成長性や将来性のある会社を選ぶために知っておくべきこと

「業績予想を大幅下方修正」
「減収減益」
「経営統合に伴う大規模なリストラ実施」

突然のニュースに慌てもせず他人事のように響いた人は、今すぐ転職活動を始めて自分の市場価値を確認すべきです。

きっと結果に驚き、愕然とすることでしょう。

しかし、それは生き残るための行動を取るきっかけにもできますよね。

この記事では業界の成長性と生き残る企業の特徴という観点から、将来性のある会社の特徴をまとめ、応募先企業を選ぶ際の基準をまとめてみます。

1.その業界は成長するのか、しぼむのか?

転職を検討するときに給与や福利厚生を重視する方も多いと思いますが、その原資となるのは言わずもがな会社の売上や利益です。

業績が下がれば給与も下がり、福利厚生も削減されるだろうことはご理解いただけるかと思います。

一度転職をしたら、通常は3−5年程度勤めるのが平均的な期間かと思いますが、経済のグローバル化はその短い期間の中でも大企業でさえ業績が一気に悪化してしまうリスクに直面するようになりました。

私達の目の前で起っている凄まじい勢いのIT技術の進展は、全ての業界に大きく強い影響を与え、私達に変化することを強制しています。

今、この変化の時代に変わることができるのか、変われずに業績を落として大規模なリストラや倒産へと転落していくかは、次の2つのポイントにに左右されます。

① 環境の変化に耐え自らの改革に使う資源を確保できるだけの体力があるのか② ビジョンや戦略、ビジネスモデルがその変化の先にくる新しい環境に適応するだけのポテンシャルがあるのか

① 環境の変化に耐え自らの改革に使う資源を確保できるだけの体力があるのか

テスラという電気自動車の会社をご存知でしょうか。

ニュースにもよく出てきますが、予約してもモデルによっては納車まで3年かかるそうです。

先進国の多くは将来的にガソリンや灯油などの化石燃料で走る車を禁止して、電気自動車へと移行する計画を持っていて、多くの自動車メーカーが電気自動車へと舵を切っています。

電気自動車ですので、当然いままでのようなガソリンやディーゼルのエンジンは載っていません。

代わりに乗っているのは電気モーターです。

そうすると何が起こるか、、、

エンジンを構成する部品すべてがいらない?!

エンジンの部品を作る会社が不要とり、倒産?

業界自体が消えてしまう?!

無論、多くのメーカーが電気モーターなど新しい仕組みを構成する部品の開発に乗り出すでしょうが、これからの彼らのライバルは家電メーカーやベンチャー企業など、今までにない業界から自分たちが持っていない技術力を持つ会社と戦わねばならないという大変厳しい状況に置かれてます。

今までの知的財産とものづくりのノウハウを捨てて、ゼロから構築できるかという覚悟も問われています。

この成長と衰退、そして生まれ変わりが同時に起こっている激しい環境下にあって、生き残る企業の条件はどんな条件で、その業界の各社がどのような計画を立てているのかなどを知らずに会社を選ぶことのリスクをお分かりいただけるかと思います。

ITによるデジタル化の進展で、金融、運輸、小売、建築など多くの業界にも、同じような大きな変化をもたらそうとしています。

要は、今いる会社や興味のある会社がそうした変化の影響をどの程度受けるのか、影響の程度を経営層や業界がどう捉えてどんな対策を打とうとしているのかを知ることが、キャリアパスの構築に必要な最初の条件となります。

やりたかった仕事が消えて、全く未知の仕事が増えていくのが今起こっている変化なんですよね。。。

② ビジョンや戦略、ビジネスモデルがその変化の先にくる新しい環境に適応するだけのポテンシャルがあるのか

業界に将来性がなく成長もしていなければ、その業界に所属する会社はたとえ大手であったとしても遅からず衰退していきます。

最近ニュースになった業界で言うと、勝ち組と負け組にはっきりと分かれそうな代表は金融やエネルギー業界です。

特に銀行はフィンテックと呼ばれるIT技術の進展で、石油はバッテリー技術の進化にともなう需要の減少が業界の変化を推し進めています。

やりたかったことが特定の技術や産業にあるのなら、その業界が今後3−5年でどうなっていくのか、その後はどうなるのかについてよくよく調べておく必要があると思います。

そうした生きた情報を手軽に得る手段が転職支援サービスの活用です。
無料かつ業界ごとの情報をまとめているので、活用しない手はありません。

年齢や経験、希望する業界や職種でオススメはあるのですが、大手3社の中から1〜2社登録すれば十分だと思います。

管理職経験者や給与が800万を超えている方であれば「ビズリーチ」。求職者担当が企業担当も兼ねているので、ミスマッチが起こりにくいというメリットがあります。

次に非公開求人に強く、転職市場の動向や過去の転職事例などを考えて提案してくれる「doda」。

求人数、転職支援実績、顧客満足度No.1の「リクルートエージェント」。

効率的な転職活動のためにも是非試してみてください。

2. 生き残る企業にはどんな特徴があるのか?

