転職エージェントを使うメリットを解説した記事でも書きましたが、僕が転職エージェントの利用をおすすめする理由は、
① 情報収集の効率が上がる
② 市場価値・年収の上げ方が学べる
③ 書類選考と面接の通過率・内定率が上がる
からです。
ネットにはない「生」の情報も手に入ります。

そもそも求人の80%は非公開求人と言われていますから、転職エージェントに登録しないと応募できない求人がほとんどと言われています。
非公開求人が多い理由について気になる方はこちらの記事を参考にしてください。
僕は派遣社員として未経験でIT業界へ入った後、外資系SIer→日系SIer→外資系SIer→外資系ベンダーと主に外資系を中心に転職をし、毎回転職エージェントを活用してきました。
自分では気が付かない選択肢や給与交渉など、様々なシーンで転職エージェントの担当者には助けてもらって、転職の度に30%以上年収を上げています。(年収を上げるための転職戦略について知りたい方はこちらの記事を参考にしてください)
転職サイトや転職エージェントを利用すれば効率的に転職活動を進めて、短期間での内定ゲットする確率が上がります。
転職エージェントの利用は基本的に無料ですので、初めての転職の方やなぜか思うように決まらないという方は使わないと損ですよ〜。

と言われても、転職エージェントを使うメリットや理由が腹落ちしないという方は次の記事を参考にしてください。
転職エージェントと転職サイトの違い
転職エージェントはキャリアづくりへのアドバイスや提案から始まります。
専任の転職キャリアアドバイザーや転職キャリアコンサルタントが面談を通じておすすめの案件・求人を提案してくれるものです。JACリクルートメント、マイナビエージェント
、レバテックキャリア、 未経験ナビ
、ロバート・ウォルターズ
などがこのタイプです。
一方、転職サイトはレジュメと希望条件を登録したあとは勝手におすすめ案件が送られてきますし、自分で求人案件を探して応募することもできます。
自分のペースで進めたい人には転職サイトの方があっているかもしれません。
リクナビNEXTや転職会議 がこのタイプになります。
ただ、機械的に書類選考が行われるため転職エージェントに比べると書類選考に落ちやすかったりや自分のキャリアとのマッチングしにくいなどのデメリットがあります。
転職エージェントでも転職サイトでも、紹介された求人が気に入らなければスルーすれば良いですし、気に入ったのであれば面談して詳細を確認すれば良いだけです。

求人の内容を知るだけでも、その時に企業がどんなスキルや経験を求めているのか、給与や福利厚生がどうなっているのかなど詳しい情報を集めることができるので、転職活動に役立ちます。
それらが自動かつ無料で集まってくるので、仕事が忙しくて時間が足りない方はこれを使わないともったいないですね。
転職サイトと転職エージェントの一番の違いは求人数
最初に説明した通り、公開求人が全体の2割程度だとすると、転職サイトの求人数は転職エージェントが持つ求人の1/5~1/10と圧倒的に少ないことになります。
参考:リクルートエージェント「転職エージェントの非公開求人とは」
それでも公になっている求人情報からまずは自分で調べて転職の可能性や興味のある会社についてじっくり時間をかけて調べてみたいという人にはおすすめです。
転職エージェント大手各社は資金も人材も豊富なので求人数、提案力、サポート力については会社間でさほどの違いはありません。

あえて言うなら、転職エージェントの担当者とあなたの相性です。
こればかりはアタリ・ハズレはありますから、信頼できない時は遠慮なく交代をリクエストしましょう。
ただ、「IT業界への転職」であればIT業界を得意とする特化型の転職エージェントを、「外資系企業への転職」であれば外資系エージェントを加えて登録しておくことをお勧めします。
転職目的別おすすめの転職エージェントをチェック!
平成30年の厚生労働省の調査によると職業紹介業者は24,059社もあります。
この中から自分にあう転職エージェントを選ぶのはほぼ不可能です。
目的は転職することですから、成功率の高い転職エージェントを選びたいですよね。
すでに説明した通り求人の8〜9割は非公開求人ですから、求人数の多い大手ほどあなたにあう求人を持っている可能性は高くなります。
一方、IT業界や外資系など特定の分野に特化している転職エージェントは強いパイプを持っていることが強みですから、行きたい業界が決まっている人にはおすすめです。
参考までに転職目的別の転職エージェントの選び方を質問形式でまとめてみましたので、お時間あれば試してみてくださいね。
- 転職の目的
- あなたの転職の目的はなんですか?
IT企業・外資系企業への転職におすすめの転職エージェント・転職サイト
IT業界や外資系に強い特化型の転職エージェント
IT業界、外資系に強い特化型の転職エージェントでおすすめなのが、レバテックキャリア、doda、マイナビITエージェント、JACリクルートメント、ロバート・ウォルターズです。
マイナビITエージェント

公式サイト:https://mynavi-agent.jp/it/
「マイナビITエージェント」はIT・WEB業界に特化した転職エージェントで、処理サービス、ハードウェア、SNS、ゲームなど幅広い分野に強みを持っています。
関東圏エリアの求人に強く、企業の人事&採用担当との太いパイプがあるため8割が非公開求人になっています。
具体的にやりたいことが決まっていて、キャリアアップしたい20〜30代の方におすすめです。
レバテックキャリア

