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IT業界の将来性と転職リスクは?30代でも大丈夫?【おすすめIT系職種は?】

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・IT業界に転職したいけど、将来性が不安。全く経験のない業界なので不安。

・IT系で2回目の転職。現状と将来の見通しやおすすめの分野があれば知りたい。

どの業界へ転職をするにしても、将来性や成長性のあるなしはあなたのキャリアや生活・人生に大きな影響があります。

せっかく転職したものの初日に業績悪化とリストラのニュースが流れたり、大手企業に転職できてよろこんでいたら実は業界全体が右肩下がりだったり。。。

こうしたなんとも悲しいできごとは前もっての企業・業界を研究しておくことではふせげるものです。

僕がおすすめのIT業界へ転職を考える方向けに、IT業界の将来性や成長性について知っておくべきポイントをまとめてみました。

【新型コロナ禍の影響に注意】
こらから転職活動をはじめようとしている方は、希望する業界や会社が新型コロナでどういう影響を受けているか、どう舵を切ろうとしているかの情報は定期的に集めてください。 

上場企業であれば、四半期ごとの有価証券報告書や決算短信の内容、株主総会の資料などをチェックしておくことがおすすめです。

くまた

IT業界は国が音頭をとりはじめた「デジタルトランスフォーメーション」で人手不足が加速しそうです。

IT業界に興味のある方は、ぜひこのチャンスを活かして、キャリアアップ・キャリアチェンジを叶えてください!

もくじ

IT業界の現状はどうなっているか?

新型コロナの影響下でも、doda発表のIT求人倍率は5倍を超えていて他業種と比べるとその倍率の高さは異常ですが、それも中から見ると「そうそう、ぜんぜん人手がたりていないよ!」と実感することができます。

この状況でもデジタル化・IT化の波が止まる様子は全く見えていません。

企業によってはこれをチャンスととらえて投資を加速していますので、「どんな企業がいま投資をしているのか」を探してみるとチャンスが見つかりやすいと思います。

くまた

今の自分がどれくらいの評価をされるのか、転職できるのかなどを手っ取り早くかつ詳しく知りたければ転職エージェントのキャリアカウンセリングを利用しましょう。

悩むよりサクッと聞いちゃったほうが精神的にラクになりますし、やるべきことがはっきりわかりますから、モチベもあがります!

IT業界をおそう「2025年の崖」

この背景にあるのは、経済産業省が発表した「2025年の崖」の影響も大きいと思います。

簡単に背景をまとめると以下の通りです。

・デジタル化・IT化の波に加えて、古いシステムの刷新期限が迫っていて、そちらにも莫大な資金・人材が必要となっている

・新しい技術で作られた新しいシステムへの移行を強制されるのは、古い技術やシステムを知る人材を供給できないことも原因

最先端のデジタル技術への置き換えを進めてIT投資を効率化し、ビジネス投資効果の高いところに資金を集中

まさにIT人材の争奪戦真っ只中という感じがします。

ただ、これは一つ大きな問題が隠れています。それが「古い技術しかもたない技術者」のいき場所がなくなりつつあるということです。

経産省のDXレポートでも45万の新しい技術を持ったIT人材が「まったく」足りていません。

それなのに古い技術しか持っていない人材が10万人余るというのです。

そこで45万人の不足を少しでも補うために、この10万人が新しい技術を学ぶことを求めているわけですね。

くまた

古い技術しか持っていない中高年も、新しい技術を身につけることでステップアップできる可能性があるということですが。。。僕はそうすんなりとはいかないと思います。

会社のビジネス基盤をなっているITシステムを新しくするには、数億〜数百億かかるケースが多く、おいそれと投資できる金額ではないからです。

新型コロナの影響範囲がまだ見切れていない状況であり、大きな投資ができる会社は限られています。

このIT人材不足の問題は新旧両方のシステムからの需要によって、さらに人材獲得競争が激化するのではと感じています。

そうは言っても企業の人材への投資が徐々に最先端のスキルにシフトしていくことは間違いないと思います。

IT人材の需要と共有に関する情報や技術動向、新しい技術が生み出すビジネス、ベンチャー企業の動きなどには情報をあつめて、キャリアプランをアップデートしましょう。

IT業界へ転職するリスクと将来性

3 men in brown and black camouflage uniform standing

結論から言うと、IT業界の成長性や将来性に関しては、全く心配していません。

IT人材の需要も強くなっていく一方で、色々な調査結果にもそのトレンドははっきりとでています。

やる気のある方、どんどん来てください!と言いたいです。

まず大前提となる市場規模を見てみましょう。

図は矢野経済研究所が毎年発表している「国内民間企業のIT投資実態と今後の動向について調査」からの抜粋です。

※2019年11月27日発表なので新型コロナの影響は反映されていませんので、その点はご注意ください。

また、直近数年はメガバンクの基幹システム更新等の大型案件特需があったこともあり、拡大傾向が続いていました。

こうした特需が消えたこと、新型コロナの影響を考えると2020年〜2021年は縮小傾向になる可能性もありますが、極端に落ち込むことはないと思います。

市場調査会社のITRの発表でも、新型コロナによってIT戦略が加速すると答えた企業が71%と過半数を大きく超えています。

テレワークの推進、リモートアクセス環境の整備、会議・商談・面接などのオンライン化、電子書類・電子署名への移行、店舗中心の販売チャネルからECサイトへの移行などが主なものですが、いずれもハード・ソフト両面での投資が必要になります。

