚生労働省の調査でも労働者の悩みのトップは仕事の量や質に関するものです。
でも働きすぎて体を壊したり、家族との時間が取れず不仲になったり、好きな趣味にも時間を割けない人生って楽しいでしょうか?
幸せでしょうか?
気づいたのは入院してから、離婚してから、定年になったときでは取り返しがつきません。
ちょっとだけ立ちどまって考えてみませんか?
どんな仕事をえらぶかで時間的な豊かさも変われば経済的な豊かさもすっごくに変わる可能性があることを。
単純でラクな仕事には大きなリスクもあります。
いい仕事といい給料を同時に手に入れることはムリなことではないんだけど、情報を集めて計画的にうごかないとうまくいかないもの。
「仕事とプライベートを両立する」ために、どんな働き方を選んだらいいのかのヒントにしていだだけると嬉しいです。
残業の少ない職種はこれだ
ちょっと古いですが、dodaが調査した職種別の残業時間に関する調査結果をみてください。
残業が少ない仕事の特徴はつぎの4つです。
- 事務系
- 店舗勤務でお店の営業時間が決まっている
- ホテル、病院、コールセンターなどのシフト勤務
- 派遣や委託業務など時間単価で決まっている
残業が少ない仕事には、
① 平均年収が低い仕事に集中している
② AIなどIT技術で自動化され消えてしまうリスクの高い仕事がある
などの特徴が見えませんか?
残業のすくない「消えていく仕事」を選ぶと、とつぜん仕事を失うなど失敗するリスクも高くなります。
負担の少ない仕事がしたい、でも短期間でなくなるような仕事はイヤなら、質の高い求人情報を手に入れることが大切です。
質の高い求人はどこにある?
でもいい求人ってどこで探せば見つかるのでしょうか?
ハローワークはブラック企業だらけ?
「質の高い」求人は比較的広告費の安い求人誌や無料のハローワークでは見つかりにくいはず。
ハローワークは掲載が無料で基準もゆるいので、経営状況が悪かったり資金力のない会社が利用するケースが多いからです。
比較的広告費が安い求人誌もブラック企業が集まりやすいといえます。
優良企業は良い人材を集めるためにお金を使う
成長するために優秀な人がかかせないと考えている優良企業は、採用にもしっかりお金をかけて投資しています。
転職エージェントや転職サイトは、転職者の年収の2〜3割を成功報酬としてとしてとりますから、広告を出す企業もある程度もうかっている「一定レベル以上の企業」に自然としぼられます。
もちろんハローワークと同じように無料で利用できるところがほとんど。
無料なのにハロワよりもはるかに質が高い求人が集まるなら、使わない手はありません。
というより使わないとライバルにいい求人を持っていかれるだけです。
履歴書・職務経歴の作成や面接対策のアドバイスをもらえますから、書類選考にも通りやすくなりますよ。
それと「有給はしっかり消化したい、夏休みもがっつり取りたい」という人は日系企業だけではなくて外資系もぜひ候補に入れてください。
すごい人手不足が続いている大手外資系ITはいい人材を採用するために働きやすさを重視する人事制度、オフィスづくりに投資しています。
ただ外資系ITのベンチャーはやりがい詐欺もあるので直近の業績、日本での事業計画、投資が集まっているかなどしっかりと企業研究してくださいね。
自分で気がつかなかった現在のキャリアの問題点・課題、異業界や異業種への転職の可能性も広げて考えてみてくださいね。
実は減っている日本の残業
サラリーマンの口コミサイトであるOpenWorkが運営する「働きがい研究所」の調査によると、2014年からの6年間で日本の平均残業時間は半分になっています。
残業時間の短い業界では、「自動車、自動車部品、輸送機械」、「日用品、化粧品」、「化学、石油、ガラス、セラミック」、「電力、ガス、エネルギー」など、いわゆる「第二次産業」に属している業界」が多く、「社歴も長く、人事制度が確立されていると同時に、労働組合を持つ企業が多いことから、残業時間に対して組織的な歯止めがかかっている
出典:働きがい研究所 by OpenWork「約68,000人の社員口コミから分析した’残業時間’に関するレポート」
社員の過労死で名だたる大手企業が「ブラック企業」として非難されました。
「働き方改革」がいっきに進んだ結果ですが、大手企業では実態としても残業は減り続けていると考えられます。
長時間残業=ブラック?
長時間の残業やサービス残業がツラいなら、その会社はあなたにとって「ブラック」です。
人がどんどん辞めて仕事がふえる一方だったり、ノルマがきついなど残業の歯止めがききにくい職場は、自分でコントロールできませんよね。
家族、趣味、勉強に時間増やすには、働き方を変える、転職するなど、キャリアを考えなおすことが必要です。
外資系でよくあるのが基準時間+30時間」は残業なし、31時間以降で残業代が発生という場合です。ちょっとトリッキーなので、転職の際には条件に気をつけてくださいね
残業の少ない「会社」の特徴は?