公式サイト:https://career.levtech.jp
「レバテックキャリア」はIT・WEBエンジニアやデザイナー向けの求人に特化した転職エージェントで求人も4,000件以上持っています。
IT・WEB業界に特化して15年の実績があり、キャリアコンサルタントも最新技術や専門用語に詳しいプロが揃っています。
職務経歴書の添削や模擬面談などで事前準備のサポートが手厚いので、IT・WEB業界内で転職したい人にはおすすめの転職エージェントです。
JAC Recruitment (ジェイ エイ シー リクルートメント)

公式サイト:https://www.jac-recruitment.jp/
「JAC Recruitment (ジェイ エイ シー リクルートメント)」は大手・優良企業を中心に、管理職、営業職、業界スペシャリスト、エンジニアなどのハイクラスの転職につよい転職エージェントです。
求人の50%が非公開求人で、関東圏以外にも関西・中国地方にオフィスがあるため、他地域への転職も相談しやすいと思います。
東証1部上場企業で会社の信頼性も高い転職エージェントですが、業界に精通したコンサルタントが550名いますので、内定まで手厚いサポートが期待できます。
ロバート・ウォルターズ

公式サイト:https://www.robertwalters.co.jp/
「ロバート・ウォルターズ」は外資系企業や日系グローバル企業に特化した転職エージェントで、製造業、IT、金融、小売、ヘルスケア、エネルギーなど幅広い業界に強みがあります。
特に「英語を活かせる高収入な求人」に強く、外資系非公開求人を数千件以上持っています。
外国人で日本語ができないキャリアコンサルタントもいるため、日常的に英語を使って仕事をしている方で、キャリアアップしたい方にはおすすめです。
東京のほか大阪にもオフィスがあるので、関西圏の求人を探している方にもおすすめです。
doda

公式サイト:https://doda.jp
「doda」は大手・優良企業を中心に業界職種を問わず、IT業界・非公開案件含めて10万件の求人があります。
応募書類作成のアドバイスだけではなく、次のような特徴があり初めての転職や未経験の業界・職種へチャレンジするかたには特におすすめです。
・「人柄、志向、考え方」など、あなたの優れた特性を推薦状や推薦メールにまとめて、履歴書・職務経歴書に添えて企業に応募してくる
・自己アピールのノウハウを専門スタッフが直接アドバイスしてくれる
未経験者におすすめの特化型転職エージェント
未経験者におすすめなエージェントが未経験ナビです。
未経験ナビ

公式サイト:https://lp.snapjob.jp/
「未経験ナビ」は未経験者向けに特化した転職エージェントは少ないので、特徴を簡単にまとめておきます。
① 未経験に特化した求人情報を1,500件保有
求人数ではなく、質を優先し、学歴や職務経歴に関係なく、応募出来る求人が多数
② 提携している人材紹介会社300社と面談を設定
弊社が提携しているキャリアコンサルタントとの面談を実施した上で、候補者にあった求人を紹介
③ 最短2週間での内定実績あり
正社員で急いで就職したいという声にも応えられる
転職エージェントと合わせて使うおすすめ転職サイト
転職エージェントの情報は企業寄りの情報に偏る場合もありますので、必ず社員や元社員が投稿している口コミサイトの情報とつきあわせて裏を取るようにすると失敗が少なくなるはずです。
転職会議

公式サイト:https://jobtalk.jp
「転職会議」は掲載会員数は500万人以上の国内最大級100万件以上の転職口コミ情報を掲載している転職サービスです。
これから転職を始めたい方、転職活動中の方が気になる企業の評判を知りたい時に利用するといいと思います。
OpenWork

公式サイト:https://www.vorkers.com/
「OpenWork」は「転職会議」同様、現職・退職者の口コミを集めた転職サービスです。
「転職会議」と併用することで、より正確に、より客観的に情報を確かめることができると思います。
転職エージェントを利用する流れ
転職活動ではできるだけたくさんの求人情報にアクセスできること、つまり情報量です。
転職サイトや転職エージェントは大手、外資系に強いところ、未経験者や特定の業界に特化しているところなど少なくとも4〜5社は登録しておきます。登録後の流れは以下の通りです。
職歴、スキル、処遇の希望、転職希望時期などを登録
登録のお礼と担当から日程調整の連絡がくることのお知らせ
転職エージェントの担当者との日程調整や登録情報の確認、大まかな希望などのヒアリング。この段階で譲れない条件があれば伝えておくと、最初の面談で出てくる求人の内容から担当者の理解度や実力がある程度わかる。
伝えておいた希望をもとに担当者があなたの希望に合いそうな求人を紹介。内容の説明を受けつつ、あなたの希望の詳細を説明し、応募する求人を絞り込んでいく。
まとめ
転職エージェントを使うメリットを別記事でも解説していますが、やはり転職は情報戦です。
知らない求人には応募できませんし、同じ求人でも企業が求めている人材像やスキル・経験を企業側の担当者から直接手に入れている転職エージェントとそうでない転職エージェントでは質が全く異なります。
また、あなたの言葉に耳を傾けて何を求めているのかを正しく理解した上でマッチングしてくれる転職エージェントの担当者もいれば、とにかく応募できるものを片っぱしから進めてくる転職エージェントの担当者もいます。

質の高い情報・求人を手に入れるためには、複数の転職エージェント・転職サービスを使って情報量を増やしつつ、内容を比較することで転職成功率を上げていくのがポイントです。