AIやバーチャルリアリティはこれからが本番ですし、ブロックチェーンの活用も進んできています。

5Gネットワークが動画をはじめとする大量のデータ通信が可能となることで、消費するコンテンツの増大はソフトウェア産業を刺激し、またそれを支えるデータセンターなどのIT基幹産業もますます規模を拡大させるはずです。

つまり、これからも巨額の投資が流れ込んでくる分野ということです。

くまた

逆にどこまで広がるか僕は想像ができません。

例えば、他の業界はITに仕事を奪われるのではなく、デジタル化やIT化していくからです。

AIをはじめとする最先端の技術は、「作業」を人の代わりに行い、人はより創造的な「仕事」に集中できるようになると僕は思います。

次の記事の中でも人材不足のIT業界の現状を解説していますので、興味があれば読んでください。

この背景には、ビジネスのグローバル化や顧客が物を手に入れることそれ自体よりも、物やサービスを使うことでより良い「体験」を求めていることが背景にあります。

つまり、買って終わりではなく、買ったあとそれを使ってどう楽しむか、豊かな時間を過ごすかに価値観が移ったわけです。例えば、

・自動車が欲しいのではなく、快適に移動したい。

・旅行に行くのは大切な人との思い出づくり。

素敵な洋服は気持ちよく過ごすため。

これら全てに共通するのがいつ・どこでといった購入者の「行動」や年齢や性別、職業などの「属性」データです。

この大量のデータを処理して売り上げをあげたり利益を出すための最適解を生み出すにはIT化・デジタル化が絶対条件になっていますが、まだまだIT化・デジタル化が進んでいない業界・会社がとても多いのです。

つまり、現状でさえ足りていないITエンジニアはこれからもっと足りなくなる。

これは経済産業省の発表資料でもはっきりしています。

参考:経済産業省 「IT人材需給に関する調査(概要)

グローバル化で英語をはじめとした外国語力を持った人材が足りなくなり政府は英語教育を強化しました。

次はIT教育として小学校からプログラミングを必修としました(もちろん、その内容は小学生向けにアレンジされていますが)。

さらに3Dプリンター、スマホ、AI、VR(バーチャル・リアリテ=仮想現実)、AR(オーギュメンテッド・リアリティ=拡張現実)などの最先端技術が新たなビジネス=雇用を生み出します。

くまた

政府自ら人材不足を叫び、教育に投資をしていることからも、IT人材不足への危機感が現れていますね。

IT業界と言っても仕事はたくさんの種類があるし、レベルもさまざま。会社だって超大企業からベンチャーまで数えたらいくつあるやら。。。

当然、恵まれた環境で働く人もいればそうでない人も多いはずです。

以前は「35歳転職限界説」が当たり前に通っていましたが、今はそんなことはありません。

それでも30代に求められるものは20代とは違います。

決して楽な道ではありません。

※楽でないからこそ、質の高い情報を集めることが成功を大きく左右します。気になる職種や業界のある方は、転職サイトや転職エージェントを使って自動で自分に情報が集まる仕組みを作っておくことをおすすめします。

30代でIT転職はできるのか?

group of people using laptop computer

最初にも書きましたが、僕がIT業界へ未経験で入ったのは30直前、40代でも転職してますので30歳で転職アリかナシかと聞かれたら全然「アリ」です。

ただ、覚悟なしにチャレンジするくらいならやめたほうがいいパターンもあるので、場合を分けて解説します。

給与や昇進に不満

仕事ぶりも結果も評価されているのに給与が上がらないとか移動を希望しても実現しないのであれば、転職は良い選択です。結果が出ているの給与が上がらないことも異動が認めれないことも自力では変えようがないですよね。

ただその前に給与が上がらない理由や異動が認められない理由は確認すべきです。自分の思い込みだけで行動するのはキケン過ぎます。

確認することは次のとおりです。

・会社の平均給与はいくらか? 自分の給与はそれと比べてどうか?

業界の平均給与はいくらか?会社の給与はそれと比べてどうか?

欲しい給与をもらっているのはどこの誰でどんなポジションか?

自分が移動したいポジションは何個あるのか?

そのポジションの交代のタイミングはいつか?何をきっかけにしているか?

自分はそのポジションにつく条件を満たしているか?

例えば、IT企業で35歳の給与が600万でも、仕事内容は変わらないのに外資金融のIT部門の社員が1000万超えていることはザラです。35歳の平均給与が600万の会社にいるのに、自分は800万くらい欲しいというのはそもそも会社や業界選びが間違っています。

上の質問すべて答えられる人に僕はあったことないですね。

あなたも「なんとなく」が不満になっていませんか?

