募集企業のキモチ〜転職ミスマッチを考えるときの2つの視点〜

応募者:「応募しても採用されない、書類選考すら通らない」

「そもそも応募したい会社が見つからない」

「途中までうまく行ったと思ったのに、最終選考で落とされた」

企業側:「能力に問題はなかったが、社風や価値観が合わない」

「欲しい人材が応募してこない」「候補者が少なすぎる」

このような転職におけるミスマッチの発生原因のうち、応募者側からなかなかわかりにくいものに「社風」や「理念」があります。

応募する側、募集する側双方にとってその意味するところを伝えにくいことが原因です。

「転職で得るものと失うものを考える」でも簡単に触れましたが、企業側の経営層の視点を交えて、社風、理念、ビジョンが転職活動に与える影響を考えてみたいと思います。

1. 社風・理念、ビジョンと社長 「経営層の視点」を理解していない場合

当然ですが、採用は企業にとって「投資」です。

投資は利益の回収を目的としますので、思いつきでなされることはなく、戦略に沿って行われます。

一方で企業は社会的な存在です。

得た利益を社員への給与や税金という形で社会に還元しています。

ただ儲ければいいというわけではなく、その会社が社会においてどうありたいのかというビジョンや理念も戦略に反映されます。

その戦略を具体的にどう実現していくかという点から、経営層が長期的な視点から応募者の資質や能力を評価することは想像に難くないと思います。

それは採用時の面接などにも必然的に影響しまし、それが「社風」という形で現れてくるものです。

例えば、転職候補先企業の経営層が、社員を家族としてとても大切にする文化を育んでいるとしましょう。

その場合、短期的には一定の経験や能力を持つ人材を現場が求めていたとしても、その点だけで人材を選ぶ可能性はおそらく低いはずです。

この「ズレ」の可能性を常に考えておかないと、職務経歴書や面接でのアピールするポイントを誤って、せっかくのチャンスを失いかねません。

自分の価値観と相手の価値観を合わせるために何を聞き、何を知っておくべきかを準備しておくことで、自分の強みを生かした仕事ができるのではないかと思います。

多くの会社がそのホームページに社是、ミッション、ビジョンを掲載していますし、大手であれば経営陣が自らの経験を語る書籍なども出版しているでしょう。

そうした情報に集めて理解した上で転職活動に臨むことで、転職の成功率を上げるために必ず役に立つはずです。

私の場合、社内に転職直後の知り合いがいたこともあり、事前に社風や経営層の考え方を知る機会を持つことができました。

食事やお酒をともにすることで仕事だけではなく、その人自身の人生のビジョンや目標、価値観を知ることができたことは、転職後の不安を少なくしてくれる効果もありました。

何よりも一番役に立ったのは、その会社の行事の一つに社員の友人として参加し、実際に働いている人たちと知り合うことができたことです。

そうした機会はなかなか得ることができないかもしれませんが、転職したら通常はある程度の長いおつきあいをすることになるのですし、ダメ元で面接時にリクエストする価値はありますよ!

そうした場で会社に対しての否定的・消極的な意見を聞くこともあるでしょう。

欠点がない会社もなければ100点満点の転職もありません。それは転職者たる私達も同様です。逆にその弱みを自分が強みに変えることができるのであればアピールになるのではないでしょうか。

ただ、こうした機会もなく内部の状況を確認するコネクションもないときは、応募企業の人事部と直接つながっている転職エージェントを活用するのが確実ですね。

2. 実績や経験に縛られ、今そしてこれからの自分の市場価値を受け入れられない

繰り返しになりますが、企業にとって人材採用は投資です。あなたがどんな能力・経験を持っているかを評価し、自社にとってどんな将来利益をもたらしてくれるのかを判断し、採用を決めます。

今ままでの経験・身につけた能力をアピールすることは大切ですが、そこに重心を置きすぎると自慢話にしか聞こえなくなってしまうので注意が必要です。

重心を置くべきところは、あなたが熱意を持って仕事に取り組み、投資に見合った利益を将来に渡ってもたらす可能性が高いという評価をどうやってもらうか、ということではないでしょうか。

ただ、これも繰り返しになりますが、そのアピールが、企業の理念・ビジョン・ミッションとずれていないかについてはきちんと確認しておく必要があります。

投資は未来に対して行うものです。あたなの言葉がその企業の未来に向けられたものかどうか、向けられている方向に違いはないかを確認することは、企業にとってだけではなく自分にとってのミスマッチも防ぐことになります。

その意味でも、面接以外にその企業との接点をどれだけ増やすことができるかは転職活動においてとても大切な戦術であることはすでに説明したとおりです。

是非積極的にチャレンジしてみてください!

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