転職情報の集め方を知らないと成功率と満足度は下がります!

情報収集の重要性については「財務諸表を読んでみよう」という別記事でも書きましたが、こちらでは転職、企業、業界に関する情報をどうやって集めるか、どこにあるのかを書いてみたいと思います。

昔からある紙媒体のメディアも最近はウェッブ化されて検索機能や記事の取りまとめ機能などを備えてとても便利になっていますが、一覧性という意味ではまだまだメリットのある媒体です。

企業・業界情報集めだけではなく、著名人へのインタビューやコラムなど面接時のネタ作りにも役立ちますので、一紙は購読することをおすすめします。

1. 日経新聞関連

ビジネスパーソンたるものまず目を通すべきは日経新聞であると思います。新聞離れも進んでいますが、電子版への積極的な投資を行い、読むから使う新聞へと進化しているように思います。

金融業界の世界標準紙的なFinancial Timesを従えて、Web版はより世界を意識したものになっています。外資系を目指す方だけではなく、海外進出に積極的な企業を目指す方にも良い情報源ではないでしょうか。

全部の機能を使いこなすのはとても大変なので、目的を絞ってそれを達成するために必要な機能を利用するといいと思います。

私も参考にしていますが、キャリアアップを目指す方にはNikkei Styleの「次世代リーダーの転職学」という特集記事もとてもとてもおすすめです!

2. 産業新聞・業界新聞

新聞の中でも特におすすめなのが各産業別の業界紙です。

これはもう多岐にわたるので個別の紹介はしません(というか、できません)。

概要を知りたい場合は、Googleで「専門誌 業界紙」などのキーワードで検索すると色々出てきますのでお試しください。

もし転職先も同じ業界を考えているなら、個人で取ると費用もかかり投資効果がどの程度分からない状況ではもったいないので、今就業中の会社で購読していないか確認してみるといいと思います。

業界を変える場合であれば、国立国会図書館などで調べるのがおすすめです。ネットでも各種の情報を提供していて、「産業情報ガイド」という情報検索ページで詳しく説明しているのでぜひご覧ください。

3. 白書

各種白書も業界が所属する社会を知るにはとてもいい情報源です。

白書は各省庁が、政治や社会、経済の実態と政府の施策の状況について国民に周知させることを目的とした公表資料です。

分量が多いことを除けば何と言っても国がまとめていますので、全て一次情報で正確ですので、他のメディアや情報の裏を取るにはこういった政府や各省庁発表の情報源を当たるといいのではないでしょうか。

代表的なものには、経済白書、青少年白書、国民生活白書、原子力白書、労働経済白書、中小企業白書などですね。

これらを読むと、政府のお金(私達の税金)がどこに流れていくのかを知ることができますし、企業が集まる(投資する)場所の目処もつけやすくなります。

また、どの業界でもITなしに仕事は成立しなくなっていますから、IT白書はざっと目を通しておくと政府の投資動向=業界がどこに力を入れるかも理解できますから、いろいろ応用の効く情報が手に入ると思います。

白書も電子化されていますので、タブレット端末などを利用されると場所を選ばず閲覧できますのでスキマ時間を使って情報収集できます。

4. 会社四季報

別記事でも書きましたが、コンパクトに纏まっていルキ業情報は何と言っても「四季報」でしょう。

その名のごとく、4半期に一回発行され、業績結果・予測情報、所在地、財務情報など会社に関する重要な情報が一覧でまとめられているものです。上場企業の7割は3月決算となりますので、その実績及び次年度の業績予測を記載した6月中旬発売の夏号の購入がいいかなと思います。

またまたこちらもCD版がありまして、データ検索などとても便利ですが、一覧性から一年に一回は紙面版を買ってもいいかなーと思います。

日経新聞同様、読みこなし術に関するネット情報もありますので、興味があれば調べてみてください。

個人的にまず当たるべきは、本家「会社四季報オンライン」かと思います。

5. 業界地図

実はこれ大好きなんです。業界地図は、それぞれの業界内の勢力関係をまとめて図式化したものです。

主要企業の売上規模や市場シェア、グループ会社やどんな企業とつながっているかなど企業同士の関連性をビジュアルに知ることができます。

また、会社四季報ほどではありませんが、個社ごとの概略(売上、社員数、シェア)や、その業界の重要トピックや今後の動向も記載していますので、全体像を把握するにはもってこいです。こちらを読んでから四季報を読むとより理解が深まるでしょう。

仕事の中で、パートナーや顧客といろいろな交渉事が発生すると思うのですが、そのときにこの資料を読んでおくと戦略や戦術の建て方を考える際に参考になります。

「将を射んと欲すれば先ず馬を射よ」。

もしかしたら、応募する先が変わるかもしれませんね!

