仕事を辞めたいけど退職を切り出せない時はこうすればいい

僕が勤めている外資系企業は500人くらいの小さな規模ですが、毎年20〜30人は辞めていきますが、幸いなことに辞めていくより入社する人の方が多いので会社としては成長を続けています。

僕自身も転職3回目、ただいま4回目を検討中です。

転職回数が増えて慣れることもありますが、退職を切り出すのはやはり緊張しますね。

もちろん、初めての転職の時はものすごく悩みましたし、切り出しにくかったことを覚えています。

切り出せない理由は色々ありますが、悩まなくてもいいことが何かがはっきりわかっている今は、悩みはすれど「切り出せない」ということは全くありません。

僕や知り合いの経験談をもとに、退職を切り出せない人がつまづくポイントについて解説していこうと思います。

これから初めての転職を考えている方、キャリアを見直している方の参考になれば幸いです。

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目次

あなたがいなくても地球も会社も仕事も回る

オーバーワークのサラリーマン

厚生労働省の労働経済白書2021年版によると、2020年の転職者は前年比で32万人減って319万人だったそうです。

コロナの影響もあって、転職を控えた人も多いかもしれませんね。

それでも100万人単位で転職者がいますから、転職は珍しいことでもなんでもありません。

「黒字リストラ」は年功序列・終身雇用崩壊の象徴【至急市場査定すべし】」という記事でも紹介していますが、終身雇用は崩壊していますし新型コロナ禍が変えた働き方やデジタルトランスフォーメーションで仕事や会社の在り方がどんどん変わってきていますから、これからも転職者はもっと増えていくでしょう。

そもそも会社というのは個人商店とちがって人に依存しないことが強みです。

特定の社員がいなくなる頃で業績が落ちるようなことはまずあり得ません。そうならないための会社「組織」ですから。

つまり、あなたがいなくても会社も仕事も回ります。

もちろん、一時的にあなたの同僚の負担が上がるかもしれませんが、それはあなたが木にやむことでも責任を取ることでもありません。

あなたの上司、経営者が考えて責任を負うことだからです。

この大前提をまずはしっかりと覚えておいてくださいね。

では、退職が切り出せない理由にはどんなものがあるかをみていきましょう。

退職が切り出せない理由

どんな顔で上司と話せばいいかわからないサラリーマン

退職が切り出せない理由の主なものは大きく次の3つです。

① 人間関係

② 引き止め

③生活不安

それぞれ順番に解説します。

人間関係

退職が切り出せない人にとって一番重い理由は人間関係です。

自分が抜けることでチームや同僚、上司、ひいてはお客様に迷惑をかけてしまうとか、退職を非難されてしまうのが怖いなど精神的なものですね。

大前提として伝えた通り、あなたがいなくても会社は回ります。

お客様も残念に思ってくださる方はいたとしても、そのかたが困ることはありません。

くまた

社交辞令で「困るよー」という人はたくさんいますけどね(笑)

「上司や同僚に申し訳ない」と感じる人は、自分がいないと仕事で迷惑がかかると思ってしまう人が多いようです。

ただ、よく考えてください。

あなたの会社で退職した人は今まで一人もいなかったでしょうか?

その人がいなくなったことで、引き継ぎなどで一時的に仕事量が増えることがあったとしても業績に影響が出るような困り方はしたでしょうか?

大抵の場合、そんなことにはならないはずです。

もちろん、社員が十人以下で一人で複数の役割をこなさなければいけない場合は一人抜けた時の穴は大きいでしょうし、確かに困るかもしれません。

例えそうだとしても、それは経営者が考えて、準備して、対応すべき問題であり、あなたが責任を感じる必要は全くありません。

仕事はあなたの人生でもあります。

あなたがあなたの意思で自由に選んでいいんです!