自分の仕事や所属部署のことはよくわかっていても他部門や会社全体のこととなると意外と知らないことが多いものです。

会社や業界によって出せる給料出せない給料がありますし、上位のポジションには数に制限があります。転職して臨む条件を得るには業界ごと会社ごとの事情を理解して自分の経歴や実力でどこを狙えるかを考える必要があります。

同じように直近数年の給与の増加率、ベースアップ金額、それらの競合他社との比較、業界平均との比較、会社の新サービス、製品への開発投資額、上場企業であれば株価の動き、時価総額の推移、市場の評価など簡単に手に入る質の高い情報は沢山ありますので調べてみてください。

会社の業績が気になるときは、下請けや仕入れ先などの急な変更や集約がないかを特に気を付けてください。
これが発生しているときは、倒産も視野に入れて転職活動をした方がいいかもしれません。

学歴で昇進や給与が差別されていていつまで経っても格差がある

これは日系企業で多いかもしれませんね。。。給与以上に厚い壁でしょうか。

定年退職するまで勤め上げる気もないし、頑張っても報われない壁が嫌ならさくっと転職もありと思います。この場合も是非事実確認はしてくださいね。

本当に学歴の問題か、社内で評価されている人はどんな人か、その人はなぜ給与も高く、チャンスももらえているのかについて冷静に評価します。これは転職の際に希望の会社や業界研究する際にも役立ちますよ。

僕の場合、過去の転職で学歴については応募条件を満たしたことがありませんし、30代、40代、50代で転職しています。

でも普通に転職していますし、給与も毎回必ずアップしていますので、実務経験・実績ともに問題なければちゃんと転職はできます。

30代でのIT転職に不安あり。失敗しないコツは?

不安の原因は「わからない」からです。

なので、自分自身のことを含めてまずは情報収集しましょう。事実を知ることで、進むべき道、取るべき行動を決めることができます。

こうした情報から、業界や会社の将来性、自分の強み(稼ぐ力)・弱み、転職したいポジションの市場価値と将来性、転職後の給料も査定などができます。

その上で職務経歴をアップデートし、まず転職エージェントに登録して面談してください。

業界ごとの求人状況やトレンド、実力経験に応じた想定給与などを教えてくれるはずですから、自分が調べた内容の答え合わせができます。

これをやらないと「自分で選び行動する力」がつきません。絶対転職エージェントに丸投げはNGです。

実力やスキルが足りないのであれば、あとはスキルアップする計画を立てて実行すればいいだけです。

30代未経験でITに転職することは可能?

はい、可能です。

ただ、20代とは全く難易度が違います。

30代の強みは「業界経験」

30代の場合は、自分の強みをどう活かすかが重要です。逆に言えば活かせるものがなければ転職は難しいということです。

そのためにも、先に解説したとおりキャリアの棚卸しが必要ですからまずそちらをやってみてくださいね。

例えば30代前半で転職を繰り返して一つの業界に3年以上止まったことがなければ評価は低いと思いますし、未経験の方がIT業界で活かせるものがあるとは評価されないと思います。

IT業界経験がなくても業務経験が豊富で、通常業務で必要なITスキル(エクセル、パワポ、ワード)や業界特有のシステムやアプリケーションのスキルがあるとかなり評価されると思います。

例えば、経理畑で10年つとめ、SAPの導入プロジェクトに経理部から参加したなどであればIT業界未経験でもコンサルタントやSAPサポート業務などは可能性がありますね。

また、IT化が遅れている業界・会社出身であればその価値はより大きくなる可能性があります。なぜならその会社のIT化に向けた課題を知っているからです。

それほどに未経験の方にとって「業界経験」は付加価値のある重要な要素=強みになります。

全くの未経験。でもIT業界にチャレンジしたい

この場合は、別記事でも解説したとおり、サポート系から入るのがおすすめです。

ただし、現在の給与が500万を超えていてる場合は英語力がゼロだと給与は下がる可能性がすごく高いと思います。

詳しくは未経験でIT系にチャレンジする方向けの記事を読んで欲しいのですが、簡単にいうとトレーニングが整備されているケースが多いからです。

ただ、新型コロナやデジタル化の影響でサポート業務のあり方が替わろうとしているので、将来性には十分注意して欲しい事とブラック企業に捕まらないように企業研究・調査をしっかりすることが注意点です。

30代のIT転職で給与はどの程度が期待できるのか知りたい

給与額は日系か外資か、英語ができるか、業務経験、会社の規模など複数の条件によって大きく変わります。

転職後の給与額に1番影響するのは「現在の年収」です。

通常希望者への条件提示の際、給与は現職の年収に対して何%アップもしくはダウンという形で決めることがほとんどです。応募の際に前年の源泉徴収票と直近3ヶ月の給与額(通常は給与明細のコピー)を求められるのはこのためです。

希望年収とは言え、あまりふっかけるといいことはありません。

すでに書いたとおり、出せる金額と出せない金額がありますし、入社前でなんの結果も題していない候補者に過度な昇給の提案はできませんから。。。平均で15%程度だと思います。

