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仕事を辞めたいと思うのは甘え?いいえ、まず自分を守りましょう!

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「働き始めたばかりだけど、仕事が合わなくてつらい。もう辞めたい」

「こんなに忙しい仕事だとは思わなかった」

理由はそれぞれでも仕事を辞めたいと思う瞬間ってありますよね。

周りからは理解されにくい理由だとしても、それは甘えではありません。

ただし、仕事を辞めてうまくいく場合といかない場合はあります。

この記事では、仕事を辞めたいと思った時にチェックすべきポイントと次にどんな行動を取るべきかについて解説します。

甘えと思われてしまう場合と甘えではない場合に分けていますので、参考にしてください。

もくじ

仕事を辞めたいと思うこと=甘えではない

外的要因に縛られる人

人に迷惑をかけたくない

社会人として正しい考えだとは思いますが、同時にあなたの行動をしばる鎖でもあります。

しかし、どんな理由でも「仕事を辞めたい」を思うことは甘えでもなんでもありません。

会社を辞めることは「働く人の権利」であることを大前提として知っておいてください。

そうはいってもあなたを評価するのは第三者。

周りの人間が何を基準に甘えか甘えではないかを判断するかは知っておいて損はありません。

甘えと取られてしまう場合とそうでない場合を紹介しますので、会社を辞めたいと思った時の参考にしてください。

甘えではない場合

ギリギリまで追い詰められている人

会社を辞めたい気持ちが甘えとは思われない場合には次のような共通点があります。

・誰がみてもその会社・その仕事で働くことにリスクがある

・あなたの努力では解決できない問題がある

・あなたの意見が受け付けられない状況

具体的な内容について解説していきますね。

仕事に疲れて辞めたいと感じている

「もう仕事に疲れた。辞めたい」と感じたら、それは体のSOS。

相当追い詰められていると思ってください。

我慢強い日本人は「まだ大丈夫」と思っている段階で100%を超えているので要注意。

くまた

個人的には「余力は2割」と感じ始めたらなるべく早く休むように気をつけています。

それなのに「これは甘えだ」と自分をさらに追い込むのはキケンですし、疲れている同僚に「がんばれ」と追い打ちをかけるのもダメです。

長時間の残業、深夜のシフト勤務

朝起きて夜眠るのが本来の人間の生活です。

労働法で週40時間が働く時間の基準になるのは、それ以上が健康に影響を与えるから。

月80時間が過労死の基準になっているのも、医学的な根拠があるからですよね。

もし毎日長時間の残業、深夜のシフト勤務、週末も働き、休暇もまともに取れないようなブラックな職場なら、たとえ転職直後に辞めても甘えではありません。

くまた

ただ、ブラックな環境だけれども短期間でまとまった収入が手に入ることがわかって転職したなら別ですが・・・

無理して頑張るのが通常モードになっている人は特に注意してくださいね。

ハラスメントを受けている

上司や同僚からパワハラやセクハラを受けているなら、退職一択です。

転職した先で同じようなハラスメントを受けては意味がありませんから、退職〜転職の準備は時間をかけてしっかりと進めましょう。

最近は退職代行を使った退職を規則で禁止する会社が増えていますが、法的にもあなたの代理として交渉できる「弁護士法人みやび」や労働組合法人の「退職代行ガーディアン」であれば安心して依頼できると思います。

安定した仕事につきたい

会社の業績が悪すぎていつクビになるかわからない、将来性が見えなくて不安な状況では、結婚を考えたり家を買ったりは決断しにくいものです。

将来の計画を立てるには、収入が安定していることが絶対条件ですよね。

誰の目から見てもあなた以外に原因があって努力ではどうしようもないことについて、あなたを責める人はいないでしょう。

泥船から誰が最初に逃げ出すのか」的な目で見られることはあったとしても、それは決断と行動力の問題であり、文句を言われることではないですから、全く気にする必要はありません。

給料が安すぎる

収入が低すぎたり、生活費を残業代に依存していたり、昇進しても給与増が期待できない場合も不安は大きくなるばかり。

「仕事があるだけまし」と感じる人にとっては我慢すべきことかもしれません。

でもやりたいことや叶えたい夢があるなら、収入アップが期待できなくて転職を選ぶことは普通になりましたね。

辞めたい時に辞められる力=市場価値を作ることが生き残るための絶対条件です。

すぐに転職するつもりはなくても年に一回くらいは転職サイトやエージェントを使って、自分が転職できるのかどうかくらいは確認するようにしましょう。

スキルアップできない

仕事はある程度安定していて収入もそこそこ、だけど同じ仕事ばかりで新しいスキルや経験が全く身に付かない。

会社が万が一倒産したら転職できないのでは?と不安を持つ人もたくさんいます。

ではなぜ転職しないのでしょうか?

環境に慣れてしまうと、ゼロからスタートの未知の世界にはチャレンジしづらくなります。

だってめんどくさいじゃないですか。

よほど現状維持のリスクが出てきて追い詰められない限りは動きません。

逆に毎日のルーティンワークが不安でしょうがないと感じているなら、あなたの心はとても健康で人生にとって何がリスクなのかを理解しています。

周囲に流されず、まずは自分の市場価値を確認してみてください。

胸のモヤモヤの原因がはっきりとわかりますよ!