6. 取引先、顧客、知人・友人、家族

在籍中に転職活動をすすめるときは、公にできない、しないほうがいい場合がほとんどですので、情報収集もネットや転職エージェント、紙媒体など、関係者に気づかれにくい方法が主な方法にならざるを得ません。しかし、やはり生の声ほど貴重な情報は少ないことも事実です。

ナマの現場の声や第三者の意見・視点は、問題がどこにあって、求めるサービスや製品を提供するにはどんな能力/経験を持っていなければいけないのか、身に付けなければいけないのか、必要になってくるのかを知ることは、自分のキャリアプランを立てるためにとても貴重な判断・評価の基準になります。

たとえば、顧客の売上や利益の過去数年の変化はどうなっているのか、主力製品は何か、なぜそれが売れているのか、今後どの分野に力を入れていくのか、顧客の競合の状況はことなるのかなどを知ることでその業界に求められている人材像もわかってくると思います。

また、知人・友人の中にも親しくかつ頼れる人がいないか確認しておくことも大事かと思います。

転職活動の初期ではなく、ある程度進んで決断を下す目処がたったくらいで相談してみてもいいかもしれません。

この時気をつけるべきは、なるべく在籍している会社の同僚や先輩は避けるべきでしょう。

思わぬタイミングで漏れてしまって活動を進めにくくなったり、転職先と何らかの関係があるような場合には転職自体ができなくなりかねません。

何をどこまで誰に話すのか、その影響はどうなるのかを考えた上で、相談する相手を決めたほうがいいでしょう。

もし家族にそういった情報を持っている人がいれば、まず当たるべきはそこかもしれません。

あなたの転職が家族の生活に与える経済的な影響が大きい場合は、相談のタイミングと内容は家族といえども注意が必要ですが、転職活動は孤独になりやすいので、早い段階で家族の理解とサポートを得られるようにしておくことも転職を成功させる秘訣と思います。

7. Googleアラート

ネットにはいろいろな情報が溢れていますが、欲しい情報を効率的に集めるためにはコツが必要です。

個別にホームページでニュースを読んだり逐一会社や業界ごとのニュースを検索していたのではとても効率が悪いですよね。

私は Googleアラートを使ってキーワードで希望する業界や企業名を指定して、関連ニュースだけをまとめています。

それをスキマ時間を使って読めば時間の節約にもなりますので、とても便利です。

FeedlyやInoreaderなどのRSSリーダーサービス・アプリを使ってGoogleアラートと連携させ、集めたニュースをカテゴリごとにまとめておくと更に利便性が高まりますので、更におすすめです。

これらのサービスは無料でAndroidやiPhone向けのアプリも提供していますので、ぜひお試しください。

8. 図書館

もしあなたが東京近辺に住んでいるのであれば、国会図書館は情報収集の場所としてとてもおすすめです。

あらゆるメディア、雑誌・書籍などの刊行物が無料で閲覧できますので、ぜひ試していただきたい場所です。

他の地域でも図書館はあると思いますので、調べて見る価値はあると思います。

図書館のいいところは、単純に無料で利用できるということではなく、異なるメディアを一度に並べて調べられるので、とても効率がいいこと、調べ物をするための施設が整っていることなどです。

9. SNS

身近に希望業界・企業の知り合いもおらず仕事上でも絡むことがない場合は、生の声を聞いたり口コミを知ることができません。

そんなときに役に立つのがSNS、企業評価サイト、ブログなどのネットメディアでしょう。それぞれ長短やリスクがありますので、鵜呑みにすることは危険ですが、転職エージェントや面接時の情報に肉付けするくらいの意識で利用するのがいいバランスかと思います。

Linkedin

Facebookの企業ページは雰囲気を知る手段の一つとしてはいいかもしれませんが、転職活動へ直接役に立つかというとそれほどでもないと感じています。

特に外資系を目指すのであれば、Likedinのようにビジネスに特化したSNSがとても有効です。

ただし、Linkedinは、お友達を探すツールではなくてビジネス上の人脈構築に重きをおいていますので、転職エージェントからの承認依頼については慎重に判断しましょう。

