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海外勤務は外資系より日系大手の駐在をねらえ!現地採用なNG!

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・海外で働きたいけど、外資系がいいの?

・日系企業で海外駐在が多い業界は?

・海外勤務でどんなスキルが身につくの?

海外勤務は大変ですが、さまざまなメリットもあります。

・グローバルでの人脈ができる

・子供に英語教育を受けさせられる

・日本では経験できない多国籍のチームを率いる経験ができる

一方で、どうやれば海外勤務ができるのか、持っていると有利な資格はあるのか、英語力に不安が・・・など悩みも多いチャレンジです。

将来的に海外勤務を希望する方へ、

・海外勤務が多い業界

・外資系企業と日系企業の海外勤務の違い

・海外勤務で身につくスキルと身につけておくべきスキル

などについてまとめましたので、キャリアプランの参考に使ってください!

もくじ

海外勤務のチャンスが多いのは日系?外資系?

結論から言えば、チャンスという点では、日系企業の方が多いと言えるでしょう。

東洋経済オンラインが2018年に発表した「海外勤務者が多い会社トップ200ランキング」では、トヨタをはじめとするメーカー、三菱商事や三井物産などの総合商社、プラント建設、電子部品、機械などの業種が上位を占めています。

一方、外資系企業の場合は現地採用が基本であり、日本国内の現地法人オフィスから本国や他の国への異動・転籍はごく少数にとどまります。

日系企業の海外駐在と外資系企業の海外異動の違い

外資系に転職すれば海外勤務はできるのか?

外資系企業について誤解が多いのが、外資系企業の日本法人に勤めさえすれば、例外なく海外勤務のチャンスが広がると信じてしまうことです。

企業が海外へ展開するとき求める人材は「現地の言語を話し、現地の商流を知るビジネスパーソン」ですから、基本は現地採用です。

もちろん、可能性がゼロというわけではありません。

くまた

グローバルで展開している外資系企業であれば、社内にJob Postingシステムがあるのでポジションさえ空いていて、あなたのスキルや経験が応募条件を満たしていればいつでも応募することが可能です。

外資系企業の海外転勤で気をつけるべき点は、そのポジションについては通常現地採用となり、給与や処遇は現地法人の条件になることが多いということです。

例えば、賃金レベルの低い中国やインドなどの新興国での採用になると、日本の給与の数分の1に減ってしまうことになります。

日本で住宅ローンを抱えていたり、子供の養育費やなどの負担が増えている場合は収入の減少がどの程度影響するかを考えておかないと「収入が足りなくて生活が成り立たない!?」なんてことになりますので注意してくださいね。

海外勤務のお勧めは日系企業の「海外駐在」

日系企業は本社が日本にあり、海外に進出していく側です。

現地のビジネスを拡大、管理するポジションが多く、語学力や人脈づくり以外にも多国籍チームのマネジメントスキルという国内では得られないスキルを身につけることができます。

くまた

外資系企業の転勤と異なり、日系企業の海外駐在は非常に手厚い手当を支給する企業も多く、発展途上国や新興国の危険度が高い国の場合は危険地域勤務手当などの特別手当が通常の給与に上乗せされますので、単純に年収が5割以上アップする例もあります。

金銭面からすると、外資系企業の現地採用扱いの転勤よりも日系企業の海外駐在の方がメリットが大きいと言えますね。

海外勤務で得られる経験

海外勤務で得られる経験は、国内では手に入りにくいものばかりです。

語学力やその国独特の文化、商流、宗教に関する知識、人脈など広範囲に及びますし、現地の大学などの高等教育を受ける機会もあります。

日系企業からの海外駐在の場合は、通常そうした費用の多くが会社から補助を受けられるケースも多くなっています。

経済的な負担が少なくすみ、得られる経験は莫大な非常に投資効果の高い経験といえるでしょう。

海外勤務で得られる最大のメリットはあらゆることに存在する「壁」

海外勤務の最大のメリットに語学力アップを上げる人が多いと思いますが、僕個人は語学力以上にあらゆる「壁」に囲まれることだと思っています。

もちろん、言葉の壁も含まれます。

宗教の壁

日本ではあまり「宗教的なタブー」を感じることはありませんが、イスラム教やヒンディー教など日本ではマイナーでも海外ではメジャーな宗教には多くのタブーがあります。

キリスト教にしても数え切れないくらいの宗派があり、非常に独特の習慣を持つキリスト教宗派もあります。

どんな仕事も社会の役に立つことを目指している以上、宗教的な制約を受けることも当然あります。

日本では学ぶことの難しい宗教的な壁もあなたの大きな財産になるでしょう。

商流や法律の壁

海外で働くときに避けられないものの一つに現地の商流や商法をはじめとする法律関係です。

これを守らないと商売ができないだけではなく、取引先を開拓することもできません。

日本やその国の周辺から商品を輸入する場合には当然ですが、最近ではインターネット上での取引にも現地の法律が適用される場合が増えていますので、現地のビジネスルールや法律に関する知識・経験は日本に戻ってからも価値のある知識・経験になるはずです。