企業のライフサイクルと寿命

200年を超える「老舗」と言われる企業がある一方で、「転職活動の前にキャリアデザインをする意味」でも書きましたが、東京商工リサーチの発表によると、2014年に倒産した企業の平均寿命は23.5年だそうです。

自分が勤めている会社や興味を持っている転職先は創業から何年目か知っていますか?

もちろん、来年には23年を超えるから危険だ!という単純な話ではありませんが、社歴を振り返り、中期計画を知り、将来性を評価する良いきっかけになりますね。

成長している会社はどういう会社でしょうか

みなさんがご存知のアマゾンを例に見てみましょう。

一般的には、書籍や音楽を始めとしたネット通販の会社だと思われていると思いますが、IT業界の中でも巨人です。

もしかしたら耳にしたことがあるかもしれませんが、「クラウド」と呼ばれる企業向けのITサービスでダントツの業界トップです。

しかもこの「クラウド」業界は、年率で30%を超えるものすごい勢いで成長し続けているのです。

その会社に関する情報をちょっと集めるだけで、一見普通の生活をしていると気が付かない企業のいろいろな顔=可能性が見えてきます。

もちろん、それは可能性であるとともにリスクでもありますから、選ぶに際して知って置かなければいけません。

ここに企業研究の面白みと怖さがあります。

口コミサイトだけで終わるのではなく、是非自分の目でその会社が公開している様々な一次情報を集めて見ましょう。

東洋経済オンライン「成長性・将来性がある会社」154社ランキング」

このランキング上位にいる会社にどんなイメージを持っていますか?

成長性や将来性がない会社は、きっとその逆です。
ざっと上げると以下のような会社ではないでしょうか。

・勢いを実感できない
・成長を実感できない
・現状打破を常に考えていない
・社員のスキル向上に投資していない
・新規サービスの展開スピードがおそい
・アイディアが古い
・低収益で財務体質が悪い

転職時の待遇だけで決めてしまうと、後々後悔することにもなりかねません。

あなたの知っているあの会社は、実は本当の姿ではないかもしれないのですから。。。

時代の流れを捉え、多様性を持っていることが鍵

アマゾンの例から言えることは、世界がどうなっていくのかを予測し、自分たちがその世界で「どうなりたいのか」を具体的にイメージして、それを実現するために今日何をやらなければならないのかがわかっている企業は強いと思います。

例えば先程の自動車業界の中で、ある大手の会社は自分たちを「自動車を作る会社」ではなく、「移動手段を提供する会社」として考えていました。

この定義であれば移動手段は車である必然はなく、飛行機でも宇宙船でもどこでもドアでも良いわけです。

「俺達は車屋だ!」という人と「移動手段を提供する!」という人と出てくるものは全く違います。

そうなると、企業のあり方も変わりますし、必要とされる人財や技術も変わるでしょう。

ここから生まれるものが企業の持つ多様性であり、変化し続けるための原動力なのです。

変化を恐れない、ビジョンを持った会社で仕事をしたいのであれば、自分に求められる能力や期待される成果を相手の期待に沿った内容でアピールする必要がありますね。

選ぶということは選ばれることでもあるのです。

長く勤めたいと思える会社の特徴

企業が成長し、長期に渡って市場に受け入れられ続けるための基礎はやはり「人財」です。

ここでは長く勤めたいと思える会社の特徴をまとめてみました。

① 頑張ってくれた人には報いる

個社ごとの違いはあれど、客観的かつわかりやすい仕組みを持っている会社は人が集まるように思います。

逆算して、自分がいいと思う会社の人事制度を調べてみると面白いと思います。

社員に対して「社外で戦える力=転職力」を身に付けろと言い続けていた社長さんがいらっしゃいましたが、まさしく理にかなったわかりやすい基準かなと。

優秀な人を雇おうとすれば人材市場での価値が基準になりますので、「このレベルでこの給与?」のようなおかしなことにはなりにくいですし、社員に市場価値を求めるのであれば、必然的にそれに見合った教育制度を整えなくてはその会社の商品の品質も保てませんし、社員のやる気やロイヤリティも保てません。

「自立できる社員を育てる」ことを目標に持ち、そのための投資ができていれば、いい会社である可能性が高いのではないでしょうか。

一方、社長や役職者に極端な権限が集中していたり、年功序列制度が基本にあって、個別の評価の割合が極端に低いような場合は長期の就業を考えたときに不満が出やすい時代になっています。

当たり前に思えて実は実施されていなかったり、社内政治に影響されたり、自分の希望するタイミングで実施されなかったりと、昇給については不満を持ちやすいですね。

無論、ワンマン社長に気に入られてうまくいくケースもあるでしょうが、自分の時間やNoが言えなくなるなどギブアンドテイクの側面が強く出てしまい、社内政治に巻き込まれて何しに会社に来ているのかわからなくなっては意味がありませんから、社風の調査も重要です。

