【退職を切り出せない】仕事を辞めたいって言えないときどうする?

転職回数が増えて慣れることもありますが、退職を切り出すのはやはり緊張しますよね。

僕自身初めての転職の時はものすごく悩みましたし、言い出せないままズルズルと時間が過ぎていきました。

気がつくと1〜2ヶ月経ってしまって、せっかくのチャンスを見逃したことも一度や二度ではありません。

この記事は転職・退職を決めたけど「退職します」と上司や会社に言えずに悩んでいる人に向けに書いています。

僕や知り合いの経験談も加えて、退職を切り出せない人がつまづくポイントや切り出し方のコツについて解説します。

これから初めての転職を考えている方、キャリアを見直している方はせっかくのチャンスを逃さないよう、参考になればうれしいです。

もくじ

あなたがいなくても地球も会社も仕事も回る

オーバーワークのサラリーマン

厚生労働省の労働経済白書2021年版によると、2020年の転職者は前年比で32万人減って319万人。

コロナの影響もあって、転職を控えた人も多いかもしれません。

それでも100万人単位で転職者がいますから、転職は珍しいことでもなんでもないんです。

「黒字リストラ」は年功序列・終身雇用崩壊の象徴【至急市場査定すべし】」でも紹介していますが、終身雇用は終わっていますし、新型コロナで激変した働き方やデジタルトランスフォーメーションで仕事や会社の在り方もどんどん変わってきています。

これからも転職者はもっと増えていくでしょう。

罪悪感が邪魔をする?

そもそも会社は個人商店とちがって人に依存しないことが強みです。

特定の社員がいなくなる頃で業績が落ちるようなことはまずあり得ません。そうならないための会社「組織」ですから。

つまり、あなたがいなくても会社も仕事も回ります。

自分が辞めたら迷惑がかかってしまう」と思う原因は次のようなものです。

勘違い。あなたが思うほど会社も同僚も困りません。あなたが辞めると自分の仕事が増える人が「困る」と言っているだけ

短期間で辞める場合。一年以内に転職を繰り返している。ロクな結果も出せずに辞めることが後ろめたい

重要なプロジェクトの途中で辞める場合。確かにある程度の迷惑はかかるでしょう。でも予防策も対策も取ることができます

結局はどの場合も一時的に同僚の負担が上がるかもしれませんが、それはあなたが気にやむことでも責任を取ることでもありません。

あなたの上司、経営者が考えて責任を負うことです。

この大前提をまずはしっかりと覚えておいてくださいね。

退職するメリットを考えよう

会社を辞めることで生まれるメリットは罪悪感を打ち消してくれます。

例えば、次のようなものです。

・より良い人間関係のある職場へ転職できる

・将来性のある会社・業界を選んでキャリアアップできる

・サービス残業・長時間労働が減って、家族や趣味に使う時間が増える

・年収が上がって、生活がラクになる

誰かに迷惑をかけてしまうことを恐れるのではなく、自分や家族が幸せになるためにどんな選択をするべきなのかを考えてみませんか?

退職が切り出せない理由

どんな顔で上司と話せばいいかわからないサラリーマン

退職が切り出せない理由の主なものは大きく次の3つです。

① 人間関係

② 引き止め

③生活不安

個別に解説していきますが、3つの理由には共通点があります。

それは「恐怖」です。

退職を切り出せない気持ちの底には「恐怖」がある

人間関係で言えば、退職を切り出した瞬間にパワハラ上司から大声で怒鳴られるのが怖い、同僚から悪口を言われるのが怖いなどがよくある例。

引き止めでいえば、相手の期待に応えられない恐怖、脅迫など強引な引き止めに対する恐怖です。

生活不安で言えば、転職できるのか、転職できたとして十分な収入が得られるのかなど経済的な不安を原因とする恐怖です。

この恐怖があなたを縛り付けているんです。

行動するためにはこの恐怖をどう解決していくかが大切になると覚えておいてくださいね。

人間関係

退職が切り出せない人にとって一番重い理由は人間関係です。

自分が抜けることでチームや同僚、上司、ひいてはお客様に迷惑をかけてしまうとか、退職を非難されてしまうのが怖いなど精神的なものですね。

繰り返しになりますが、あなたがいなくても会社は回ります。

お客様も残念に思ってくださる方はいたとしても、そのかたが困ることはありません。

くまた

社交辞令で「困るよー」と言ってくる人はたくさんいますけどね(笑)

繰り返しますが、「上司や同僚に申し訳ない」と感じる人は、自分がいないと仕事で迷惑がかかると思ってしまう人が多いようです。

ただ、よく考えてください。

誰かが辞めたことで業績が大きく傾いたことはあったでしょうか?

引き継ぎなどで一時的に仕事量が増えることがあったとしても業績に影響が出るような困り方はしたでしょうか?