給与については新型コロナの影響がどう出るか、今後の傾向をよくみておく必要があるでしょうね。転職エージェントや転職サイトにはそうした情報がたくさん公開されていますから是非参考にしてください。

ご参考までに企業が30代の応募者を落とす理由としてよく聞くのが以下です。
・ビジネスマナーができていない
・仕事や自社に転職することへの熱意が感じられない
・質問に対する回答がテンプレート的で、年齢に応じた経験や実績を感じさせる深めみがない
・自分の成功体験に固執する姿勢が強く出ていて変化への対応力が不安
・経歴や実績を考えると想定給与提示額に対して希望年収が高すぎる

もし、どうしても欲しい給与額があるなら、まずその金額がどういう職種のどういうポジションならもらえるのか、そのポジションに求められるスキルや経験は何かを調べてください。

例えば、企業の募集要項でスキルや経験は確認できますし、転職会議OpenWork(旧Vokers)などの口コミサイトでその企業のポジションごとの給与が大体わかります。

外資系エージェントのロバートウォルターズが毎年発表している「給与調査」も参考にしてください。

あとは転職エージェントにきく、知り合いにその仕事をしている人がいれば聞くといった方法もあります。

気を付けて欲しいのは、給与の内容は、基本給、賞与、福利厚生、手当てと色々あるので内訳はしっかり把握しておくことです。

年収が20 %アップしたと思ったら、基本給は下がって業績連動の賞与も業績不振で減額、結果年収も下がったなんて目も当てられませんから、現年収を基本給にすることを目標にするといいと思います。

IT業界で将来性のある有望な職種は何か?

「有望」の定義をより需要が増える高い給与とするなら、Webプログラミング、AI関連、サイバーセキュリティ、ネットワーク、ユーザーサポートで、になると思います。

クラウド関連はそれら全てを支える基盤ですので、クラウド系のエンジニアも重要度はとても高くなると思います。

クラウド化については、業種によってはまだ積極的に採用できない理由がある場合もあるのですが、流れとして変わることはないと思います。それだけビジネス上投資効果=付加価値の高い技術だからです。

くまた

どの職種もそうですが、リモートでの作業が可能ですので日本住んでオフィスに通う必要性が薄くなっています。インフラ系のエンジニアは自分の強みを活かしたオフショアエンジニアとの差別化を考える必要があると思っています。

どういうことかというと、IT人材不足が海外のオフショアエンジニアにとってはチャンスとなり、仕事を奪われる可能性も十分にあるということです。

実際日本語が堪能な外国人エンジニアはどんどん増えています。

ビジネス部門と協働してシステムを運用していくノウハウや効率的に高い利益を生み出すためのシステム設計力・提案力・企画力、それを支える「業務経験」、海外エンジニアと協働できる英語力などが日本にいるITエンジニア付加価値・強みになると思います。

↑IT業界未経験者向けの記事でも基本的な職種は解説しましたが、以下では今後有望な職種という切り口から解説します。

カスタマーサクセスマネージャー

2018年にビジネスSNSのLinkedinが今後最も有望な職種Top10の一つとして選んだのが「カスタマーサクセスマネージャー」です。

ユーザーサポート製品の障害問い合わせに対して(受動的(=リアクティブ)」障害から速やかに復旧するための手助けをし、ビジネスへの影響を最小限にすることが目的です。

カスタマーサクセスの仕事は顧客ビジネスの推進・成功のために「能動的(=プロアクティブ)」に製品の利用・活用を促し、また助けることを使命としています。

最近多くの製品やサービスが「サブスクリプション」と呼ばれる月額・年額の課金方式で提供されるようになりましたが、このビジネスモデル(売上・利益を生み出す仕組み作り)では「解約率」をいかに低く抑えるかがビジネスの成否を分けることになります。

例えば100社が加入したとしても、翌月に110社が解約した場合ビジネスが成り立ちません。

常に加入社数>解約社数でなければいけません。

解約を防ぐには製品やサービスを利用してもらい、売り上げや利益が増加することが必須です。

カスタマーサクセスマネージャーは中長期の活用計画を立てて顧客と合意し、売上や利益目標を達しするために両者が協力しながら計画を実行していきます。

サブスクリプションモデルのビジネスは、

・Apple MusicやSpotifyなどの音楽配信サービス

・アマゾン・プライムなどの動画・書籍サービス

・Hulu、Netflix、YouTubeなどの動画配信サービス

・Kindle Unlimitedやdマガジンなどの書籍サービス

・プレイステーション・ナウやニンテンドー・スイッチ・オンラインなどのゲーム

などが代表的な物ですが、最近では洋服、アクセサリー、バッグなどファッション系、レストランやカフェなどの飲食のサブスクリプションサービスも増えてきました。

くまた

こうしたサービスを支えるカスタマーサクセスマネージャーの需要は今後も高まっていくと思います。

クラウドエンジニア

すでに多くの企業が様々なシステムをクラウドに移行していますが、今後はより重要なビジネス基盤をクラウド上で構築する企業が増えます。

大企業の多くは複数のクラウドシステムを併用する「ハイブリッドクラウド」で運用している企業が増えています。

企業内のクラウドエンジニアや運用を委託されているSIerなどのIT企業は単独のクラウドシステムの構築運用から、ビジネス基盤と密接に連携したハイブリッド・マルチクラウドの環境を構築・運用・保守し、ビジネス部門への説明責任も負う重要なポジションになると思います。

