
IT業界では常態化どころか悪化している人で不足。
個人的な感想ですが、かつてコレほど人の動き(退社・入社)が激しいことはありませんでした。
だからこそ情報の量と質がキャリアアップには欠かせません。
派遣社員からキャリアを上げてきた僕が、どんな情報をどうやってなんのために集めたか、それをどう活用したかをまとめましたので、ご参考にしていただけると幸いです!
転職活動全体の流れ

あなたが採用側だったら、どんな人を雇うでしょうか?
真面目な人、実力のある人、社風に合いそうな人などなど基準は色々だと思いますが、一番大切なのは心から自分の会社で働きたいと思ってくれる人ではないでしょうか。
やる気もない、自分の会社にそれほど興味があるように思えない人は選びませんよね?
そう、だからこそ「志望動機」=転職の目的やゴールを考えることが大切なのです。
まずはなぜ転職したいのか、どんな仕事がしたいのか、なぜその会社や仕事を選んだのかを言葉にしてください。

覚悟が決まったら、次は行きたい会社ややってみたい仕事の詳しい情報を集めましょう。
ぱっと見は一流企業でも中身はボロボロなんてことはよく聞く話です。
企業の経営指標だけではなくて業界の将来性もみておかないと、せっかくいい会社に転職できても業界がどんどんしぼんでいくようなら会社自体も危なくなります。

もしやりたい仕事は決まっているけど会社が絞りきれない、忙しくて情報を集める暇もないなら、情報収集は専門家=転職サービスに任せましょう。
特に管理職やあまり求人にのってこない職種、公開できないポジションなどの情報は転職サービスを使うか、業界・企業内にコネがないと入ってきません。
無料の求人誌やハローワークは広告費や採用報酬がかからないため、体力の弱い中小企業やブラック企業の求人がどうしても多くなります。
転職成功率を上げて転職後の満足度も高くしたいなら、民間の転職サービスは必須です。
どんなところを選べばいいかについて記事にまとめていますので、参考にしてください。

一般的に、内定が出ると1ヶ月程度で転職するのが普通です。
しかし、退職届を出すのも1ヶ月前が普通。
早めに準備しないと引き継ぎが間に合わなかったり、希望日に退職できないなどのトラブルになります。
僕の場合は転職を考え始めたら引き継ぎ資料をそろえ始めるようにしています。
また、今勤めている会社がいわゆる「ブラック」企業であれば、やめたいといっても損害賠償を請求するぞと脅されたり、退職届を受け取ってくれないというひどいケースもあります。
退職の手続きははっきりと定められているかをいま勤めている会社の就業規則で確認して、定められいないならどうすべきかの対策を考えておいてください。
退職前にどんな準備をするべきか、ブラック企業を辞める場合の作戦などについて記事にまとめていますので、こちらも参考にしてください。

会社にも寿命はある

転職活動そのものの準備や段取りはご説明した通りですが、その前提として覚えておしいことと考え準備して欲しいことがあります。
それは会社の寿命とお金のことです。
会社の寿命?
会社にも寿命があるといったら驚くでしょうか?
東京商工リサーチの調査によると製造業の平均寿命はおよそ34年です。
創業期、成長期、成熟期、衰退期の4つに分けるとそれぞれが約8.5年です。
例えばあなたの入社日が成熟期の6年目だとしたら?
これからしばらくは右肩下がりになる可能性が高いともいえます。
もちろん一般論ですから絶対ではないですが、人間同様会社にも寿命があり、入社のタイミング次第であなたのキャリアに大きく影響することは覚えておいてください。
