ニートから正社員へのクラスアップ?未経験者採用枠が広がってきた?

dodaが発表する求人倍率によると、人材市場に活気がもどりつつあります。

有効求人倍率が回復して生きており、未経験者求人もふえつつあるようですね。

もともと人材不足がつづいていて、ここ2〜3年はとくに不足感がつよくなっていたIT業界はまさにV字回復しつつあります。

倍率的には9倍近くなっていますから、1人に対して求人が9集まるという圧倒的な売り手市場です。

未経験者への求人が増えつつあると言っても、単純にハードルが下がったわけではなくて、企業が欲しいのはやはり経験者でありスキルを持ったエンジニアです。

このIT業界に転職したい未経験者とスキルを持ったエンジニアが欲しい企業側のニーズを繋いでビジネスを展開しているのが、未経験者向けのトレーニングを無料で提供して企業に派遣・紹介している人材サービス会社です。

未経験でIT業界に転職したいひとにとってはお金をかけずにスキルが身につき、仕事も紹介してもらえるといういたれりつくせりのチャンスですが、これはほんとうにメリットだけの仕組みなのでしょうか?

この記事では、これからIT業界に転職したいけどお金もスキルもないという方がトレーニング付きの就職支援サービスを利用するメリットとデメリットを解説したいと思います。

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目次

無料トレーニング付きの就職戦サービスのメリットとデメリットを知る

実はハローワークトレーニングや職業訓練給付金など公的な支援制度もありますが、募集枠や応募条件・講習内容に制限があるので希望者全員はうけられません。

無料トレーニング付きの就職戦サービスは公的支援がカバーできない人を支援し、企業側のニーズを満たすニッチなサービスということができるかもしれませんね。

まずは無料トレーニング付きの就職戦サービスのメリットとデメリットを一覧表にまとめましたので、ご覧ください。

メリット
デメリット
  • 受講費用がかからない
  • 資格取得費用もかからない
  • 就職先も紹介してもらえる
  • 学歴不問
  • 受講体験がないので入校しないとわからないことがある
  • 途中退校・自分で転職・就職活動・紹介先企業を短期間で退職すると違約金が発生する場合あり
  • 研修期間中は働けない
  • 就職先は首都圏など地域が限られる
  • 適性がないと入校できない
  • 年齢制限あり

こうしたサービスは30年前くらいからあるので目新しいものではありません。

くまた

僕自身が人材派遣会社のトレーニング付き派遣斡旋サービスを利用してIT業界に転職しましたから、内容的にはほぼいっしょだなと感じています。

すべての未経験社にお勧めできない理由があるとしたら、地域限定という点と短期集中研修で働くことが認められていないので、その間の生活費を確保しておく必要があるという点ですね。

他のデメリットについては当たり前で特にデメリットとは僕は思いません。

ネットでクチコミなどを調べるとマイナスのコメントもありますが、未経験・ニートからの正社員転職・IT系職種へのキャリアチェンジを目指すのであれば、まずは「ゼロを1にする」ことが大切だと思います。

くまた

僕自身最初の仕事に100%満足したわけでは決してありませんでした。

不満はあってもITエンジニアとしてスタートできたことが何よりも大切だったんです。

そのおかげでそれから25年キャリアアップを続けられたのですから!

短期間とはいえ僕の時にはなかったシェアハウス(社員寮みたいなもんですね)を提供するところがあるのはすごくありがたいなと思います。

また、以下のリンクでも紹介しているネットビジョンアカデミーなどは職種もネットワークエンジニアに限られています。

応募するサービスでどんなスキルが身に付いてどんな職種を紹介してもらえるのかについてはしっかりと確認しましょう。

他のサービスについてもまとめてありますので、未経験からのIT転職に興味があればぜひ参考にしてください。

>>【20代向け】ニート・未経験・既卒からのキャリア作りにおすすめの転職エージェント

くまた

未経験でもあなたがやりたいことがきまっていて、その仕事と方向性がまったくことなる職種であれば、たとえ無料トレーニングを受けられて就職支援してもらえたとしても、ハッピーにはならないと思うので。。。

背景は人手不足が深刻化

「トレーニングも就職支援もしてもらえて無料って、詐欺じゃないの?」と疑う気持ちもわかります。

日本人ならだれもが「タダより高いものはない」って子供の頃から教えられましたのね。

ご安心?ください。

お金はちゃんと流れています。

簡単にいえば、トレーニングコストは企業からの人材紹介料でカバーされているんです。

転職エージェントのビジネスモデルを考えてもらえれば仕組みが理解しやすいと思います。

あなたが転職エージェントを使って転職した場合、転職先の企業から転職エージェントには手数料=転職成功報酬が支払われます。

だいたい年収の20%~30%と言われていますから、年収が500万円であれば100~150万円、年収が1,000万円であれば200~300万円が転職成功者ひとりにつき支払われるわけです。

この手数料収入の一部をトレーニング費用に当てればいいわけです。

くまた

ネットワークエンジニアの年収は未経験でもCCNAなど業界標準の資格をもっていれば400〜500万円程度は期待できますから、10人研修生があつまれば手数料収入も1,000万円をこえますので、専任講師をやとってもお釣りがきます。