残業の少ない仕事はわかったけど、残業の少ない会社ってどんな特徴があるでしょうか?
職種に関わらず残業が少ない会社は、いわゆる「ホワイト」な会社です。
・商品に競争力があるから売上も利益もしっかりと出ている
・ガス・電気など競争のないインフラ系の会社
・やっぱり公務員
・派遣社員
とにかく残業はしたくない、定時で帰ってプライベートを充実させたいならこうした会社や業界を選ぶことが大切ですね。
「残業が○○時間だからホワイト」と言う基準はありません。
どんなにホワイトな会社でもいそがしい時期はあります。
あなたにとってどんな働き方が心地いいのかを、どこまで許せるのか、自分なりの基準を持つと迷わないと思いますよ。
僕個人は月40時間以上の残業はきついですね。毎日2時間ですから・・・
残業の少ない職種とリスク
残業の少ない仕事を選ぶときに注意してほしいのが、その仕事の将来性です。
AIや自動化でなくなりつつある仕事や人口減でそもそもニーズがなくなる仕事も増えてきました。
「残業が少ない会社、仕事に転職できてラッキー!」と思ったら仕事がなくなった、部門がなくなった、会社がなくなったなんてことも。
仕事選び・求人選びのときは、将来性も必ず確認することが大切です。
一般事務、受付業務
定時で仕事のおわる代表的な職種が一般事務、医療事務、受付業務などです。
事務系職種の将来性
必要なスキルの難易度も低く、身体的な負担も少ないので人気の職種ですが、求人自体はすごく減っています。
受付も自動化している会社が増えましたし、事務職はデジタル化が進んで仕事自体が消え始めているためです。
幸運にも仕事が見つかったとして、職種自体の将来性は低いんです。
不景気になったら最初にけずられるやすい仕事です。
短期的なキャリアとしてはアリですが、3年〜5年の中長期でのキャリアとして選ぶことはリスクが高すぎるんです。
dodaが調査した「残業時間が少ない職種TOP10」と「残業時間が多い職種TOP10」を参考にしてみます。
残業時間が少ない仕事は一般事務、翻訳・通訳、貿易業務、オペレーター、秘書・受付といったIT化や自動化で消えていこうとしている仕事が多くなっていますね。
一方残業時間が多い仕事は、映像関係、編集、コンサルタント、ドライバー、Webプロデューサーなど。
SNSやネット広告の拡大で求められるクリエイティブ系の仕事やコロナで浮き彫りになった社会になくてはならないエッセンシャルワーカーと呼ばれる職種が多いことがわかるでしょう。
単純に労働時間が短い仕事で選ばず、将来性も加味して仕事を探すことがとても大切だよ!
シフト制・交代制の仕事
シフト制の代表的な仕事はホテル、百貨店、スーパー、コンビニ、飲食店、コールセンターなどです。
いずれも派遣やパートの仕事が多くなっています。
正社員は現場のリーダークラスのみ。
繁忙期や景気に応じて労働力の調整をするので、非正規社員で不足分を補っている企業がほとんどです。
正社員に負担がかかるシフト制の仕事
シフト制・交代制の仕事であっても正社員は管理業務もある場合がほとんど。
他の派遣社員・パート社員に比べると、正社員の残業は圧倒的に多くなりがちです。
なぜなら非正規社員でカバーできないところを社員が補うから。
正社員=ホワイトではないことに注意してください。
労働時間の上限が決まってしまう仕事
スポーツジムのトレーナーやヨガなどのインストラクターも時間割で働くことができます。
ただしスポーツジムの都合によって決められる時間割りによって勤務時間=収入が決められてしまいます。
ひとつの職場で十分な収入を得られずに複数のスポーツジムや個人との契約を持つことで生活に必要な収入を得る人が多く、移動時間や営業活動の時間も必要になります。
単純に残業がゼロだから働きやすい、プライベートとのバランスがとりやすいとは言えないのではないでしょうか。
派遣など時間単価の仕事
シフト制以外の仕事でも、派遣の仕事は自分が働きたい時間だけ働けることが一番のメリットです。
すでに生活基盤を支えるだけの仕事を持っていて、趣味や将来のキャリアにそなえて副業的な仕事とするのであればとても効率のいい働き方ですし、投資にもなりますね。
ただし、派遣の仕事が主収入の場合は、派遣ぎり・雇い止めで一気に収入を失うリスクがあります。
いくらプライベートとのバランスをとりたくても収入がゼロでは生きていくことができなくなりますよね。
突然仕事を失うリスクを十分に理解した上でえらんでください。
公務員、社団法人、公益法人、特殊法人、非営利団体
公務員、社団法人、公益法人、特殊法人、非営利団体の職員もわりと残業時間の少ない職業です。
災害対応や地方と国家公務員の差
しかし、公務員に関しては災害時や緊急時は徹夜の作業が続くこともありますので、つねに残業が少ないからおすすめとはならないと思っています。
