
がんばって働いているけど、スキルも給与も上がらない。
なんでだろう・・・?
なんて悩んでいるなら、それは悩み方を間違っているかもしれません。

結論を言えば、社内価値を上げるより市場価値を上げるための勉強をしろ、ということです。
年功序列・終身雇用が終わって、上場企業の正社員でさえ社歴を重ねていけば課長くらいにはなんとかなれて、毎年給与が上がるという時代ではなくなりましたよね。
>>「黒字リストラ」は年功序列・終身雇用崩壊の象徴【至急自分査定すべし】
同じ会社で同じ仕事を続けていても、市場価値・希少価値のあるスキル身につきません。
頑張って働いても、仕事の知識や経験は増えるかもしれませんが、年収をぐっとアップするための市場価値を手に入れるには不十分。

逆に言えば、転職勝ち組は常に市場価値を上げ続けているとも言えます。
年収をあげるには、
ことが大切。
この記事では、自分に投資する具体的な方法について解説します。
市場価値を上げるには勝ち組企業からお金の使い方を学べ!

先日の日経電子版にAmazonが飛行機を買いあさっているという記事がのっていました。
コロナ不況で経営が行き詰まった航空会社の飛行機を中古で安く買い叩いて、自社専用の貨物用に作り替えて貨物輸送力を強化しています。
これを裏付けるのが、直近の業績です。

なんと、純利益が2.2倍!
どんだけ売れてるんだよって感じですよね。
そりゃ飛行機買って自前で輸送網作れば効率もいいしコストも下がって、さらに利益増し増し♪
儲かったお金を投資に回してさらに儲ける。
これですよ。
お金で時間を買っているんです。

スキルアップにもキャリアアップにも時間とお金の再投資がカギになります。
勝ち組はやっている時間とお金の再投資
これ、個人でも同じことがいえます。

転職して給与を上げたら、増えたお小遣いをスキルアップに投資して年収を上げ、さらにスキルアップを続けて市場価値を上げていく。
この「流れ」を作ることができれば、あとは繰り返していくだけで市場価値は上がっていきます。
例えば、継続的な学習でスキルが上がっていく典型的な例は英語などの語学力ですが、統計的には上級ビジネス英語力が身につくと年収1,000万はそれほど難しいハードルではなくなってきます。
英語力と年収の関係は「英語ができないと生涯年収で5千万円以上ソンする理由【おすすめ英語学習法】」で詳しく解説しています。
かなり単純化していますから人によって中間ステップが変わることもあると思いますが、大まかにはこんなものでしょう。
うまくやるポイントは2つだけ。
①正しく「目標」を決めて、②「スキルアップの努力を続ける」、そしてそこに「お金をつっこんでいく」ということです。

では、どうやれば「正しく」目標を決めることができ、どうやれば続けることができるんでしょう?
実はここが決まらないと、自分への投資もムダになってしまいます。
市場価値を上げるための目標とプロセスの立て方

どんな目標を立てればいいのか
ぶっちゃけ、上手くいかない人は目標の立て方が下手くそです。
目標に具体性がなく、現実味がなく、実は本人もできると思っていないような目標を立てる人がほとんどです。
結果、何年たっても立てた目標は達成できず、何度やってもスキルは身につかないし、キャリアも上がらないから年収も上がらない。
あなたの現状と目標が離れすぎていて、どうやってもそのギャップが埋まらないってことに気がついていないんです。


じゃあ、どうやればよかったの?!
まずは目標の立て方から行きますか!
最初に次のポイントを書き出してください。
・いつまでに何を達成したいのか
・達成したときにどうなっているのか
→例えば、年収100万円アップ、TOIEC900点など
次に目標に対してあなたの現状を棚卸しします。
・年収はいくら?
・TOIECスコアはいくつ?
さて、次にこの二つを並べてみてください。

カンのいい方は気づいていると思いますが、「正しく」目標を立てるには、正確に現状を棚卸しして目標のギャップを知ることが一番大切なんです。
それはなぜか?