つまり、こうしたビジネスモデル=利益を上げる仕組みがあるので、途中でやめたり自分で転職活動して転職してしまうと人材サービス会社に成功報酬がはいらなくなるので、契約違反した受講者に違約金が請求されるわけですね。

企業側としても、ある程度ネットワークエンジニアを抱えていますから、基本的な知識・スキルがあれば業務については2〜3ヶ月かけて学んで貰えばいいし、現場経験を積むことで技術力が伸びることはわかっています。

応募してもい採用できるかわからない人材を待つよりも、ある程度のコストをかけて確実に欲しいスキルを持った人材が手に入るなら、投資として費用負担をすることは合理的です。

まあ、それくらいい人材不足が深刻で、優秀なエンジニアや経験者の奪い合いになっているということでもあるんですが。。。

最初から大手企業をねらってもムリ

未経験での転職の難しさ、一番のリスクは、自分で職探しからすべてやろうとすると経験もツテのないので、入ってくる情報の質が悪く量も少ないということです。

つまり、ブラック企業につかまるリスクが高くなるということ。

別記事でも初回していますが、IT業界はピラミッド型の構造で、孫請け・ひ孫請けはあたりまえ、下に行くほど労働条件は低くなります。

労働時間は長くなり、給料はやすくなるということですね。

このリスクをさけるためにも、転職エージェントやトレーニング付きの就職支援サービスを使う理由は十分にあります。

くまた

ただし、1ヶ月程度のトレーニングをうけて資格をとったばかりの未経験社を無条件で採用する大手企業はありません。

年収は落ちるかもしれませんが、最初は2字請け・3次請けの中小企業からのスタートになることは覚悟しましょう。

※それでも他業界よりは平均年収が高いので、普通に生活できるレベルの年収にはなりますよ。

僕の場合も最初はIT業界の中堅企業でのスタートでした。

英語力があったおかげで、その後スキルと経験があがったあとは外資系トップ企業に派遣されて時給もグングン上がり、ヘッドハントされて正社員になることができました。

繰り返しますが、未経験転職にとって一番大切なことは、チャンスをつかんで「ゼロを1にすること」です。

一度業界に入ってしまえばこちらのものです。

それ以降は経験者ですから!

あせらず一歩ずつすすめば、年収が順調に上がっていく業界です。

デジタルトランスフォーメーション、AI、デジタル化、自動化でIT人材の需要が本格的に爆発するのはこれからです。

くまた

いますぐはじめれば先行逃げ切りでキャリアをあげられる10年に一度のチャンスですから、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

未経験でIT業界に突っ込んだ僕のケース

いい飛行機に乗り換えた人

プロフでも触れていますが、僕は未経験・派遣社員でIT業界へ飛び込みました。

元々は宿泊業界だったので、もう全くの別世界で不安だらけ。

ビジネスレベルではないものの、かろうじて英語が得意(自分の中では)あったので、それを活かすことのできる仕事はないかなと探し始めたところで出会ったのが某派遣会社のIT系職業訓練プログラム

くまた

これは派遣会社がITスキルアップのためのプログラムを提供し、無事スキルチェックを通過したのち提携企業へITエンジニアとして働くというものです。

費用はかからず、朝から晩までみっちり3週間のプログラムで、新品のサーバーを組み立て電源を入れ、OSをインストールし、各種ウェブサービスを導入、セキュリティ関連プログラムの導入・設定まで組み込まれたかなり本格的なもの。

参加者は十人程度でしたが、みなさん全員IT業界未経験もしくはコールセンター勤務経験があるくらいで、ITエンジニアというレベルではなかったことを覚えています。

ものすごい量の詰め込みではありましたが、無事終了して外資系IT企業のテストエンジニアとして働き始めました。

くまた

英語が必須の職場だったこともあって、給与も訓練仲間より時給単価が100円ほど高かった記憶がありますね。

英語力を身につけることで、ハードルは低くなり、給与は高くなる

この派遣会社の職業トレーニングのおかげで僕はスキル転換ができました。

IT業界でのキャリアをスタートすることができたのですが、この時から一度も仕事探しには苦労しませんでしたし、年収も上がり続けています。

バブル崩壊やITバブル崩壊がありつつも、

・全体としては成長が続いていた

・外資系企業は人の出入りも多く常にバイリンガルの空きポジションがあった

という状況が続いたので、恵まれていたと思います。

くまた

スキルはかけ合わせることで市場価値が上がって転職の選択肢が広がることは次の記事でも詳しく解説していますので、興味のある方はぜひご覧ください。

>>35歳東京勤務のITエンジニアの市場価値とは?年収が変わるポイントは?