公務員にも国家公務員と地方公務員があり、忙しさは異なります。
また災害時の対応をニュースで見たことがあると思いますが、公務員とし負う責任や義務の大きさは会社員とは大きく異なるもの。
キャリアを選ぶ以上、残業だけを優先して選んでしまうと気がついていなかった責任によって、考えたことのなかった負担やリスクを負う可能性があることは理解してください。
おすすめしたいIT業界や外資系企業
IT業界や外資系は裁量労働が多く残業が増えやすいことは事実ですが、裁量労働は自分で仕事量をコントロールできる余地があります。
両者ともに在宅ワークに積極的ですし、ほとんどの企業でフレックス勤務制度を取り入れています。
IT業界は将来性も成長性が高く、キャリアパスとしてチャレンジする価値も十分にあります。
これから10年圧倒的に人手不足が続くIT業界=売り手市場が続く
新型コロナの影響下でも、dodaが毎月発表している求人倍率を見るとIT系の求人倍率は8倍近く。
他業種と比べるとその倍率の高さは異常ですが、それもIT業界の中からみるとその倍率の高さは納得のいく数字ですね。
この状況でもデジタル化・IT化の波がとまる様子はみえていませんし、企業によってはこれをチャンスととらえて投資を加速しています。
会社選びは何に投資しているかを知ることが大切
「どんな企業がいまどこに投資をしているのか」を探してみるとチャンスがみつかりやすいと思います。
また、外資系企業は日系企業のような「総合職」はありません。
それぞれのポジションには職務範囲をさだめた「Job Description」とよばれる書類が雇用契約にひもづいています。
「Job Description」に書かれていない仕事は基本的に責任を問われることはなく、責任外の仕事については拒否することもできます。
つまり、自分が担当する仕事に集中し、残業するもしないも本人しだい、自分で仕事量をコントロールしやすい企業文化があります。
外資系企業の割合は国内法人数の0.1%ですので、なかなか情報がつかみにくいと思いますが、一度検討する価値はありますよ!
ブラック企業に捕まらないように
新型コロナで、求人は売り手市場から買い手市場に一瞬で切り替わってしまいました。
人材不足をなげくのはごく一部の業界や職種になっています。
売り上げや業績が落ちなかった業界でもこれからの業績悪化を想定して採用を控え、人員不足は今いる社員でなんとかカバーしようとする会社が増えるでしょう。
一時的に残業が増えている可能性もありますので、その点を勘違いしないように業界や会社の経営状況、市場の状況を含めて理解した上で、転職先候補を選んで欲しいと思います。
プライベートの時間を何に投資するかが大事。せっかくの時間を浪費しないように注意!
残業が少ない仕事を選ぶ理由はそれぞれだと思います。
でもせっかくの空いた時間をあそびだけに使っていませんか?
残業が減って収入も減ったのに、ムダづかいは増えてあっというまに生活が苦しくなるなんてこともよく聞く話です。
余計なお世話ですが、せっかく手にいれた時間はぜひ「次につながる勉強」や「本当にやりたかったこと」をやるための準備に使ってくださいね。
新型コロナによって、売上を国内市場に依存することが大きなリスクであることを会社は学びました。
これから多くの企業が海外進出や海外市場ありきでビジネスを計画します。
キャリアアップのチャンスを逃さないためにも、英語力アップにお金と時間を投資しませんか?
英語力だけでは意味がありませんが、今まで積み上げてきた実務経験があれば、英語力はあなたのキャリアに「希少性」を足してくれます。
「仕事ができる、しかも同じことが英語でも」となれば当然転職先の幅も広がりますので、ぜひ一度考えてみてください!
お試しをかねて気軽にビジネス英会話を始めたいなら、ビジネス特化型の「Bizmates」がおすすめ。無料体験レッスンで雰囲気や講師の質が確認できます。
「いきなりビジネス英会話はハードルが高いので、まずは普通の英会話で」と思うならメンタリストDaiGoさんもおすすめのオンライン英会話の「AQUES(アクエス)」あたりがハズレないと思います。こちらもお試しレッスンをやっています。
まとめ
ここまで解説した内容をカンタンにまとめます。
- 日本の残業は減り続けている
- 残業の少ない業界は、製造業などの第二次産業
- 事務職系も残業は少ないが、将来性がない
- シフト制の仕事は残業が少ないがリスクも高い
- 公務員は安定していて残業も少ないが、責任が重いので要注意
どの仕事を選ぶにしても、自分の市場価値を高めることを忘れずに、社会が向かおうとしている方向、その仕事の将来性、負うべき責任、あなたのキャリアプランに沿ったものかをトータルで判断して選んでください。
あなたの転職が成功することを心から祈っています!