ユーザーサポート(ユーザー教育含む)

個人的に思い入れのある仕事ですが、これからも重要度を増すと思います。

その理由は、ビジネス部門の仕事がITへの依存度をどんどん高めているからです。

今までは、マイクロソフト社のオフィスアプリ、ワード、エクセル、パワーポイントでしたが、こうしたアプリケーションのトレーニングはしっかりとした需要があります。

経理などのバックオフィス系でもSAPなどの基盤システムが更新されたら、それに伴うオンライン・オフラインのトレーニングやユーザーポートのニーズが発生します。

こうしたトレーンング系はすでにオンライン化が進んでいますので、最初のとっかかりとしてはアリですが、キャリアパスとして目指すべきところではなくなっていると思います。

「ビジネス基盤」になったITシステムは、常に問題なく動くことが業績に影響するようになりました。

くまた

現在でも保守・運用部門の役割は単純なシステム管理から売上や利益に責任を持つようになってきていますが、ますます責任が重くなるとともに、ビジネス視点でのITスキルとビジネス部門とのコミュニケーション能力が求められると思います。

セキュリティアナリスト

個人的にはサイバーセキュリティ系の職種は全て将来性の塊だと思っているのですが、その中でも特に人材の少ないポジションで、興味のある若手の方にはチャレンジして欲しい仕事です。

主な仕事はサイバー攻撃を受けたときのその攻撃手法を分析することです。

一言でいってしまうと簡単そうに聞こえますが、仕事の難易度は技術職で1番高いんじゃないかと思っています。

攻撃の手法に関する知識を支えるのは、ハードウェア、OS、ネットワーク、データベース、クラウド、アプリケーション全てに渡りますし、それらの最新情報を常に追いかけていなければなりません。

今後はサイバー攻撃もAIをどんどん活用してくるでしょうから、AIの知識や活用スキルも必要です。

くまた

今は需要に対して供給が全く追いついていないので激務の現場も多いと思いますが、ほんと、増えて欲しいんです。

大切な仕事ですし、やりがいもあると思いますし、なんと言っても給料いいですから!(しっかり会社を選べば、ですが。。。)

データベース管理者

AIが世界を席巻していますが、実はブームとしてはこれが3度目です。

1度目は1960年代、2度目が1980年代、そして最近の第三次ブームです。

これまでとの大きな違いは「機械学習」と「ディープラーニング」。AIが自身で学習する仕組みのことで、「仕分け方」を学ぶ機能のことです。

「機械学習」のAIは仕分けの基準を人間が指定しなければなりませんでしたが、「ディープラーニング」機能を持ったAIはデータから自動的に仕分け基準となる「特微」を抽出できる点で大きく進化しています。

くまた

AIのスゴさを支えるのは「教師データ」と呼ばれるAIに学習させるための膨大なデータです。

AIを活用するには機械学習のためのデータを整備する必要があり、データベース管理者の需要が多くなっているわけです。

コンピュータビジョンエンジニア(AR・VR)

聴き慣れない職種かもしれませんが、非常に需要が高くなっている分野です。

身近なところではインターネットの画像検索、デジタルカメラの顔認識機能、3Dスキャナおよび3D顔認識システムなどが含まれます。

「VR(仮想現実)」「AR(拡張現実)」「MR(複合現実)」「SR(代替現実)」と言った人の感覚の仮想化を支える技術ですね。

わかりにくいので活用例を説明しますね。文字だけだとわかりづらいと思いますので、関連記事のリンクを貼っておきますので、参考にしてみてください。

AR(拡張現実)の事例:スマホのゲームアプリ。ポケモンGoのようにスマホの位置情報を使って、画面内に実際の風景にキャラクター重ねて表示し、そこにキャラクターがいるかのような疑似体験を提供するもの

VR(仮想現実)の事例:プレステやオキュラスといったヘッドセットを使ったゲームなど。ヘッドセットのディスプレイに映し出された「仮想世界」で自分の動きに合わせて画像が動き、そこにいるような体験ができるもの

「MR(複合現実)」の事例:3Dホログラムなど。ヘッドセットを使って現実の空間にデジタルで描いた物体(自動車、テーブル、動物)を映し出すもの。

「SR(代替現実)」の事例:まだ研究段階のものが多いのですが、これからどんどん出てくると思います。現実世界に過去の映像を差し替えて映すことで、昔の出来事があたかも現在、目の前で起きているかのような錯覚を引き起こします。