目標達成の期限があってギャップがわかれば、あとはそれをどうやって実現するかを計画すればいいからです。
このギャップ分析ができれば、立てた目標が期限内に達成できるのかどうかも大体わかります。
どう考えてもムリな目標や簡単に達成できてしまいそうな目標を立てても意味がありません。
ムリな目標はそもそも達成できませんし、簡単な目標は年収を上げてくれる市場価値がないからです。

達成すればキャリア・スキル・年収を上げてくれる市場価値のある目標を設定しましょう。
このような考え方を「KPIマネジメント」と呼びますが、もっと詳しく学びたいという方は下記の書籍などを参考にしてください。
どうやれば続けられるのか 〜プロセスの立て方〜
高すぎる目標は「どうやって目標と現状の差を埋めるのか」がわからないから達成できないんです。
どうやるかがわかっていなければ、続けることもできません。
目標に向かって努力を続けることができるかは「その目標が適切に設定されているかどうか」にかかっているんです。

かんたんにいうと、あなたが立てた目標を達成した人がどれくらいの期間でどうやったかをパクってください。
職場の先輩が半年でTOIECスコアを2倍にした人がいたとしましょう。
その先輩は飲み会もことわり、平日は帰宅後4何時間机に向かって、土日はからなず8時間勉強していたとします。
年間で1,900時間を投資しているんですよね。同じことがあなたはできますか?

人それぞれ生活環境も仕事環境も違います。

先輩が勉強に使った時間と同じ時間を作ることができなければ目標達成はめっちゃキビシイと思いますが、どうでしょう?
条件に違いがあれば、あなたが最大限勉強に割り当てられる時間を計算してみてください。
同じ目標を達成した人を例にして目標を見直すことで、実現できるかどうかが現実味を持って理解できますし、目標の立て方の精度が上がります。
その結果、「よし、これなら自分にもできる」と自信が持てるから続けることができるんです。

今日やるべきことがわかっていない人が努力を継続できるわけないんですよね。。。
市場価値を上げたければ負け組からも学べ!〜目標設定の落とし穴〜

自分なりにうまく目標設定はできた。
いつまでにどうやって達成するかという具体化もできた。
それでも計画がコケる場合が多いといったら驚きますよね?
でもこれがあるあるなんですよねー。

えっ?ドウシテ??
「現在地」をごまかしてしまうから
目標設定でのところで解説しましたが、目標を立てるときに大切なことはあなたの「今」の状態=条件を正確に知ることです。
困ったことに人間っていうのは自分に対しても見栄を張ってしまいます。

たとえ誰が見ていなくても1人の部屋で考えているときでも見栄をはって自分をダマそうとするんですよね。

う。。。

人生で毎日勉強を続けたことが一度もなければ、成功した先輩と同じ計画を立てても目標を達成できる可能性は限りなく、いえ、絶対にゼロです。
やったこともできたこともないことを「できる」と仮定して計画を立てても絶対にうまく行きません。
できると自信を持てるだけの根拠を自分に突きつけることが大切です。
途中で目標をコロコロ変えてしまうから
今の自分を正直に見ることができない人は、目標も適当に決めてしまい、うまくいかなくなるとすぐ目標を変えてしまうんです。
目的地が変われば行き方もペースも変わりますから、そりゃ計画もくるいます。

はい、、、自分に甘いと言われます。。。
これは最初の現在地の確認で自分をごまかした結果です。

キツいかもしれませんが、結果が出ていない人はこの現状確認をごまかして目標を適当に立ててしまっているからなんです。
結果として目標達成に必要なタスク=達成すべきステップがわからない
目標達成には、目標を達成するためにやらなければいけない必要なタスクがありますが、現在地をごまかして、目標も適当に設定してしまった結果それが設定できなくなってしまいます。


こうなったら何をやってもうまく行きません。なぜなら、やるべきことと目標がリンクしていないからです。
別の言い方をすると「逆算」思考ができないともいえますね。
市場価値を知る方法、高める方法については次の記事でも紹介していますのでぜひご覧ください。
>>市場価値の上げ方は転職勝ち組に学べ!時間投資と目標設定で人生激ヘン?
まとめ 〜市場価値を上げるためには「正しい目標設定」が必要〜

「何をどうやるか」を決めるときには、最初に現在地の確認と目標設定がされていなければ全く意味がないことに気づいていいただけたでしょうか。
現在の自分の状況を正直に棚おろしして、正しく目標設定するだけで成功率はぐっと高くなります。

転職やキャリアチェンジを考え始めたら、まずは今の状況を正直に書き出してから、最終的に自分がどうなりたいのか時間をかけて考えて目標設定してみてください!
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