経歴に「Reasercher」とか「Recuruter」とある場合は、リスト取りの新人さんが片っ端からアクセスしている可能性が高いので、要注意です。

それと、Linkedinに掲載する経歴は、履歴書に近い扱いを受けることがありますので、記載内容の正確さが重要になる一方、現在の職業やポジションを公開したくないときはどこまで記載するのかを考えておく必要があります。

最近は企業の採用担当が直接コンタクトしてくるケースもありますので、内容については戦略的に考えた上で書くこと、書かないこと、アピールすることを下書きした後に掲載することをおすすめします。

ちょっと前の某大手経済新聞にSNSで転職支援を提供するベンチャーが出てきているという記事がありました。

SNSを通じ、チャットで転職希望者を口説くという内容です。

LinkedinなどのビジネスSNSと呼ばれるカテゴリーのサービスといえますが、給与や処遇の条件の記載は禁止され、ベンチャーや中小企業など転職市場におけるブランド力の少ない会社が「ビジョンや価値観を訴える」ことで優秀な人財へのアクセスをサポートするという目的があるようです。

この他、私のところにもよく来るようになったのですが、ある企業の採用担当がSNS経由で直接声をかけてくるケースです。

こうしたトレンドを見るにつけ、本当に市場は人財獲得戦争になってきているのだなぁと怖いくらいに感じます。

では、その中で生き抜くために、私たちには何が必要でしょうか?

一つは突き抜けた実力・能力です。

例えば、一つの基準ですが、ある業界、上場企業、ある職種でそのレベルで業務遂行できるのは100人に1人から良くて3人だろうというレベルであることです。

もしくは、「あいつに抜けられるとキツイ!代わりを見つけるのが大変」と評価されるくらいのところでしょうか。

もう一つは動的な発信力ではないかと思います。

履歴書や職務経歴書と言った静的な情報ではなく、ソーシャルメディアを活用して自分という商品を特定の市場に売り込む力、マーケティング力と言ってもいいと思います。

伝統工芸品や料理人など専門性+芸術性+独自の文化など、複合的な価値を持つ人財は随分と前から国境を超えてオファーが絶えません。

ITの進展で、そうした状況がビジネスパーソンにもすでに「やってきていた」たのだと思います。

企業評価サイト

個人的にどう判断すべきか迷ったのがこの情報源です。

Vokers、カイシャの評判、転職会議などがメジャーどころだと思いますが、在職者、退職者の給与などの待遇、成長機会、社風、入社前後に感じたギャップ、ライフ/ワークバランス、退職者の場合はその理由、そして企業分析など多岐にわたる切り口で点数評価するとともに、実体験に基づいた口コミを知ることができますので、一気にメジャーになったメディアです。

確かに、生の声を聞けるという意味では重宝するのですが、匿名性が高いために内容の信憑性をどう判断するかがとても難しいのではないかと感じています。

その点では2ちゃねるなどのネット掲示板と同種のリスクを含んでいる可能性を感じました。

転職活動を初めて間もなく自分が所属していた会社の評価を読んだときに、視点や書き方次第でこんなにも受け取り方が変わるのか、こんなにも自分の評価と開きがあるのかといい意味でも悪い意味でも認識のズレにビックリした覚えがあります。

人間は自分の見たいものを見、聞きたい言葉を聞き、読みたいことを読むという「バイアス」が常にかかった五感を通して物事を認識するのだということを改めて、そしてとても怖く感じました。

当然こうしたサービスを運営する企業もそうしたリスクを認識し、そのリスクを最小化するための努力を惜しんではいないと思いますが、利用者自身がそれだけに頼らず、あくまでも自分の手足で集めた一次情報を基礎にして判断することがとても大切だと思います。

どんな形態であっても、やはり情報は自分の手足で汗をかいて集めた生の声、一次情報にはかなわない、というのが私の実感でした。

第三者が集めた情報を利用するときに、「あれ?」と違和感を感じたときは、以前ご紹介した一次情報を当たって「裏」を取ってみてください。

白だと思っていたものが黒に、黒だと思っていたものが白に変わることもあるかもしれないですから!

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