外資系企業への転職でオファーレターが出た後は何をすればいい?【交渉です】

外資系企業で内定出たのだけれど、この後どうなるの?
オファーレターが来たけど、注意することは?

やっと手に入れた「オファーレター」!これで心置きなく次のテップに進めますね!

実は外資系企業への転職の場合、ここからがある意味一番大切、満足度を決定してしまう分かれ道でもあります。

外資系企業の採用において、オファーレターの提示は最終段階です。

この記事を読むと、オファーレターを確認する際の注意点と、出てからの対応がわかります。

目次

まずはオファーレターの内容をじっくりと確認する

面談を無事クリアし、希望条件を伝えて待つこと数日、ようやくオファーレターが届きます。

オファーレターさえ受け取れば、署名して返送し、後は入社を待つだけというのが基本的な流れですが、ここでもう一踏ん張りしましょう。

オファーレターの内容と注意点

「オファーレター」はいわゆる採用・ 労働条件通知ですので、届いたらまず内容を確認します。

面談で確認した業務内容、処遇条件、自分の希望などがどの程度反映されているかを一つ一つ確認していきましょう。

企業によっては、このオファーレターが届く前に採用担当からメールでオファーレターの内容が送られてくることがあります。

その場合はその時に内容を確認して、正式なオファーレターが届いたら再度内容をチェックします。

通常のオファーレターに記載さ入れている主な項目は以下の通りです。

  • 年俸・給与(理論年収)
  • 賞与(ボーナス、インセンティブ)の支給基準・条件
  • RSU
  • 休日・休暇
  • 入社予定日
  • 試用期間及び条件
  • リファレンス候補者

一つ一つポイントを解説していきますね。

給与・年俸(理論年収)

一番大切な項目ですが、給与に何が含まれるか、基本給と賞与の比率に間違いがないかなどを確認します。

ボーナス・インセンティブの支給基準・条件

職種やポジションによって大きく変わるのがボーナスです。特に支給基準や条件については細かく確認してください。例えば、使用期間はボーナス支給条件にある勤務期間に含めないなどがある場合はそれだけ最初の支給が先になりますから、年収が大きくかわる可能性があります。

また、支給基準も業績なのか、上司の評価なのか、それ以外の数値的な目標なのかなど変動要素を確認してください。

RSU

制限付き株式付与(RSU、restricted stock units)は、賞与として自社株を複数年にわけて支給する制度で、外資系企業で一般的な制度で、通常は入社から4年程度に分けて支給されます。

日系企業でもメルカリがこの制度を導入してニュースになっていましたね。

付与される株式数はポジションによっても異なりますが、交渉ができる項目ですので積極的にチャレンジしたいですね。

休日、休暇、労働時間

ここで確認することは、時差出勤の有無・条件、有給休暇の取得日数・条件などです。慶弔・傷病休暇の他に、その会社独自の休暇もありますので、合わせて確認するといいでしょう。

入社予定日

文字通り新しい会社での初日です。

しかしこれが意外と重要なのです。

オファーレターを受け取り、内容を確認して署名、返送した後のこすは「退職手続き」です。

あなたが優秀であればあるほど引き留めは強烈になるでしょう。

担当している業務の状況、会社が計画していたあなたへの業務など思うように退職ができなくなる可能性があります。

万が一想定していた退職日が1か月程度であればなんとか変更できるかもしれませんが、2か月3か月となると転職先企業のビジネスにも影響が出る可能性があります。

その影響が大きい場合、最悪採用中止と言うことになりかねません。

そうしたリスクを最小限にするためにも、面接が進み始めたら静かに引き継ぎの準備を始め、長期のプロジェクトや異動の話が持ち上がらないか社内の情報を集めておくことをお勧めします。

また、転職先の企業へは入社日がずれる可能性があることとどの程度変更に対応してもらえるのかを確認しておきます。

状況が変わる場合は、すぐに面接担当に連絡することを忘れないようにしましょう。

試用期間

次に重要なのが試用期間です。

通常は3か月〜6か月ですが、入社後のパフォーマンスによっては延長される場合がありますので、試用期間に関する条件も確認します。

また、先に書いた通り試用期間とボーナスの関係について記載がなければ確認しましょう。

リファレンス候補者

オファーレターにはリファレンスチェックのための候補者記入欄があります。別記事でも解説していますが、外資系の場合自分を知る元同僚・元上司への簡単な聞き取り調査が行われます。

ある種の身辺調査に近いのです。

通常は、応募者に現・前職の上司や同僚から2−3名程度を選ばせて、その人の人柄や仕事ぶりなどを知る目的で行われる調査・インタビューです。

外資系企業で中途採用者、特に部長職以上の会社にとって戦略的に重要なポジションの応募者に対してはほぼ間違いなく行われています。

募集側としては、信用調査的な要素とともに応募者が周囲から推薦を得られる人物なのかを確認できる重要な機会になります。

実施するのは採用担当チームの他、以下のような専門の調査エージェントに依頼することも多いです。企業側から見たリファレンスチェックの内容や注意事項も詳しく解説されていますので、参考にしてください。

