リストラに備える=転職に備えるための7つのポイント

会社都合の退職、いわゆるリストラですが、空白の20年が経過した後も未だに大規模なケースが後を絶ちません。

(個人的には、グローバル化とIT化によって異種格闘技・禁じ手なし、つまりはルールが変わったことに対応できていないことが原因かなと思います。。。)

実は私も、前職での異動の際に当時の上司から、「君の仕事がなくなるんだけど、選択肢は二つ。A部門へ異動するか、社外に機会を求めるか。。。」と言われて前者を選びました。

なんとなく転職は考えていましたが、情けないことに全く準備ができていなかったからです。

この望まないリストラを前向きに捉えることができるか、消極的に裁きを待つかでその後が大きく変わってしまうのですが、それはどれだけ準備ができているかに左右されます。

マーケティング用語にSTP(Segmentation/Targeting/Positioning)という言葉がありますが、自分が応募する業界を決め、企業を選び、自分の強みを知る(他者との差別化)ことが競争に勝つ絶対条件になります。その意味で転職活動は営業活動に似ていますね。

そしてお気付きの通り、この備えはそのまま転職の備えにもなります。自己都合か会社都合かでタイミングが異なるだけで、なすべき準備はほぼ変わりません。

ここではリストラという観点から、自分で進む道を選べるように準備するためには何が必要かを考えてみます。

1. 市場を知り、ライバルを知り、自分を知る

リストラが実行されれば、当然あなたの同僚も同じように転職活動をするわけなので、そこではライバルとなります。同じ部門から同じ経験や能力を持った人材が同時に市場に供給されることになります。

業界で一定の評価を受けている会社であれば、そこからの人材は市場での注目を集めるでしょう。その時に優劣を決めるもの、年齢、経験、資格、語学力、技術力を客観的に評価するため、履歴書、職務経歴書を作ります。

それを転職エージェントに評価してもらうといいと思います。

これにより、市場が今のあなたへの評価、あなたに求めるものを知ることができるからです。

問題は、足りないものがわかったとしても、資格取得にしろスキルアップにしろ時間がかかります。

それらは実績が伴って初めて価値を持ちますから、短期間で市場価値を上げてくれないのです

当然リストラが始まってから慌てても間に合いませんし、転職活動にかけるべき時間が減っておろそかになるリスクも高くなりますので、このキャリアの棚卸しを年に1度程度は実施して、キャリアを戦略的に考えて備えることが結果的に選択肢を作ることになります。

2. 自分の会社を知っていますか?

次に、自社の業績を定期的に確認します。

儲かっているのかいないのか、将来への投資ができているのかいないのか、経営層は現状をどう評価しているのか、市場が自社をどうみてどう評価しているのかを、投資家向けのIR資料(年次報告書、有価証券報告書、中期経営計画)などを通じて確認します。

3. 業界や競合他社はどうなっているのか? 成長しているのか、衰退しているのか? それはどの程度で、どんなスピードで?

自社同様、自社が所属する業界全体の状況を確認しましょう。人口減に伴い国内市場は縮小傾向が続きます。その中でも成長余地があるのか? 海外売上が伸びているなら、国際市場は成長市場か? そこでどのような地位を持ち、どう評価されているのか? 海外の競合は?

この場合注意すべきは、自分の所属する部門がどの業界にあるかという点です。自分のスキルや経験が活きない業界を調べても、転職先の選択には役に立ちません。

現状の経験、スキルで転職を考えるのであれば、競合が転職先の有力候補になるわけですから、競合の業績を自社の業績と同時に定期的に確認することはとても役に立つでしょう。

もちろん、キャリアチェンジを考える場合は、全く別の調査が必要になります。

4. 技術革新、外国人労働者、オフショアというライバル

毎日AIやロボットに奪われる仕事が奪われる!というニュースが流れていますが、これはこれから奪われるものではなく、すでに奪われているものもたくさんあります。定型化できるものは、基本的に自動化できてしまいます。

あなたの仕事のうち、何割がこうしたルーティンで行なっている作業でしょうか。もしそれが3割であれば、同じ仕事の人三人分の仕事を一人にをまとめられます。単純計算でコストが1/3になるということです。

また、同じことを海外の安価な労働力を使って数分の一にすることはもはや当たり前の手段になっています。

あなたの仕事の市場価値がどうなって行くのか、そもそもその仕事はこれからも「人間」がやるものなのか、機械化されていくのであれば、それはいつかも考えておく必要があるでしょう。

人工知能やロボットには奪われない「8つの職業」/ WIRED JP

5. その会社の顧客は誰だろう?

そして、自分の市場価値を考えるときに大切なことは、所属する会社の顧客が誰かとう言う点だ。

自分の給与の出所を辿っていくと、最終的には一人一人の、あるいは一社ごとの顧客になる。その顧客が何を求めているのか、が会社の製品やサービスに影響を与え、それがあなたに求める能力を決めていく。

例えば、あなたの会社が海外での売り上げを拡張するとしよう。

まずはアジア圏の顧客を狙うとする。

アジア圏の中でも市場規模の大きい中国だな、となる。

とすれば、社員に求められる能力に中国語が入ってこないだろうか?

顧客を見ることで市場が見え、市場を見ることで将来のトレンンドが見える。

大きな流れを意識することで、自分の価値を高めるための戦略を正しく立てることができるのではないかと思う。

6. 戦略を立てる

さて、現状を把握し、自分の棚卸しも済んだら次にすべきことはなんでしょうか。

・理想と現実のギャップを確認し、目標を決める
よくなりたい自分となれる自分は異なるといます。これは中高年の転職に特に当てはまります。

どんな仕事であれ、一定以上のポジションを望むのであれば、その業界・業務で必要な経験があり、それを積むにはそれなりの年数が必要だからです。

30代に残された時間と40代に残された時間は全く違います。その違いを計算に入れずになりたい自分、やりたい仕事を決めても実現性がありません。

転職を考えるときには、捨てなければいけないこともあるということを知る必要があるでしょう。

・目標を達成するためのプランを作る
目標が決まったら、それを実現するためのタスクリストを作ります。

何を、いつまでに実施し、それにどれくらいの時間と費用がかかるのかを試算しましょう。

あまり時間かけてもストレスになりますので、細かなプランを立てすぎ内容にします。

7. 自分を知る人のネットワークを構築する

人を雇う側に立った時の私の経験ですが、社内で活躍している人の知り合いとか口コミで入社する人は、実際のパフォーマンスが高いだけではなく、ストレス耐性も強く、長く組織を支えてくれる人が多かったように思います。

これは転職者にも一つの視点を与えてくれます。つまり、自分のファンを増やし、自分を売ってくれる人を増やすということです。

転職エージェントもこの役割を果たしてくれますし、基本的に無料サービスなので当労苦して活用することをおすすめしますが、何と言っても仕事で繋がって自分を評価してくれている人からの紹介は高い価値がありますね。

こうした人と定期的にあっておくことが、いざという時の助けになることはよく理解していただけると思います。

自分の経歴を棚卸しする際には、自分の人脈の棚卸しも同時にやっておくていいでしょう。

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