「退職するまでの期間が気まずくなることが怖い」、「退職することを非難されたらいやだ」という人も多いですが、これは退職を切り出すタイミングや準備を考えれば対応できます。

通常退職の意思表示は1ヶ月前が普通です。

仕事の内容、あなたのポジション・役職によってはもう少し早めに伝えて引き継ぎ準備などをする方が退職がスムースになる場合もありますので、ケースバイケースではあります。

しかし、期間が短くても長くても、退職することを伝えてから退職するまでの間は、引き継ぎや挨拶など通常の仕事に加えて仕事が一時的に増えますので、気まずいとか感じている暇はない場合もあります。

1ヶ月程度なら会社に通うのは20日程度。

やるべきことに集中して、後任への引き継ぎをしていたらあっという間ですよ。

引き止められるのが面倒くさい

転職を切り出せない理由の2つ目は、上司や同僚からの引き止めされるのが面倒だ、引き止められたら決心が揺らぐというケースです。

ブラック企業をサクッと辞めたいならこの方法【あわてちゃだめ】」という記事でもブラック企業を辞める時の引き止め対策を紹介していますが、あの手この手、おどし・すかしで引き止めしてくる場合がもたくさんあります。

「セクハラ・パワハラに耐えられないから、いますぐに会社を辞めたい。でも退職したいと伝えられない」ような状況であれば、退職代行サービスの利用をおすすめします。

最近は退職代行を使った退職を規則で禁止する会社が増えていますが、法的にもあなたの代理として交渉できる「弁護士法人みやび」や労働組合法人の「退職代行ガーディアン」であれば安心して依頼できると思います。

くまた

もし引き止められて転職をやめようと思うならそれはそれで一つの選択ですが、僕の経験や周りの体験談を考えると、後悔する確率の方が圧倒的に高くなると思います。

引き止めにあって悩んだら、あなたが転職を決めた理由を思い出してください。

決心するまでに相当思い悩み、考え、比較して結論を出したはずです。

引き止める側にも色々な事情がありますから、引き止めがすべて悪いことではありませんが、あなたがやりたいこと、進みたい道があるなら決して引き止めで立ち止まってはいけないと思います。

生活や新しい仕事への不安

退職を切り出せない理由、最後は「生活や新しい仕事への不安」です。

どういうことかというと、退職を決めたけど次の仕事が決まっていないので安定した収入を失うことが怖いとか、新しい仕事への期待はあるけど今の仕事をやめて後悔しないかという不安です。

実はこうした不安にははっきりと原因があるんですよ。

その原因に気がついていれば対策が取れますから、不安もなくなります。

転職するときには、次の仕事が決まってから退職を切り出すことが絶対条件

ハラスメントなど緊急度の高い場合は別ですが、会社の将来性への不安ややスキルアップがしたいなどが転職の理由であれば、時間的な余裕はあるわけですからまずは転職先を決めることが最終戦です。

気分とノリで退職して後悔することのないように、今の自分の状況を客観的に知ることから始めましょう。

その点では、転職エージェントの転職相談や有償のキャリアコンサルティングを受けてみて今の自分を見つめ直すことか始めることで、転職に失敗する確率を下げることができますから、転職が初めてという方にはお勧めします。

転職エージェントは、業界知識も豊富で企業側人事とのパイプも持っていますから会社内部の情報もある程度知っていますから、キャリアプランの相談相手としては理想的なんです。

非公開求人情報やあなたの市場価値を知ることで転職成功率は間違いなく上がるので、転職エージェントの活用をおすすめはしますが、もちろん使う・使わないはあなた自身の判断で決めてください。

20代・第二新卒の方であれば「マイナビジョブ20’s」やリクルート系で未経験者や第二新卒向けの「就職Shop」、ハイクラス転職なら上場企業で実績も高い「JAC Recruitment」、外資系・グローバル企業なら「エンワールド」、IT系なら「マイナビIT AGENT」が丁寧なサポートが期待できます。

転職成功率を上げたい・効率的に転職活動を進めたいなら、「目的別おすすめ転職エージェントランキング【転職成功率を上げる組合せ方】」も参考に転職エージェントの組み合わせ方を考えてみてください。

もし「自分にはどんなキャリアが合っているのか」「お金と時間をかけてもいいので、自分の価値観にあう働き方を見つけたい」というそもそもの悩みがあるなら、マジキャリなどのキャリアコーチングを活用してじっくり答えを探すことをおすすめします。

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あなたが気がつかなかった現在のキャリアの問題点・課題、異業界や異業種への転職の可能性も広がりますよ。