また、日系企業の場合は昇進と昇給のタイミングがあっていますが、外資系だと昇給は一定の条件を満たして特定の日程のトレーニングと試験を受けた上で決まるようなシステムを取っているところもありますので、外資系希望の方は注意が必要です。

折角年度の数字を達成し上司の評価が良くても、いざ昇進・昇給となると別のプロセスで評価がされて、望む結果を得られなかったなんて話もよく聞きます。

この辺は入社後に変更がき泣かない点になりますから、事前の確認がとても重要です。ぜひ気をつけていただきたいポイントですね。

② 比較的新卒採用に重点を置いている

ある技術を習得するために長期間を要するような職種が中心の会社では、新卒からじっくりと時間をかけて育てるために採用も新卒中心もしくは新卒以外採用しないという会社もあります。

自動車等の金型を作る製造業の技術職が典型的だと思いますが、一人前になるまで10年、20年という職業はずいぶん少なくなっているのではないかなと思います。

そういう職人的な世界以外では、技術を育てるというよりもチームや部門を引っ張っていけるリーダーシップを持った人財を育てようとするのが一般的な会社でしょうか。

業務知識だけではなく、ファシリテーションやプレゼンスキルなどのコミュニケーション能力、財務や法務などの知識・経験を身に付けられるような育成プランがあり、専門のトレーニング施設を持っているところもありますが、こうした仕組みも設備も整っている会社は外資系や上場企業に集中しているように思います。

ただ仕組みがあれば能力が上がるというわけではありません。

与えられた自己研鑽の環境を計画的に活用する力も評価されているということに気が付かずに「仕組みはあったけど」なんて話を面接でしてしまわないように気をつけてください。

③ 社員の持つ課題を明確にし、定期的なローテーションを考えている

仕組みとして社員の能力開発をしている会社は多いと思いますが、立派な仕組みを作るのはうまくても実効性のある結果を出している会社は少ないように思います。

仕組みを作る際に、社員が自らキャリアをデザインできる自由度を持たせてしまうと費用がかさむだろうことは理解できるのですが、投資効果が全く出ないのであれば意味がないので、あればいいというものではないのが会社選びを難しくしています。

その際、仕事のローテーションと組み合わせていれば、比較的効果の見込める仕組みになっているかもしれません。

面接や知人に確認するときに、社員の能力開発の仕組みを作った背景、目的と実際のところについて是非聞いておきましょう。

④ 「お陰様」のキモチ

私がああ、いい会社だなぁと思う時、その会社は社員のことだけではなく、お客様と社会への貢献を具体的に考えていますし、会社企画のボランティアだけではなく、自発的にそうした活動へ参加する方の割合が高いように思います。

しかも、皆さんそれを楽しんでいらっしゃる。

これらを支えているのは経営陣のビジョンと教育だなと思います。

そうした「出会い」も大切なポイントとして含めておきたいものですね。

お金が生きていく上で欠かせない、大切なものである点に疑いはまったくないのですが、仕事に生きがいとやりがいを求めるときに、給与だけに注目してしまうと転職の満足度もあまり上がらないと思います。

「お陰様」の気持ちを忘れず、仕事にも人にも接している人をたくさん見てきましたが、そうした姿勢を持っている方は自然と次の道も開けて行っていたように思います。

3. 成長性のある会社を選ぶ基準はなにか?

いろいろな指標はあると思いますが、気をつけるべきポイントは前年比で成長しているかどうかではなく、5−10年のトレンドを見て、それを継続する力や投資を持っているのかという点です。

「今」いい商品がある、株価が高い、人財も豊富で経営陣もビジョンが明確だ、優良顧客も多いというだけではなく、それを継続・維持するために何をしているかを調べることです。

例えば、直近数年で利益を上げている理由が大規模なリストラである場合は、その理由がM&Aや合併でだぶついた人員調整なのか、新しい技術で効率化が出来るからなのか、減収減益を補うためなのかで評価は全く異なりますよね。

【参考記事】財務諸表が教えてくれる倒産リスクと転職リスク

また、会社の口コミ評価も情報源として活用する価値があります。

ただし、通常口コミは退職者が書き込むことが多いですから、ネガティブ評価になりがちです。

引き止められつつ惜しまれつつ辞める人ばかりではありませんから、鵜呑みにしないように注意してください。

【参考記事】気になるあの会社の評判を知るための6つの方

まとめると、過去10年程度のトレンドを把握すると同時に、今後10年の傾向予測と、その変化に対して経営層がどういうビジョンで目標を設定し、どんな投資を行っているのかを調べることです。

【参考記事】転職情報の集め方 – 5大紙メディア

転職エージェントを利用する際には、応募する企業選択の際に調査した内容を共有して相談するなどして、少しでも転職成功の確率を上げるための前準備が大切です。

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