僕はどうやって未経験なのにIT系職種に転職できたのか?

毎月dodaの求人倍率情報をお届けしていますが、IT業界の人材不足はひどくなる一方ですね。

くまた

IT系の求職者にとっては超絶売り手市場が続いているので、とても恵まれた環境ではあります。

とはいえ、企業側は即戦力思考を強めていますし、他業界と比べてIT業界は未経験者率が低い状況です。

これからIT業界へチャレンジしようとしている人にとっても、人手が足りない企業にとっても苦しい環境が続いていました。

ところがここにきて、未経験者に光が差し始めてきています。

経験者・即戦力が欲しいとはいえ、全く応募者が集まらない会社はここ数年人材獲得に苦労していました。

そこで人材派遣会社は未経験者に知識だけではなくて実務に耐えられるだけのトレーンングを提供してスキル転換させ、企業に紹介するという動きが活発になってきています。

>>【20代向け】ニート・未経験・既卒からのキャリア作りにおすすめの転職エージェント

この1〜2年はプログラミングスクールが卒業生に職業斡旋するパターンが流行りましたが、今回はネットワークエンジニアやサーバーエンジニアなど、インフラ系にも広がっています。

くまた

この記事ではそうした人材市場の動きを踏まえて、僕自身の経験から未経験者がIT業界に挑戦するときのポイントを「スキル転換」という切り口でまとめてみましたので、ぜひ参考にしてください。

目次

\ 無料転職相談詳細(公式サイト)はこちら /

未経験でIT業界に突っ込んだ僕のケース

いい飛行機に乗り換えた人

プロフでも触れていますが、僕は未経験・派遣社員でIT業界へ飛び込みました。

元々は宿泊業界だったので、もう全くの別世界で不安だらけ。

ビジネスレベルではないものの、かろうじて英語が得意(自分の中では)あったので、それを活かすことのできる仕事はないかなと探し始めたところで出会ったのが某派遣会社のIT系職業訓練プログラム

くまた

これは派遣会社がITスキルアップのためのプログラムを提供し、無事スキルチェックを通過したのち提携企業へITエンジニアとして働くというものです。

費用はかからず、朝から晩までみっちり3週間のプログラムで、新品のサーバーを組み立て電源を入れ、OSをインストールし、各種ウェブサービスを導入、セキュリティ関連プログラムの導入・設定まで組み込まれたかなり本格的なもの。

参加者は十人程度でしたが、みなさん全員IT業界未経験もしくはコールセンター勤務経験があるくらいで、ITエンジニアというレベルではなかったことを覚えています。

ものすごい量の詰め込みではありましたが、無事終了して外資系IT企業のテストエンジニアとして働き始めました。

くまた

英語が必須の職場だったこともあって、給与も訓練仲間より時給単価が100円ほど高かった記憶がありますね。

英語力を身につけることで、ハードルは低くなり、給与は高くなる

この派遣会社の職業トレーニングのおかげで僕はスキル転換ができました。

IT業界でのキャリアをスタートすることができたのですが、この時から一度も仕事探しには苦労しませんでしたし、年収も上がり続けています。

バブル崩壊やITバブル崩壊がありつつも、

・全体としては成長が続いていた

・外資系企業は人の出入りも多く常にバイリンガルの空きポジションがあった

という状況が続いたので、恵まれていたと思います。

くまた

スキルはかけ合わせることで市場価値が上がって転職の選択肢が広がることは次の記事でも詳しく解説していますので、興味のある方はぜひご覧ください。

>>35歳東京勤務のITエンジニアの市場価値とは?年収が変わるポイントは?