今の仕事を辞めることに後悔しそうという

これは今の仕事への不満が漠然としていて、本当に自分が手に入れたいものや達成したいことがはっきりとしていない場合に起こりがちの後悔です。

要は、自分のことがわかっていないんですよね。

このケースでは、転職後に出戻りしたくなったり、短期間での転職を繰り返してキャリアが汚れてしまうなどのリスクがあります。

仕事や職場に対す不満は転職だけでは解決できないものがたくさんあります。

まずは今の仕事・会社・職場・人間関係に対して、自分がどんな不満を持っていてそれはなぜなのかを言葉に書き出してみましょう。

もしかしたら退職・転職せずに解決できるかもしれませんし、転職以外では解決できないかもしれません。

まずは自分と環境について詳しく調べてみることをオススメします。

退職を切り出すタイミング

にこやかに微笑む上司

退職が切り出せない、切り出しにくいという人は、退職を切り出すタイミングについてあまり考えていないことが結構あります。

通常退職を伝えるのは上司になりますから、スムースに伝えられるように場所やタイミングを計画しておくことが大切です。

決して勢いで伝えてしまい、相手の気分を害してその後の関係や引き継ぎに悪影響が出ないようにちゃんと計画しましょう。

会社を辞めた後のことを考える必要があるか?

すでにお伝えした通り、あなたが会社を辞めた後のことは会社や上司が考えて対応する問題ですので、気にする必要は全くありません。

しかし、人脈という観点からは退職後も付き合いがが続く人がいませんか?

例えば、新しい仕事で元の会社が顧客になる場合など、なんらかの取引関係が続くこともありますし、今まではなかったものがあなたがつなぎとなって新しいビジネスが始まるかもしれません。

何が言いたいかというと、今まで働いていた会社の人脈はあなたの資産でもあるということです。

ここで大切なことが「辞め方」になることはわかっていただけますよね。

逃げるように退職して引き継ぎも満足にしなかったとしたら、会社が変わったとしてもあなたを信頼して取引するでしょうか?

くまた

繰り返しになりますが、もちろんハラスメントが原因で退職した場合は当てはまりません。

「立つ鳥跡を汚さず」は仕事でこそ言えることです。

できる範囲できちんと時間をかけて、計画的に引き継ぎをするだけでもあなたの印象は大きく変わるはずです。

転職後のキャリアを長期的に考えて、今まで育ててきた人脈を最大限次のキャリアでも活用するためには、退職についても計画することが大切なんだという点はご理解いただけたと思います。

退職を切り出すタイミングは?

では、具体的にどのタイミングで退職を切り出せばいいのでしょうか?

相手の気持ちや立場を考えたら、

・仕事の繁忙期は避ける

・月末月初、四半期、半期、年度の締め日は避ける

などが基本です。

声をかけるタイミングとしては、

・早朝の人の少ない時間に出勤

・お昼の前後

・次の日が休みの日の午後

・上司が忙しくなさそうなとき

がオススメです。

早朝やお昼の前後は会議室も取りやすいですし、次の日が休みの午後は比較的余裕を持って仕事をする人が多いからです。

ちょっとした気遣いで物事はスムースにもいけばもめて大事になることがあります。

できること、選べることは小さなことでも気を使うことで成功率が上がり、トラブルが減りますので、チェックリストを作って退職を切り出すタイミングを考えてみてくださいね。

収入から考える辞める退職とタイミング

退職・転職は家族にいる方にとっては自分だけのイベントではありません。

会社が変われば引越しすることもあるでしょうし、年収も変わりますから家族にとっても一大イベントです。

特に営業職など年収に占めるボーナスの比率が高い人は、タイミングが変わるだけで年収が10〜20%くらいは平気で変わってしまいます。

年収が600万円の人が20%下がるということは120万円ですから、とても大きな金額ですよね。

お子さんが受験を控えていてまとまったお金が必要な時に年収が落ちたら大変です。

また、住宅ローンや自動車ローンなどを検討しているときは転職自体が審査に影響します。

特に次の仕事が決まっていないという人は、自己都合退職の場合は失業保険の給付金が3ヶ月出ませんから手元資金を十分用意しておく必要があります。

退職を切り出すタイミング=転職が普通ですから、転職1年目の年収が想定と違ってガクッと下がらないように、切り出すタイミングで年収がどう変わる可能性があるのか、いくつかのパターンで試算しておくことをお勧めします。