DevOpsエンジニア

クラウド化はインフラエンジニアへのインパクトだけではなく、開発系エンジニアにも大きな影響を与えています。

クラウド上のアプリケーションは、ユーザーが意識することなくバージョンアップや改善を進めています。

そのためアジャイル開発やCI/CDなどを取り入れたより高速な開発を行う必要がありますが、その開発現場を管理し効率的な運用を指揮するのがDevOpsリーダーです。

製造業に例えると、製品の開発、製造、テスト、発売、保守・運用までみることになりますから、その責任は非常に重く、ネットワーク、サーバー、データベースなどのインフラ知識、開発スキルなど幅広い知識と経験が求められます。

それゆえに当然ビジネス側との接点も多くなりますのでコミュニケーションや交渉力も重要なスキルになります。

開発経験を積んだ方には次のキャリア候補になるのではないでしょうか。

ブロックチェーンエンジニア

もし、金融業界でITエンジニアを目指しているなら、ブロックチェーンエンジニアは有力な選択肢になるはずです。

ビットコインなどの仮想通貨バブルで注目を集めてた技術ですが、ブロックチェーンの本質的な価値は「データベースの一部(台帳情報)を共通化して利用者全員で管理すること」にあります。

メリットは以下の通りです。

 ・情報の改ざんが実質不可能

・台帳を共有している個人間であれば信頼性の高い取引が可能

 ・データを分散型するのでリスクも分散される

 ・大規模なインフラが不要なので、システム構築コストが安価

もっと詳しく!と言う方向けにNTT DATA の解説を貼っておきますので、ご参考までに。

個々のシステム内に同一の台帳情報を保有するという「分散型ネットワーク」の基盤技術にあります。
一般的にはブロックチェーン領域で活動しているエンジニアという意味合いで使われており、大きくは以下の2種類に分けられると思います。

くまた

業界としては金融だけではなく、医療、流通、製造など従来の業界に加えシェアリングエコノミーとの相性も良いので、今後どんどん広がっていく技術であり、エンジニアへのニーズも増える可能性が高いと思います。

ITスキル x 英語力で転職の幅を広げる

何度も繰り返しているので相当しつこいヤツと思われても仕方がないのですが、何度でも言います。

くまた

ITエンジニアでキャリアアップ・年収アップしたいなら英語は必須です。

経済のグローバル化を促したのはIT技術です。インターネットがなかった、こんなスピードで経済のグローバル化は進まなかったのではないでしょうか。

それゆえに英語ができるとITエンジニアにとってはメリットしかありませんが、一番は職業選択の幅が広がり、給与も増えると言うことです。

下の図は時価総額ランキングTOP10のうちIT企業を抜き出し、参考までにトヨタを加えたものです。

会社名時価総額ランキング平均年収
アップルアメリカ2$121,000
マイクロソフトアメリカ3$119,000
アマゾンアメリカ4$102,000
アルファベット(Google)アメリカ5$120,000
フェイスブックアメリカ6$129,000
テンセント中国7
アリババ中国8
トヨタ※参考日本46851万
株価時価総額ランキンTOP10入りしたIT企業(2020年6月現在)
※12万ドル=1284万(1ドル=107円換算)

悲しいことに日本のIT企業は見当たらず、トヨタでさえ46位です。

圧倒的にアメリカ、そして中国。そして平均給与の差。。。

くまた

英語ができるだけで給与が爆上げするとは言いませんが、少なくともチャンスは広がるので、キャリアを見直すときにはぜひ英語力アップも項目に加えてください。

>>バイリンガルエンジニアの年収が高い理由は?英語力が市場価値を生む!

中小企業も候補に入れよう

転職する際にはやはり大手の大企業に憧れる気持ちはわかります。

安定してそうだし、給料も良さそうだし、第一イメージもいい。

でも日本の会社の99.7%が中小企業で、サラリーマンの68.8が中小企業で働いています。

あなたの知らない業界・会社でも売上・利益を伸ばし続けている会社もたくさんあるんです。

くまた

年収やキャリアを上げたいなら、成長性の高い業界・会社を選ぶことが絶対条件です。

この記事ではIT系中小企業にチャレンジすることのメリットとデメリットを紹介します。

中小企業と大企業は何が違うのか?

中小企業とは?

中小企業長の定義によると、製造業、卸売業、小売業、サービス業で細かく定義されています。詳細は以下の一覧をご覧ください。

  参考:中小企業庁「中小企業白書」より

冒頭にも書きましたが、日本の会社の99.7%が中小企業でサラリーマンのおよそ7割が中小企業で働いています。

IT業界も他の業界同様、大企業が圧倒的に少なくその下に中企業、小企業というピラミッド型に階層化されています。

通常その階層に従って大企業が元請け、中小企業が2次受け、3次受け、4次受けと言うふうに仕事を委託して成り立っています。

くまた

当然ですが、2次、3次と下に流れるにつれて売上金額は少なく、利益率は悪くなり、社員の給与も当然安くなります。

IT業界の中小企業で働くことはおすすめではない?