希望と違う仕事に異動になった(左遷)

今までは希望の仕事ができて不満はなかったのに、やりたくない仕事へ異動となってしまった場合も不安は大きくなりますよね。

周囲があなたがやりたいことを理解している場合は、同情が集まるでしょう。

結果として退職を選んだとしても「甘え」とは思われにくいかもしれませんね。

年功序列・終身雇用を維持している大企業ではいまだによくある話かもしれません。

仕事を選ぶときには異動や転勤、ジョブ型雇用の有無を調べて、必要のない転職に追い込まれることのないよう、確認してください。

労働環境が合わない

新型コロナ禍によって、多くの仕事でリモートワークが定着しました。

今後は在宅勤務や半分オフィス・半分自宅のような柔軟性の高い働き方ができる会社が選ばれやすくなっていくはずです。

結果として新しい働き方を選択肢として提供できることをアピールしてくる会社も増えるでしょう。

介護や育児など家庭の事情で在宅ワークを選ぶことも受け入れられてきていますので、労働環境を理由に退職することが普通になっていくと思います。

正社員を辞めたい

正社員なんだからもっと頑張れ。

そんな無言のプレッシャーに悩む人が増えています。

たとえば、客単価が安く売上に対して人件費の比率が高い外食業界。

店舗の正社員数を極限まで絞ってあとはパート、バイト、派遣社員で構成する場合がほとんど。

正社員の負担が大きくて過労死してしまい、訴訟になるニュースが絶えません。

令和3年の総務省統計局がまとめた労働力調査によると、正社員の比率は62.8%。

おおよそ10人中4人が非正規社員となっています。

宿泊・飲食サービス業界の正社員比率は26.9%で全体平均の半分以下なんです。

結果として心を病んだり体を壊す人が増えていることに。

体力に自信がなかったり、精神的なプレッシャーに弱い人にとっては健康を壊してしまうリスクの高い業界とも言えますね。

また、以下厚生労働省の調査では直近10年は非正規社員の比率が増え続けているのがわかると思います。

引用:厚生労働省「「非正規雇用」の現状と課題」

正社員比率の高い業界であれば労働環境が改善される可能性も高くなります。

仕事を選ぶときには興味や処遇だけではなくて、その業界の特徴・特質が自分にとって働きやすいのかどうか、どんなリスクがあるかを調べることが大切です。

くまた

正社員比率も労働環境を決める重要なポイントですから、仕事を選ぶとき、キャリアを考え直すときの基準にしても決して甘えではないと思います。

甘えと思われてしまう場合

選択肢に迷う人

次に、こんな理由では「甘え」と思われてもしょうがない、そう思われやすい場合を紹介します。

社風が合わない

自分に合うと思って入社したけど、どうにも会社の雰囲気や考え方が合わない場合はあります。

いわゆる社風が合わないパターンですね。

例えば家族経営で社長がワンマンだったり、誰もが知っている有名企業だけど考え方が古いことも。

働く環境があなたの足を引っ張るようなら、ストレスも相当強くなるはず。

くまた

「いい会社に勤めてるんだから少しは我慢しろ」とか「ゼイタクだ」と逆に文句を言われてしまうこともありますよね。

このパターンは本人以外には理解できない場合も多いので、聞き流すことが一番。

ただし、転職を選ぶなら同じ失敗を繰り返さないよう企業研究や調査を徹底的にやりましょう。

社風は外からは見えずらいしわかりづらいもの。

企業人事・採用担当とパイプのある転職エージェントの活用は絶対条件です。

それに加えて転職会議などの企業口コミサイトも使って情報を集めることをお勧めします。

もっと合う仕事があるはず

なんとなく仕事が好きに慣れない、もっと自分に合う仕事があるはず、やりたい仕事が見つからない。。。

仕事がうまく行かない時ほど、そんなふうに考えがちです。

本当に合わない場合もありますが、まず立ち止まって考えてください。

・なぜその仕事を選んだのか?

・どういう仕事なら自分に合うと思うのか

・その根拠は何か

・次に選ぶ仕事が「自分に合う」と思えるのはなぜか

こうした質問を自分に投げてみることで、不満の原因がはっきりしてくるはずです。

自己分析なしに仕事を変えても同じ失敗や後悔を繰り返すだけ。

そうは言っても具体的にどうすればいいのかわからないなら、有料のキャリカウンセリングがおすすめです。

自分の強み・弱みがわからないなら

責任の重さが辛い

昇進や転職後のポジション、仕事内容によっては以前よりもずっと責任が重くなることがあります。

その責任の重さが辛くて辞めたい場合、周りから見ると甘えと映ってしまう可能性もあるでしょう。

ただ、これもあなたが辛いなら周囲の目を気にせずに退職・転職を決めるべきです。

耐えられないプレッシャーをガマンして、心や体を壊しては意味がありませんから。

人間関係が悪い、めんどくさい

上司や同僚、顧客との信頼関係をうまく作ることができないと人間関係はどんどん悪くなりますよね。

そして悪くなればなるほど手間もかかって面倒臭くもなる負のスパイラルに。

でも、これは転職しても改善しないのが普通です。

原因はあなたにある場合が多いから。

コミュニケーション力はトレーニングで改善・向上することができるスキルです。

仕事や環境が変われば人間関係も良くなると期待するのは甘えと取られやすいもの。

人間関係が原因で仕事を辞めたいと感じていますか?

