「あー、もう即刻やめたい。入社を決めた自分を殴ってやりたい!」
「超短期で会社を辞めるとどうなるの?何が起こるの?」
せっかくの転職も入社してみたら全然期待と違っていたら、やる気も無くなりますよね。
すぎていく時間も辛いだけ。
いっそのことやめたいけど、入社してすぐ辞めることには抵抗がある。
どうすればいいんだろうって悩んでしまいます。
結論。辞めるのは自由です。
試用期間は何も会社だけのものではなですから。
でもメリットとデメリットを理解して次の仕事やキャリアに悪い影響が残らないように準備することがすごく大切。
この記事では、転職直後に短期間で辞めることのメリットやデメリットと知っておくべきポイントを解説します。
スムースに超短期退職するための準備
終身雇用が当たり前だった日本では、入社直後に辞めることをマイナスに感じる人がたくさんいますよね。
でも今はもっと自由になってきています。
辞めるやめないは自分次第。
短期だけに責任も少ないですし、引きずり過ぎてから辞めるよりもずっとマシというポジティブな考え方もできます。
だからと言って相手(会社)にとっての迷惑を全く考えずにやめてしまうのは危険すぎます。
将来のキャリアに悪い影響が残ることもあるからです。
超短期で退職することのメリデメを知る
まず最初に入社してすぐ会社を辞めることにどんなメリット・デメリットがあるかを冷静に考えてください。
退職を考え始めたら、まず次のポイントをチェックしてください。
・辞めることが将来的にプラスになるのか
・納得されやすい理由があるか
・次の仕事の目処はあるか
・家族を守るためのお金は十分か
順番に解説していきます。
ポイントは自分、会社、転職活動再開へのメリット・デメリットをそれぞれ考えることです。
辞めることが将来的にプラスになるのか
転職してすぐに会社を辞めることが、自分のキャリアにとってプラスに働くかを徹底的に考えておくことが大切です。
辞めたくなるのは何かしらの誤解やミスマッチがあったわけですから、その原因を見つけておかないと同じミスをするリスクが格段に上がります。
嫌になったからすぐに辞めるのは自由です。
ただし繰り返すだけキャリアは汚れていきますし、その間スキルも経験もたまりません。
つまり無駄な時間だけが過ぎていくとくこと。
時間だけは買うこともためることもできません。
辞めたいと考えることになった原因についてははっきりさせましょう。
例えば次のようなポイントになります。
この比較から気がつくかもしれませんが、もしかすると自分が理解していなかっただけという可能性もあるんです。
もちろん、事前の説明もなくブラックな対応をされたのであれば問題です。
ただ何らかの誤解がお互いにあって勘違いしていただけだとしたら不幸ですし、そこに気がつかないと次の会社でも再発するでしょう。
不満の原因がどこにあったのかについては、第三者の意見を聞いて客観的かつ冷静に見極めておくことがすごく大切です。
会社にとってのメリット・デメリットは何か
中途入社直後の社員が超短期で辞めることが会社にとってどんなメリットデメリットがあるかを考えておくと納得されやすい退職理由につながります。
メリット・デメリットとしては、次のようなポイントです。
ここから考えられる「受け入れられやすい退職理由」は、双方に誤解はあったと思うが短期で修正することで将来のリスクを低くできたことです。
過去を振り返って相手を非難するのではなく、リカバリーのスピードと将来へリスクを残さないメリットをアピールするような内容がおすすめです。
転職活動への影響
次の考えておくべきポイントが、超短期で退職して転職活動を再開する場合にどんな影響があるかです。
理解しておくべき点は次のような内容になりますね。
正直なところデメリットが多く、特にお金の不安も大きくなります。
この後解説しますが、退職を考え始めたらすぐに転職活動を再開する必要があることを理解しておいてください。
納得されやすい退職理由とは?
退職を決めた後にやってくる最初のイベントは上司や人事への退職の意思表示です。
その時一番大切なことは、相手が納得するだろう理由をどう伝えるか。
自分が辞めたいからやめる、あと先気にしないという豪胆な方であればそれでもいいかもしれません。
でも辞めると決めた会社だから何をやっても許されるわけではありません。
いくら短期だからといって、会社に損害を出してしまったり喧嘩別れするような辞め方はできるだけ避けるべきです。
今の会社がホワイトな会社であればなおのこと、やめ方が次のキャリアにとっても大切になるんですよね。
どんな会社も他の会社との関係なしには成り立ちません。
もしかしたら今の会社は次の会社のお得意様、取引先かもしれません。
あるいは今の会社のお客さまが次の会社のお客様なんてことはよく聞く話です。
「自分勝手な都合で辞めて会社やお客さんに迷惑をかけたやつ」なんてレッテルを貼られてしまわないように、納得してもらえる理由を考えておきましょう。
でも多くの人にとって、あまりストレートな理由は将来のキャリアに悪い影響が出たり、退職時に会社と揉めてしまうリスクがありますよね。
リスクを小さくするためには、先ほど解説した「会社にとってのメリット・デメリット」をしっかりと理解することです。
自分も納得、相手も納得できる理由を見つけておくことがスムースな退職の第一歩です。
次の仕事の目処はあるか
超短期で会社を辞めたいと思う原因がはっきりしたら転職活動を再開することになります。
でも次の仕事はすぐに見つかるでしょうか?
退職を考え始めたら、即転職活動を始める
年齢・スキル・経験から難易度は異なりますが、次の仕事の目処が立たない状況で退職するのはおすすめしません。
仕事をしなくても1〜2年は問題なく生活できるだけの貯金がある人なら別ですが。
守るべき家族のいる方、特に就学中のお子さんがいる方は収入が途絶えるとお子さんからチャンスを奪うことにもなります。
私立学校への進学の場合、世帯主が無職だと不利に働くかもしれません。
自分のキャリアだけではなくて、家族の人生も考えた上で退職のタイミングを考えてくださいね。
実際すぐに仕事が見つかるかどうかについては転職サイトやエージェントを使いますよね。
その時同じエージェントを使うかどうかはしっかり吟味してくださいね。
ミスマッチの原因が転職エージェントの実力・実績不足だった可能性もありますから、やりたい仕事や行きたい業界に強いエージェントを探してみてください。
家族を守るためのお金は十分か
僕が一番重要と思うのは「お金」の話です。
自分一人のことであれば何とでもなるかもしれません。
後悔したって、自分が我慢すればいい。
でも家族がいるなら、それは絶対にNGですよね。
小さなお子さん、進学や就職を控えたお子さんがいるなら尚更のこと。
勢いで退職を決めずに、家族を守るための準備をした上で結論を出すべきです。
まとめ
ここまでの内容を簡単にまとめます。
・超短期でも辞める自由はある
・最低限の配慮と準備は必要。特に家族がいる場合
・退職することのメリット・デメリットを理解しておく
・退職を決めたらすぐに転職活動を再開し、収入が途切れないように計画する
・周囲が納得しやすい理由を考えること
できるだけ気を使い引き継ぎの準備をしたとしても、入社直後の退職は迷惑がかかります。
キャリアにプラスになることは唯一時間を無駄にせずに済むことくらい。
次が理想の職場になることが約束されているわけでもありません。
だからこそなぜ辞めるのか、同じ失敗を繰り返さないためにどう準備するのかについては徹底的に考えた上で行動に移してくださいね。
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