転職にまつわる色々なタイミングについては「【まとめ】転職で失敗しないために考えるべき7つのタイミング」でまとめていますので、興味があれば参考にしてください。

退職の伝え方

頭の中が混乱しているサラリーマン

退職の伝え方でタイミングと同じくらい大切なポイントが伝え方です。

新型コロナ禍で在宅勤務が増えた方にとっては伝え方に悩まれるかもしれませんね。

相談ではなく退職を決めたことを「報告」すること

退職の伝え方で一番大切なことは「相談ではなく決定事項を伝える」ということです。

くまた

「退職を考えているんです。。。」のように相談になると、それは引き止めてくださいと受け取られますし、引き止めを望んでいるように勘違いされてしまうリスクがありますから言葉選びな慎重に。。。

また、上司だってあなたのように退職を伝えてくる人を数多く対応しているはずですから、サバキ方も心得ています。

適当にケムに巻かれて退職のタイミングがずれた結果、転職先に迷惑をかけて内定取り消しになんてことにならないよう、はっきりと退職しますとはっきり伝えてください。

伝えるときは他の社員の目や耳がないところを選ぶ

できれば会議室などを事前に押さえておいて、二人だけで話ができる環境を用意すべきです。

あなたも上司も在宅勤務であれば、この点は調整しやすいですよね。

上記は直接顔を合わせる場合ですが、他にもメールや電話があると思いますが、個人的にはお勧めしません。

誤解されるリスクもありますし、結局はその後に面談になるはずですから、最初から直接話をした方が余計な手間がかからずに結果としてスムースに行くと思います。

ただし、繰り返しますが上司のハラスメントが原因の場合はこの限りではありません。

密室に二人きりとなるとストレスが非常に高く強くなると思います。

その場合はメールや退職サービスなども検討して、あなたの心と体にとって一番負担の少ない方法を選ぶようにしてください。

家族のケア

家族団欒

最後に考えておいて欲しいことが、ご家族のケアです。

退職とお金のところでも触れましたが、退職や転職はあなただけではなくてご家族にとっても大きなイベントであり生活を変えてしまうものです。

あたなを理解し、支えてくれるのは最後は家族です。

自分の仕事・人生だから自分で決める、はあまりに身勝手。

転職について事前に相談することはもちろんですが、経済面のメリットデメリットを数字で説明して何が起こるのか、何が変わるのかを丁寧に説明し、伝えましょう。

情報を全て共有することで、あなたが身としているリスクに家族が気がついてくれることだってよくあります。

家族は運命共同体であり、あなたにとって最大・最強のサポーターです。

決して家族の気持ちを軽く考えずに、早め早めの相談をすることをオススメします!!

まとめ

次のキャリアへ向かって歩き出したいきいきと手を振る女性

ここまでの内容を簡単にまとめますね。

・退職が切り出しにくいのは、人間関係や生活に不安があるから

・そうした不安は情報不足・準備不足が原因

・退職・転職を決めたら、まずはお金の試算と家族への相談

・転職を伝えるタイミング、伝え方もしっかりと計画する

・家族は運命共同体。退職を考え始めたら、必ず共有すること

人間はわからないもの、知らないもの、見えないものに恐怖を持ちます。

解説してきた通り、退職が切り出せない場合、多くは情報や準備が足りていない場合がほとんどです。

また、家族がいる方は、家族に話さないことが逆に秘密を作っていることで負担になったり後ろめたさになったりして、不安を大きくすることだってあるでしょう。

まずはあなたが自分の立っている位置、のぞみ、不安、リスクなどを客観的に理解して、準備をするだけで随分と気持ちもラクになりますし、リスクも減らすことができます。

特に初めての方は、やるべきことをチェックリストを作って管理しましょう。

言葉になっているだけでも、不安な気持ちは軽くなりますよ!

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