周りの責任にする前に、まず自分のコミュニケーション力に問題がないかをチェックしてください。

※もちろんパワハラやセクハラに悩んんでいる場合は別です!

朝がつらい、会社に行きたくない

朝起きられない、会社に行きたくない、行こうとすると腹痛や吐き気がする。。。

これは心が壊れかけているサインですから、まずは心療内科やカウンセリングを受けるべきです。

うつなどの病気が原因ならそれは甘えでは絶対ありません。

正義感や責任感の強い人ほどガマンして働き続けてしまいますが、体が出しいているSOSは無視しいてはダメ。

心が耐えられなくなっているから、体がSOSを出すのです。

まずは休むこと、そして家族、医師などの専門家に相談することを最優先してくださいね。

仕事を辞めるリスクと続けるリスク

リスク評価する人

まず最初に仕事を辞めるリスクと続けるリスクについて解説しておきます。

仕事を辞めないリスク

仕事を辞めたくなる理由はいろいろあると思います。

人間関係が辛い、仕事合わない、スキルが上がらない、会社の将来性が不安などなど。

でも「甘え」と思われたくなくてガマンすると、負のスパイラルに落ちていってしまう場合もたくさんあります。

例えば、次のようなケースです。

・やりたくない仕事を続けることでやる気を失い、成績が落ちる

・成績が落ちることで評価が落ちて、年収も落ちて、市場価値も落ちる

・ストレスで心を病んだり体調を崩してしまう

プレッシャーで心や体を病んでからでは取り戻すことができなくなっちゃいますよね?

「仕事を辞めたい」と思ったら、いま自分がどんな状況にあるのかを振り返るべき。

それがキャリアや家族の将来にとってどんなリスクがあるかについてじっくりと考えてみるタイミングだと思います。

くまた

僕は会社の将来性が信じられなくなってやめました。ホント、いまでも当時の自分の判断を誉めてやりたいです!

仕事を辞めるリスク

反対に仕事を辞めるリスクももちろんあります。

「仕事を辞めたい」と思う原因が本当に「甘え」で、転職や退職の準備を全くしていないような場合ですね。

原因も見極めずに勢いだけで仕事を辞めてしまうと収入源だけではなくて信頼も失ってしまいます。

まずは休暇をとってみたり、社内の異動を相談したりリスクが少なくて環境を変える方法を試すべき。

仕事を辞めないリスク同様、自分が置かれている状況を見極めてから行動するようにしてください。

いつも仕事を辞める準備をしておくのが正解

引き継ぎをしっかりとする人

仕事を辞めたいと思ったとしても、すぐに辞められる人は少ないと思います。

法的・社内規則的な縛り、引継ぎ準備と引継ぎ本番、次の仕事探し、生活資金の確保。。。

考えることやるべきことが盛りだくさんです。

その間も仕事を辞めたいと思った原因は続きストレスも続きます。

かと言って次の仕事も決まらないうちに勢いで仕事を辞めてしまうのはリスクが高すぎます。

収入が消え仕事も見つからない可能性だって捨てきれませんよね?

くまた

僕のおすすめは「常に転職できる状態にしておくこと」です。

・仕事を仕組み化して誰がやっても同じ結果が出るように作っておく
・定型化・仕組み化したらマニュアルに落とす
・転職エージェントと定期的に情報交換する

など毎日の仕事に「転職の準備」を組み込んでおくことで、いざ辞めたいと思ったときにはスムースに行動することができますよ。


退職の準備などについては次の記事でも解説していますので、参考にしてください。

また「仕事を辞めて本当に次がすぐに決まるのか?」と心配になりますよね?

おすすめは早めに転職エージェントやサイトを使って求人を探すこと。

求人がすぐに見つかるのか、転職できるのかが大まかにでも分かりますからおすすめです。

まとめ

戦略を考えている人

ここまでの内容をまとめます。

・「仕事を辞めたい」と思うことは甘えではない

・仕事を辞めたいと思ったときには、最初に原因が何かを見極める

・原因次第で甘えではない場合と甘えと思われる場合はある

・大切なことは、心身、家族、キャリアを守ること

・いつでも退職できるように日々の仕事の中に「準備」を組み込んでおく

仕事は生活を支える基盤ですが、それが生きる苦しみになってしまっては意味がありません。

自分にとって何が大切か、何をやりたいのか、それはどうすれば実現するかを考えておきましょう。

そうするだけでも失敗のリスクは下がります。

家族や信頼できる友人、転職エージェントなどのプロフェッショナルの知恵を活用して、一人で悩まない、抱え込まないようにしてください。

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