結論から言えば、そんなことはありません。逆にお勧めできる会社もたくさんあります。

とは言え、下位の下請けになればなるほど給料も待遇も悪くなる傾向はありますので、「会社を選ぶ眼」が大切になることはわかっていただけると思います。

では、どんな中小企業がおすすめなのでしょうか?

中小企業は大企業と異なりサービスや製品に限りがありますので、その分野に特化した「得意技」をもつ会社が多いともいえます。

例えば、ある特定のシステムについてはこの会社の技術力が一番、ユーザーサポートを任せたら顧客満足度が必ず上がるなど、特徴・強みをもつことで他社との差別化をしています。

この得意技がない会社は価格競争に巻き込まれて利益率が悪い安い仕事しかもらえず、いずれ淘汰されます。

くまた

例えば、実態はただの派遣会社だったり、営業力が弱く大企業の下請け仕事しかない様な会社は選ばない様に注意すべきです。

大体こういう会社の離職率は高く、常に求人を出しているようなブラック企業が多いといえます。

この点は大企業でも一緒ですが、財務的体力の弱い中小企業はあっという間に潰れやすいリスクはあります。

特定の取引先に依存していないことも会社選びの重要なポイントです。

くまた

売り上げの大半をある特定の会社からの発注で占められている場合、その契約が切られた即倒産です。

いいなと思った中小企業が自立して会社を経営できるだけの力があることを忘れずに確認してください。

また人数が少ないために一人ひとりへの依存度が高く、中心人物が辞めてしまった場合に一気に会社の技術力や営業力が落ちて倒産の危機になる可能性もあります。

特に起業したてのベンチャーは要注意でしょう。

くまた

その点で、初めてIT業界に入る人にはベンチャーや社員が100人以下の会社はおすすめしません。

中小企業のメリット・デメリット〜大企業との比較〜

主な相違点を一覧にまとめてみました。

ただ、一般的な傾向であり必ずしもこうなっているわけではないので注意してください。

比較項目大企業中小企業
給与高い低い
残業少なめ多め
福利厚生厚い薄い
休暇制度有給の他に慶弔休暇、傷病休暇
研修充実している会社によるばらつきが
大きい
転勤ありあまりなし
社会的信用高いやや低い
意思決定のスピード遅め早い
社内競争度高い低い
権限狭い広い

中小企業と大企業の働きやすさの違い

働く人の減少やハラスメントへの社会の厳しい目、ワークライフバランスを求める傾向などから残業や休暇制度についてはだいぶ差が埋まってきたと思いますが、会社によってはまだ制度が整っていないところも多いと聞きます。

また、福利厚生についてはライフスタイルの多様化によって、大企業でも維持費のかかる福利厚生ではなくて、その分手当を出すなど変化してきています。

くまた

バブル期のように様々な福利厚生を会社が独自に提供するのではなく、企業が加入している「健康保険組合」が提供する場合も多くなっています。

中小企業と大企業のやりがいの違い

働きやすさと言う点では差は縮まって来ていますが、やりがいという点では大企業と中小企業の間で特徴が異なります。

一覧でも明らかな通り、大企業には社会的信用がありますが、意思決定のスピードが遅いわりに権限も狭いため、何をするにも時間と手間がかかると言う点はよく指摘されます。

くまた

また、競争を勝ち抜いてきた人たちが集まるからか入社直後から出世競争が始まり、40代で早くも「上がり」になってしまうことも大企業の特徴です。

これとは大きく異なるのが中小企業。

経営層と近いため意思決定の早さを実感できますし、自分の仕事に対する裁量の幅があってやりたいことがやりやすい環境ということもできます。

実力があれば入社後早い段階から色々なことにチャレンジできる環境をもらいやすいとも言えます。

もちろん、大手企業でないとできない仕事もあります。

例えば、国内だけではなく海外拠点を巻き込んだグローバルプロジェクトは、海外支社を持っていたり、海外に関連会社があったり、外資系のパートナー企業を持っている大企業でないとプロジェクトを受注することもできないでしょう。

ただ、キャリアの目標としてそうしたグローバルプロジェクトへのチャレンジがあっても、それは将来のチャレンジとして残しておけばいいだけです。

くまた

逆に、中小企業の場合は人が少ないが故に任せられる仕事の範囲が広くなるケースが多いです。よくいえば早く成長できる環境、悪くいえばなんでも自分でやらないといけなくなります。

プライベートとのワークライフバランスをどう取るかにも関係します。

自分が優先する価値観は転職の目的やキャリアプランに影響するので、しっかり考えて準備することをお勧めします。

くまた

僕の経験だと、しっかりしている会社であれば企業の規模にかかわらず、作業負荷のコントロールがうまいので、極端な負荷が一人にかかる様なことはありません。

もちろん突発的なトラブルが発生した様な時は別ですが、それもまた成長機会と前向きに捉えられるかどうかです。

IT業界にいれば一度や二度は「デスマーチ」にぶつかることもありますので、そこは覚悟して、どうやってエンジニアとして独り立ちできる技術力を身につけていくかを考えるといいと思います。