ここで引っかかることは少ないのですが、人選は慎重に行いましょう。

職務経歴書に書いている経歴の中から、上司、同僚、関連会社、協業先、顧客など、あなたを評価してくれている人で一定以上のポジションについている方を5ー6名ほど候補者をリストアップしてみましょう。

ポジションは高いに越したことはありませんが、高いだけで仕事でほとんど絡んでおらず、漠然とした感想しか期待できないのであれば、あえて苦楽を共にした同僚や関係先の方のほうがはるかに良いと思います。

名前、所属会社部署、年齢、役職、あなたとの関係、自分が考えるその人の自分に対する評価をまとめて一覧表を作り、最後に相手の評価欄と打合せ予定日欄を作っておくと良いと思います。

想像に難くないかと思いますが、これは人選がほぼ全てです。僕も3名にお願いしましたが、すごく選ぶのに苦労しました。

苦労した理由は、海外に転勤していたり、相手も転職して連絡がとれなくなってしまっていたり(この時点で私の人脈プランが貧しいことがわかります。。。)、プライベートでは仲良くなったものの、業務ではそれほど絡んでいなかったりと、「この人なら!」という方が少なかったことがありました。

こういう関係は一朝一夕には作れませんので、転職以前に常日頃からの人脈作り、関係づくりがいかに大切かがお分かりいただけると思います。

オファーレターへの署名前に条件交渉

オファーレターの内容に問題なければ、署名して返送するだけですが、ここでぜひ条件交渉をすることをお勧めします。

外資系の場合は、毎年ベースアップがあるわけではなく、役員クラスは別として、入社後に社内で昇進しても劇的に給与が上がることはあまりありません。

入社時の給与交渉が唯一のチャンスと言ってもいいのです。

まず、交渉の準備として他の内定案件や継続中の案件で出てきた条件を項目ごとにまとめておきます。

基本給、賞与、RSUがあれば十分でしょう。

このうち賞与は普通会社の規定で計算式があるので、基本給次第です。

毎月必ず支払われる基本給こそ、転職の条件で一番重視すべきポイントです。

僕の場合、前職の年収を転職先での年収とすることを基本として交渉してきました。

これによって大体20〜30%の年収増が見込めます。

【くまたの裏情報】

この時試算しておくべきことは、新しい年収と税金の関係です。

900万を超えるあたりから、所得税がグッと上がり、1,024万を超えると扶養控除がなくなります。その際にいる場合、年収がアップしてもたいして手取りが上がらないこともありますので、生活費の見直しなども並行で検討しないと頑張って転職したのに・・・といことになりますので、しっかり試算してくださいね。

他社のオファーをまとめた後は、すべての条件のいいとこ取りをして、交渉します。

この時大事なポイントは、オファーの内容と希望年収に極端に開きがある場合は、落とし所を設定しておくことです。

例えば、オファーの基本給が1000万、他社のオファーが1200万だとします。

この時オファーの2割アップはあなたの実績が相当魅力的に映っても難しいと思います。

でも+10%であれば、許容範囲である可能性が高くなるでしょう。

まず1200万を打診してみて、先方からの再オファーを待ち、1100万以上を提示してくるなら交渉成功です。

ここであまり欲をかくと心象だけではなく、あっさり引かれて結局1000万に落ち着いてしまったなんてことになりかねないので、交渉は慎重に進めてください。

交渉時に最も注意すべき点は、自分の要望が適正かつ正当であることを論理的に説明することです。

他社の高いオファーを提示するだけではなく、なぜ高い評価を得ているのかを論理的に説明しなければ交渉になりません。

オファーレターが出た後に入社を断ることができるか?

もちろんできます。

ただし、誠実に理由を説明してトラブルにならないように注意してください。

例えば、最終面接の時に面接担当から「入社を約束してくれるならオファーレター(採用通知書)をだします」と言われている場合ですね。

この口約束に拘束力はありません。

そもそもオファーレターにも「事情によって企業側からこのオファーを破棄できる」と言う一文が必ず入っていますので、それは転職者の側も同様です。

また、オファーレター前に退職願いを出さないように気をつけましょう。

万が一オファーが取り消された時にすでに退職願を出してしまっていては無職になってしまいます。

気が緩んで周囲に漏らしたり、退職をほのめかすことも厳禁です。

最後の詰めを間違うとそれまでの努力もキャリアも一瞬でパーになりますので、採取面接をクリアした後には一層慎重にことを運ぶようにしてください。

まとめ

ここまでの内容を簡単にまとめておきます。

  • オファーレターの内容は隅々まで確認する
  • 基本給・RSUは他のオファーと比較してもう一押しの交渉をしてみる
  • リファレンスの人選は転職活動を始めたらすぐ準備
  • オファーを断るときは丁寧に

最後の詰めが転職の満足度を大きく左右しますので、慎重かつ大胆に攻めてください。

皆様の転職が成功するように祈っています!

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