大抵の場合、そんなことにはならないはずです。

もちろん、社員が十人以下で一人で複数の役割をこなさなければいけない場合は一人抜けた時の穴は大きいでしょうし、確かに困るかもしれません。

例えそうだとしても、それは経営者が考えて、準備して、対応すべき問題であり、あなたが責任を感じる必要は全くありません。

仕事はあなたの人生でもあります。

あなたがあなたの意思で自由に選んでいいんです!

強引な引き止めが面倒くさい・怖い

転職を切り出せない理由の2つ目は、上司や同僚からの引き止めされるのが面倒だ、引き止められたら決心が揺らいでしまうケースです。

ブラック企業をサクッと辞めたいならこの方法【あわてちゃだめ】」の記事でもブラック企業を辞める時の引き止め対策を紹介していますが、あの手この手、おどし・すかしで引き止めしてくる場合がもたくさんあります。

※「セクハラ・パワハラに耐えられないから、いますぐに会社を辞めたい。でも退職したいと伝えられない」「どうしても自分からは切り出せない」のであれば、退職代行サービスの利用を考えてください。

最近は退職代行を使った退職を規則で禁止する会社が増えていますが、法的にもあなたの代理として交渉できる「弁護士法人みやび」や労働組合法人の「退職代行ガーディアン」であれば安心して依頼できると思います。

くまた

もし引き止められて転職をやめようと思うならそれはそれで一つの選択ですが、僕の経験や周りの体験談を考えると、後悔する確率の方が圧倒的に高くなると思います。

引き止めにあって悩んだら、あなたが転職を決めた理由を思い出してください。

決心するまでに相当思い悩み、考え、比較して結論を出したはずです。

引き止める側にも色々な事情がありますから、引き止めがすべて悪いことではありませんが、あなたがやりたいこと、進みたい道があるなら決して引き止めで立ち止まってはいけないと思います。

あなたの人生はあなたしか選べませんし、歩くことができません。

せっかくのチャンスを逃してしまわないように、使えるものはなんでも使いましょう!

生活や新しい仕事への不安

退職を切り出せない理由、最後は「生活や新しい仕事への不安」。

退職を決めたけど次の仕事が決まっていないので安定した収入を失うことが怖いとか、新しい仕事への期待はあるけど今の仕事をやめて後悔しないか、そんな不安です。

実はこうした不安にははっきりと原因があるんですよ。

その原因に気がついていれば対策が取れますから、不安もなくなります。

転職するときには、次の仕事が決まってから退職を切り出すことが絶対条件

ハラスメントなど緊急度の高い場合は別ですが、会社の将来性への不安ややスキルアップがしたいなどが転職の理由であれば、時間的な余裕はあるわけですからまずは転職先を決めることが最終戦です。

気分とノリで退職して後悔することのないように、今の自分の状況を客観的に知ることから始めましょう。

その点では、転職エージェントの転職相談や有償のキャリアコンサルティングを受けてみて今の自分を見つめ直すことか始めることで、転職に失敗する確率を下げることができますから、転職が初めての人にはお勧めします。