中小企業はチャレンジするためのハードルが低い

中小企業は性別・年齢・学歴の点でもハードルが低く、ちょっと外資系の実力主義に近いところがあります。

また、文系か理系かについてもそれほどこだわりがない会社も多いといえます。

この点も社員数が少ないために一人一人の実力が業績に影響するからでしょう。

手をあげる人にはチャンスが多いといえますので、短期間でスキルアップしたい人には向いているともいえます。

経営層との距離が近いことがこの点でもメリットに働きます。

経営判断する時に意見を聞かれることもありますし、何よりスピードが速いですからチャンスを掴みやすいともいえます。

くまた

技術力だけではなく、ビジネスセンスを学ぶ場としても中小企業は大企業では得難い経験ができる場合も多いといえます。

僕の知り合いで、ある大企業の子会社にいた2人の友人のうち一人が親会社へ栄転していきました。

その時子会社に残った友人に悔しい?と聞いてみたところ「親会社は優秀な奴も多いから競争がすごく激しい。それだったら、子会社で自分のペースで仕事をして出世した方が待遇も給料もいいから自分にはあっている」と言っていたのです。

その2年後、親会社に栄転した友人は2年間同じポジション、同じ給与でしたが、子会社に残った友人は、部門長に抜擢されて年収も1000万を超えました。

もちろん、キャリアパスの選択は個人の目標や生き方にも関わるのでどちらが正解というわけではないのですが、給与面から見た場合大企業を選ぶことが必ずしも結果につながるわけではないことを覚えていて欲しいと思います。

くまた

自分の強みを最大限に活かせる場所を選び「勝ち易きに勝つ」戦い方も大事ですよ。

中小企業の方が技術力が圧倒的に上の場合も。。。

技術力を磨く場所として大事なのは大企業かどうかではなく、現場で働く社員が技術力を持っているかどうか、その技術を学べる環境が整っているかどうかです。

くまた

最初に説明した通り、IT業界も階層化されているので技術力のある社員は実は関連会社や3次請から出向している他社の社員だったなんてこともよくあります。

大企業に転職できてラッキーと思ったら、下請けを管理するだけで全く技術力が身につかないなんてこともありえない話ではないです。

確かに会社の規模が大きいからできること耐えられることはありますが、大手といえども潰れる時は潰れます。

それより、最初は働いた分だけ自分に技術や経験がたまる職場を選ぶことが大切だと思います。

くまた

スキルとそれに見合った経験があれば、次のステップで大企業の社員以上の条件で転職することもできるのですから。

中小企業の将来性・成長性はあるのか?

ここまで解説した内容でお分かりの方もいるかと思いますが、中小企業の成長性や将来性はその会社が持っている製品・サービスの独自性と社員の技術力・営業力次第になります。

実力があれば中小企業でも「上流工程」を任されてやりがいのある仕事をすることだってできるのです。

くまた

僕が30代を過ごした会社は外資系の中企業でしたが、国内で数社しか持っていないIT技術があったため、金融機関から元請けとしてプロジェクトを受注、下請けに大手SIerを従えていました。相当いい利益を上げていたと思います。

批判が集まりやすいSESも、技術職を持った社員が元請として高い単価で受注できている会社であれば、相当優良案件だと思います。

一方流行のWeb系エンジニアでも、3次・4次受けの安い案件でエンジニア歴が浅い社員が満足な研修もうけられずにサービス残業しながらなんとか仕事をこなすブラックな職場だってあります。

だからこそ、事前の企業研究や情報収集が転職成功の鍵を握ると言っても過言ではありません。

くまた

求人広告に踊る「未経験OI!」「研修制度あり」「有給消化率90%」などの言葉に飛びつかず、創立からの年数、その間の業績推移、利益率、離職率、口コミなどを自分で調べ、転職エージェントや転職サイトを活用して第三者の評価を加えて候補となる会社を選んでください。

IT業界の将来性に関するまとめ

細かいことはいろいろ書きましたが、ポイントとしては以下の通りです。

・市場も需要も拡大を続けている。ただし、短期的には新型コロナの影響を見守りつつキャリアプランを考える必要あり

・既存の技術は最新の技術へと置き換わっていく段階。エンジニア経歴の長いベテランはスキルのアップグレードが必要

・新しい分野にチャレンジするのは市場が大きくなる前の今が旬

グローバル化はこれからも続くので英語力を伸ばすことがおすすめ

・中小企業でも財務体質がしっかりしていて営業力・技術力もあれば条件は大企業に劣らないから検討する価値あり

・社員数がすくない中小企業の方が決断や行動力が早く、大企業よりも働きやすい面がある

・人間関係の善し悪しは企業の規模では決まらないが、コンプライアンス意識の高さなどについては裁判例など調べておくと安心

・中小企業の将来性は、元請けになれる商品を持っているか、技術力や営業力があるかにかかっている

未経験の人もさらにキャリアアップしたいエンジニアの人も、この業界で働くことを楽しんでもらえたらなぁと思います。チャレンジに見合うものは絶対に手に入りますよ!

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