人材不足が続くIT業界

僕がIT業界に入った時も人材不足感は強かったのですが、ここ数年はさらにひどくなってきたと感じています。
その理由は、大きく次の7つのポイントです。

・そもそもITエンジニアの供給が需要に追いついていない

・ITエンジニア=理系という先入観があるので、希望者が爆発的に増えることがない

・既存のITシステムが老朽化し、テクノロジーが新しい世代のものに置き換わりつつある

・政府主導で官公庁・地方自治体のデジタルトランスフォーメーションが加速。

・これにつられて腰の重かった業界・企業も動き始めて一気に人財不足に

・企業だけではなく、教育機関のデジタル化も進んでいる

・グローバル化がさらに進んで、バイリンガル人材への需要も増え続けている

・日本の労働人口の減少

これを見るだけでもこの先10年はIT人材の不足が続くことはほぼ間違いないでしょう。

くまた

IT業界の将来性については次の記事でも解説していますので、興味のある方は読んでみてください。

>>マッキンゼーの緊急提言から読み解くIT人材市場の近未来

新型コロナ禍で未経験者採用の風向きは変わったのか?

未経験で飛び込むタイミングとしてはとてもいい時期が続くはずでしたが、そこで起こったのが新型コロナ禍。

くまた

企業が採用を抑え始め、採用するとしても経験者が中心となってしまいました。

元々IT業界は他の業界に比べて未経験者の参入率が低い業界なので、新型コロナ禍でハードルがやや高くなった2020年だったと思います。

とはいえ、IT系職種の人材不足が深刻な状況であることは変わりません。

これからやってくるIT技術の大転換機、政府主導のデジタルトランスフォーメーション、教育期間などのデジタル化、トドメは日本の労働人口の減少は変わることのないトレンドです。

引用:リクルートエージェント「【IT通信業界】2021年転職市場の展望」より

何もないところからITエンジニアが出てくるわけではありません。

AIやロボット技術が進んだとはいえ、ITエンジニアの代わりに全ての仕事ができるわけでもありません。

では、どうやって人材不足を補うのか?と考えたときに、出てくるアイディアは次の2つかなと思います。

・海外から日本語のできる人材を呼び込む

・他業界からのキャリア・スキル転換

こうした背景から新型コロナ禍で深刻な影響を受けた宿泊・ホテル・運輸などの業界で働く人たちへスキル転換の職業訓練を提供して、IT系人材として活用しようという動きが活発化しているのだと考えらえれます。

くまた

他業界に比べてIT業界が未経験にとってハードルが高いと言って、人が育つのをただ待っていれば良い状況ではない、それくらいIT人材不足はひどい状況になっているということですね。

未経験者にとってチャンスが広がりつつある状況が理解していただけたかと思います。

未経験者におすすめするIT系職種チャレンジパターン

未経験者にとってIT業界へのハードルが少し下がりつつあるとはいえ、「面白そうだからプログラミングを勉強してフリーランスでガッポガッポ儲けよう!」というのは分の悪い賭けです。

くまた

僕のおすすめはインフラ系サポートエンジニアやヘルプデスクです。

理由は、次の通りです。

・未経験者にとって必要となる技術レベルがそれほど高くない

・3ヶ月程度で最低限必要な業務能力が身につく

・技術力よりコミュニケーションスキル重視

・英語力も活かせる職場がある

コールセンターやカスタマーサポートから始めるITキャリアの作り方に興味のある方は次の記事もぜひ参考にしてください。

>>コールセンターやカスタマーサポートから始めるITキャリアの作り方

未経験者にフリーランスのエンジニアをおすすめできないワケ

IT業界の人材不足で一番苦労しているのがプログラマーでした。

これがプログラミングスクールが無償トレーニングと提携する企業への仕事斡旋をセットで提供することが流行った理由です。

しかし、正社員としてよりも個人事業主=フリーランスとして仕事を斡旋するやり方だったので、中抜きがあるのでフリーランスのメリット少なくなっていました。

それを嫌う人にとっては、未経験の仕事で自分で営業する必要があるなど、期待とは裏腹に厳しい現実が待っているパターンも多かったと思います。

くまた

個人的には、スキルに裏打ちされた実績があり、仕事を回してくれる顧客を持っている実力者・経験者以外はフリーランスはお勧めしません。

別記事でもまとめていますので、興味があればご覧ください。

>>未経験者にフリーランスのエンジニアをおすすめしないワケ【リスク高すぎ】

まとめ

ここまでの内容を簡単にまとめます。

・人材市場が回復してきた。

・特にIT業界・IT系職種の回復ぶりがすごい

・政府主導のデジタル化によって、この傾向はこれからますます加速する

・人材不足を補い、企業のニーズを満たすために人材サービス会社が提供するトレーニング付き就職支援サービスが増えている

・デメリットを理解して利用すれば、自己負担をおさえて短期間でスキルアップ・キャリアチェンジが可能


・未経験者にとって一番大切なことは、「ゼロを1にする」こと

トレーニング付き就職支援サービスはメリットもデメリットもありますが、大切なことはあなた自身がなにをいつまでに達成したいのか、その方法にどんな希望・条件があるのかをキチンと言葉にして把握することです。

なんとなく年収が高そうだから、人手不足で仕事がありそうだからでチャレンジして欲しい年収が手に入るほど甘い世界ではありません。

キャリアプランもすすめながら、あなたにマッチするチャレンジ方法を選んでもらえたらとおもいます。

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