転職エージェントは、業界知識も豊富で企業側人事とのパイプも持っていますから会社内部の情報もある程度知っていますから、キャリアプランの相談相手としては理想的です。

自分の強み・弱みがわからないなら

あなたが気がつかなかった現在のキャリアの問題点・課題、異業界や異業種への転職の可能性も広がりますよ。

今の仕事を辞めることに後悔しそう

これは今の仕事への不満が漠然としていて、本当に自分が手に入れたいものや達成したいことがはっきりとしていない場合に起こりがちの後悔です。

要は、自分のことがわかっていないんですよね。

このケースでは、転職後に出戻りしたくなったり、短期間での転職を繰り返してキャリアが汚れてしまうなどのリスクがあります。

仕事や職場に対す不満は転職だけでは解決できないものがたくさんあります。

まずは今の仕事・会社・職場・人間関係に対して、自分がどんな不満を持っていてそれはなぜなのかを言葉に書き出してみましょう。

もしかしたら退職・転職せずに解決できるかもしれませんし、転職以外では解決できないかもしれません。

まずは自分と環境について詳しく調べてみることをオススメします。

新卒採用後、数ヶ月の短期間で転職を決めた場合も切り出しにくい典型的なパターンですよね。

時間とお金をかけて採用し、入社後のトレーニングも完了、さあ本格に仕事を始めてもらおうと言うタイミングに「辞めます」とは確かに言いづらいと思います。

でも、辞めると言う判断は会社の期待を基準にするのではなく「あなたがどう生きていきたいか」を基準にすべき。

そこに遠慮はいらないんです。

きちんとした会社であれば、あなたの気持ちを丁寧に説明することで必ず納得してくれるはず。

大切なことは誠実に気持ちを伝えること。

適当な言い訳をせずに、真っ直ぐぶつかっていくことをおすすめします。

退職を切り出すときのコツ

頭の中が混乱しているサラリーマン

退職の伝え方でタイミングと同じくらい大切なポイントが伝え方です。

新型コロナ禍で在宅勤務が増えた方にとっては伝え方に悩まれるかもしれませんね。

退職を伝えるタイミング

「退職するまでの期間が気まずくなることが怖い」、「退職することを非難されたらいやだ」なら、退職を切り出すタイミングや準備を考えれば対応できます。

退職の意思表示は1ヶ月前が普通です。

仕事の内容、あなたのポジション・役職によってはもう少し早めに伝えて引き継ぎ準備などをする方が退職がスムースになる場合もありますので、ケースバイケースではあります。

しかし、期間が短くても長くても、退職することを伝えてから退職するまでの間は、引き継ぎや挨拶など通常の仕事に加えて仕事が一時的に増えますので、気まずいとか感じている暇はない場合もあります。

1ヶ月程度なら会社に通うのは20日程度。

やるべきことに集中して、後任への引き継ぎをしていたらあっという間ですよ。

相談ではなく退職を決めたことを「報告」すること

退職の伝え方で一番大切なことは「相談ではなく決定事項を伝える」ことです。

くまた

「退職を考えているんです。。。」のように相談になると、それは引き止めてくださいと受け取られますし、引き止めを望んでいるように勘違いされてしまうリスクがありますから言葉選びな慎重に。。。

また、上司だってあなたのように退職を伝えてくる人を数多く対応しているはずですから、サバキ方も心得ています。

適当にケムに巻かれて退職のタイミングがずれた結果、転職先に迷惑をかけて内定取り消しになんてことにならないよう、はっきりと退職しますとはっきり伝えてください。

退職までの期間は短く

退職を伝えるときに一番大切なポイントは「いつ辞めるか」です。

具体的には最終出社日を決めること。

上司や同僚にお願いされて2ヶ月3ヶ月先にしないように!

正社員であれば2週間〜1ヶ月が一般的です。

1ヶ月で無理やり辞めてしまうとお客様に迷惑がかかってしまうことがはっきりしている場合や、次の仕事にも影響する可能性がある場合は、お互いが妥協できる範囲で短い期間を選んでください。

契約社員や派遣社員など「期間の定めのある雇用」の場合は、契約更新の6ヶ月前に申し入れをする必要があります。半年更新の契約社員の場合は、退職希望日の3ヶ月前に申し入れをする必要があります(民法第627条)。

それ以外の場合、会社との交渉が必要になりますので注意してくださいね。

伝えるときは他の社員の目や耳がないところを選ぶ

できれば会議室などを事前に押さえておいて、二人だけで話ができる環境を用意すべきです。

あなたも上司も在宅勤務であれば、この点は調整しやすいですよね。

上記は直接顔を合わせる場合ですが、他にもメールや電話があると思いますが、個人的にはお勧めしません。

誤解されるリスクもありますし、結局はその後に面談になるはずですから、最初から直接話をした方が余計な手間がかからずに結果としてスムースに行くと思います。

ただし、繰り返しますが上司のハラスメントが原因の場合はこの限りではありません。

密室に二人きりとなるとストレスが非常に高く強くなると思います。

その場合はメールや退職サービスなども検討して、あなたの心と体にとって一番負担の少ない方法を選ぶようにしてください。

自分が会社を辞めた後のことを考える必要があるか?

すでにお伝えした通り、あなたが会社を辞めた後のことは会社や上司が考えて対応する問題ですので、気にする必要は全くありません。

しかし、人脈の観点からは退職後も付き合いがが続く人がいませんか?

例えば、新しい仕事で元の会社が顧客になる場合など、なんらかの取引関係が続くこともありますし、今まではなかったものがあなたがつなぎとなって新しいビジネスが始まるかもしれません。

今まで働いていた会社の人脈はあなたの資産です。

ここで大切なことは「辞め方」。

逃げるように退職して引き継ぎも満足にしなかったとしたら、会社が変わったとしてもあなたを信頼して取引するでしょうか?

くまた

繰り返しになりますが、もちろんハラスメントが原因で退職した場合は当てはまりません。

「立つ鳥跡を汚さず」は仕事でこそ言えることです。

できる範囲できちんと時間をかけて、計画的に引き継ぎをするだけでもあなたの印象は大きく変わるはずです。

転職後のキャリアを長期的に考えて、今まで育ててきた人脈を最大限次のキャリアでも活用するためには、退職についても計画することが大切なんです。

退職を切り出すタイミング

にこやかに微笑む上司

退職が切り出せない・切り出しにくいなら、退職を切り出すタイミングについてあまり考えていないことが結構あります。

通常退職を伝えるのは上司になりますから、スムースに伝えられるように場所やタイミングを計画しておくことが大切です。

決して勢いで伝えてしまい、相手の気分を害してその後の関係や引き継ぎに悪影響が出ないようにちゃんと計画しましょう。

退職を切り出すタイミングは?