言葉の壁

海外勤務で得られる経験やスキルのうち、大きなメリットは語学力です。

日系企業の現地法人の場合に他にも多くの日本人が駐在していて現地の言葉をほとんど使う必要がない場合でも、自分から働きかけることでいくらでも外国語を習得する環境を作ることができるのは魅力的です。

人脈の壁

どの社会にも業界にもその場所独特の「コミュニティ」があって、例え言葉が話せても、法律を守っても、商流を知っていても入れない世界というものも存在します。

そうした人の壁、組織の壁を越えるために必要になるのが「人脈」です。

日常生活、仕事の中で積極的に現地のコミュニティに入って行くことができればあなたの仕事をスムースにするだけではなく、人生を豊かにしてくれる「人脈」を作ることができるのではないでしょうか。

僕が外資系IT企業でグローバルプロジェクトに参加していたとき、最初一番辛かったのがグローバル会議。

チームは大きくアジア、ヨーロッパ、北米に分かれていたのですが、中心になったのは北米だったので北米の営業時間に合わせて会議が開かれることがほとんど。

こうなると日本が一番時差の影響を受けることになります。

もちろん、あまり不公平にならないようにできるだけ時間を調整はしてくれますが、大体、

・朝の6時〜8時
・夜の8時〜25時

という時間帯でした。

このおかげで出勤時間は比較的自由にできましたが、深夜の会議が紛糾すると会議終了が朝の4時とかなんてことも一度や二度ではありません。

時差的にはアメリカと日本の中間にいるヨーロッパチームは大体現地時間の午後早い時間から夕方くらいなので、体への負担も少なくていつも羨ましく「海外勤務するならイギリス、ドイツ、スイスだな」と心に決めた瞬間です。

海外で戦うために必要なスキル

海外勤務で必要なスキルは「柔軟な思考力」

文化、宗教、習慣の違いはときに論理では超えられない壁を作ってしまいます。

そんなときにはストレスを感じることが多いと思うのですが、理屈で無理やり理解しようとしたり、押し通すのではなく「そういうものだ」と受け入れる度量の大きさも必要になります。

その方があなた自身ずっと楽ですし、人間関係も豊かになるでしょう。

もちろん、全て我慢しろと言っているのではありません。

くまた

嫌な事はイヤ、できない事はできない、やりたくない事はやらないと「No」をはっきり口にすることも重要です。

一方、自分の気持ちや希望、理屈では解決できないものもたくさんあります。

もしかすると、見ているものは一緒で単純に「見方」が違うだけというものもあるでしょう。

そうした思考の柔軟性を身につけるトレーニングだと思って、壁を楽しめる人は間違いなくスキルがぐぐっと上がります。

論理的思考力は壁を越える

柔軟性は重要ですが、文化、国籍、人種、言語、宗教を超えることができるスキルは、唯一「論理的思考力」です。

価値観の違う人間が集まって同じ目標を目指すとき、たどる道は日本人だけで知恵を絞るときよりはるかにバラエティに富んだアイディアが出ます。

その中から、最善と思える1本を選ぶには論理的な説得力がなければ受け入れられません。

価値観がぶつかり合うからこそ求められる論理的な思考力はどこにいても鍛えることのできる「ポータブルスキル」です。

海外勤務を目指すのであれば、日頃から意識してトレーニングすることが大切ですね。

歴史、宗教、文化の知識

島国で、国民はほぼ日本人、言葉も日本語で生活できるため、他国の歴史について実感をともなった知識を身につけることはかなり難しい環境です。

例えばヨーロッパ、オセアニア、北南米は大陸続きで隣の街が外国なんていう場所はたくさん有ります。

また、過去の植民地政策の影響で戦争や紛争という最悪の形で今も爪痕が残っている国もたくさんあります。

歴史を学ぶ事は多国籍チームの中で働くとき、特にあなたがマネジメントであれば重要な「コモンセンス=共通知」でもあると言えます。

くまた

もし他国の文化、宗教、歴史について知識をほとんど持っていないと感じているなら、今日から勉強を始めることをおすすめします。どの国に行っても必ず役に立つ、時にあなたを守ってくれる知識になるはずです。

まとめ

ここまでの内容を簡単にまとめます。

・外資系企業の日本法人で働くよりも日系企業の方が海外勤務のチャンスは多い

・日系企業の「海外駐在」は経済的なメリットもたくさんある

・海外駐在の多い業界は、メーカーや総合商社

・海外勤務で身につく一番貴重なスキルは、壁を越える柔軟な思考力

・文化、宗教、言語、国籍を越えるのは「論理的思考力」

・海外で働くなら歴史をはじめとする「リベラルアーツ系の教養」を身につけておくこと

コロナの影響で海外勤務のチャンスはしばらくは減ると思いますが、ワクチンなどの解決策が広がれば、必ず元に戻って行くでしょう。

それまでスキル上げ、知識をつけてチャンスに備えませんか?

あなたの成功をお祈りしています!

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