では、具体的にどのタイミングで退職を切り出せばいいのでしょうか?

相手の気持ちや立場を考えたら、

・仕事の繁忙期は避ける

・月末月初、四半期、半期、年度の締め日は避ける

などが基本です。

声をかけるタイミングとしては、

・早朝の人の少ない時間に出勤

・お昼の前後

・次の日が休みの日の午後

・上司が忙しくなさそうなとき

がオススメです。

早朝やお昼の前後は会議室も取りやすいですし、次の日が休みの午後は比較的余裕を持って仕事をする人が多いからです。

ちょっとした気遣いで物事はスムースにもいけばもめて大事になることがあります。

できること、選べることは小さなことでも気を使うことで成功率が上がり、トラブルが減りますので、チェックリストを作って退職を切り出すタイミングを考えてみてくださいね。

タイミングを決めたらアポイントを取る

退職タイミングを決めたら、アポイントを取って会議室など1対1で話せる場所を確保します。

周囲に声が漏れず、姿が見えない環境で話すべきです。

きちんとアポイントを取ることで本気度が伝わりますし、あなたの退職によって影響を受ける人や仕事を上司がコントロールしやすくするためにも役立ちます。

もちろん上司からハラスメントを受けているような場合は、人事や上司の上司に同席を求めて二人きりにならないようにしてください。

収入から考える辞める退職とタイミング

退職・転職は家族にいる方にとっては自分だけのイベントではありません。

会社が変われば引越しすることもあるでしょうし、年収も変わりますから家族にとっても一大イベントです。

特に営業職など年収に占めるボーナスの比率が高い人は、タイミングが変わるだけで年収が10〜20%くらいは平気で変わってしまいます。

年収が600万円の20%減は120万円ですから、とても大きな金額ですよね。

お子さんが受験を控えていてまとまったお金が必要な時に年収が落ちたら大変です。

また、住宅ローンや自動車ローンなどを検討しているときは転職自体が審査に影響します。

特に次の仕事が決まっていないなら、自己都合退職の場合は失業保険の給付金が3ヶ月出ませんから手元資金を十分用意しておく必要があります。

退職を切り出すタイミング=転職が普通ですから、転職1年目の年収が想定と違ってガクッと下がらないように、切り出すタイミングで年収がどう変わる可能性があるのか、いくつかのパターンで試算しておくことをお勧めします。

転職にまつわる色々なタイミングについては「【まとめ】転職で失敗しないために考えるべき7つのタイミング」でまとめていますので、興味があれば参考にしてください。

家族のケア

家族団欒

最後に考えておいて欲しいことが、ご家族のケアです。

退職とお金のところでも触れましたが、退職や転職はあなただけではなくてご家族にとっても大きなイベントであり生活を変えてしまうものです。

あたなを理解し、支えてくれるのは最後は家族です。

自分の仕事・人生だから自分で決める、はあまりに身勝手。

転職について事前に相談することはもちろんですが、経済面のメリットデメリットを数字で説明して何が起こるのか、何が変わるのかを丁寧に説明し、伝えましょう。

情報を全て共有することで、あなたが身としているリスクに家族が気がついてくれることだってよくあります。

家族は運命共同体であり、あなたにとって最高・最強のサポーターです。

決して家族の気持ちを軽く考えずに、早め早めの相談をすることをオススメします!!

まとめ

次のキャリアへ向かって歩き出したいきいきと手を振る女性

ここまでの内容を簡単にまとめますね。

・退職が切り出しにくいのは、人間関係や生活に不安があるから

・不安は情報不足・準備不足が原因

・退職・転職を決めたら、まずはお金の試算と家族への相談

・転職を伝えるタイミング、伝え方もしっかりと計画する

・タイミングを決めたら、アポイントを取る

・家族は運命共同体。退職を考え始めたら、必ず共有すること

人間はわからないもの、知らないもの、見えないものに恐怖を持ちます。

解説してきた通り、退職が切り出せない場合、多くは情報や準備が足りていない場合がほとんどです。

また、家族がいる方は、家族に話さないことが逆に秘密を作っていることで負担になったり後ろめたさになったりして、不安を大きくすることだってあるでしょう。

まずはあなたが自分の立っている位置、のぞみ、不安、リスクなどを客観的に理解して、準備をするだけで随分と気持ちもラクになりますし、リスクも減らすことができます。

特に初めての方は、やるべきことをチェックリストを作って管理しましょう。

あとで読むからメモっとく!

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