人材不足が続くIT業界

僕がIT業界に入った時も人材不足感は強かったのですが、ここ数年はさらにひどくなってきたと感じています。
その理由は、大きく次の7つのポイントです。

・そもそもITエンジニアの供給が需要に追いついていない

・ITエンジニア=理系という先入観があるので、希望者が爆発的に増えることがない

・既存のITシステムが老朽化し、テクノロジーが新しい世代のものに置き換わりつつある

・政府主導で官公庁・地方自治体のデジタルトランスフォーメーションが加速。

・これにつられて腰の重かった業界・企業も動き始めて一気に人財不足に

・企業だけではなく、教育機関のデジタル化も進んでいる

・グローバル化がさらに進んで、バイリンガル人材への需要も増え続けている

・日本の労働人口の減少

これを見るだけでもこの先10年はIT人材の不足が続くことはほぼ間違いないでしょう。

くまた

IT業界の将来性については次の記事でも解説していますので、興味のある方は読んでみてください。

>>マッキンゼーの緊急提言から読み解くIT人材市場の近未来

新型コロナ禍で未経験者採用の風向きは変わったのか?

未経験で飛び込むタイミングとしてはとてもいい時期が続くはずでしたが、そこで起こったのが新型コロナ禍。

くまた

企業が採用を抑え始め、採用するとしても経験者が中心となってしまいました。

元々IT業界は他の業界に比べて未経験者の参入率が低い業界なので、新型コロナ禍でハードルがやや高くなった2020年だったと思います。

とはいえ、IT系職種の人材不足が深刻な状況であることは変わりません。

これからやってくるIT技術の大転換機、政府主導のデジタルトランスフォーメーション、教育期間などのデジタル化、トドメは日本の労働人口の減少は変わることのないトレンドです。

引用:リクルートエージェント「【IT通信業界】2021年転職市場の展望」より

何もないところからITエンジニアが出てくるわけではありません。

AIやロボット技術が進んだとはいえ、ITエンジニアの代わりに全ての仕事ができるわけでもありません。

では、どうやって人材不足を補うのか?と考えたときに、出てくるアイディアは次の2つかなと思います。

・海外から日本語のできる人材を呼び込む

・他業界からのキャリア・スキル転換

こうした背景から新型コロナ禍で深刻な影響を受けた宿泊・ホテル・運輸などの業界で働く人たちへスキル転換の職業訓練を提供して、IT系人材として活用しようという動きが活発化しているのだと考えらえれます。

くまた

他業界に比べてIT業界が未経験にとってハードルが高いと言って、人が育つのをただ待っていれば良い状況ではない、それくらいIT人材不足はひどい状況になっているということですね。

未経験者にとってチャンスが広がりつつある状況が理解していただけたかと思います。

未経験者におすすめするIT系職種チャレンジパターン

未経験者にとってIT業界へのハードルが少し下がりつつあるとはいえ、「面白そうだからプログラミングを勉強してフリーランスでガッポガッポ儲けよう!」というのは分の悪い賭けです。

くまた

僕のおすすめはインフラ系サポートエンジニアやヘルプデスクです。

理由は、次の通りです。

・未経験者にとって必要となる技術レベルがそれほど高くない

・3ヶ月程度で最低限必要な業務能力が身につく

・技術力よりコミュニケーションスキル重視

・英語力も活かせる職場がある

コールセンターやカスタマーサポートから始めるITキャリアの作り方に興味のある方は次の記事もぜひ参考にしてください。

>>コールセンターやカスタマーサポートから始めるITキャリアの作り方

未経験者にフリーランスのエンジニアをおすすめできないワケ

IT業界の人材不足で一番苦労しているのがプログラマーでした。

これがプログラミングスクールが無償トレーニングと提携する企業への仕事斡旋をセットで提供することが流行った理由です。

しかし、正社員としてよりも個人事業主=フリーランスとして仕事を斡旋するやり方だったので、中抜きがあるのでフリーランスのメリット少なくなっていました。

それを嫌う人にとっては、未経験の仕事で自分で営業する必要があるなど、期待とは裏腹に厳しい現実が待っているパターンも多かったと思います。

くまた

個人的には、スキルに裏打ちされた実績があり、仕事を回してくれる顧客を持っている実力者・経験者以外はフリーランスはお勧めしません。

別記事でもまとめていますので、興味があればご覧ください。

>>未経験者にフリーランスのエンジニアをおすすめしないワケ【リスク高すぎ】

まとめ

不可能を可能にかえる

ここまでの内容をまとめます。

・IT系職種は他業界に比べると未経験者へのハードルは高い

・政府主導のデジタルトランスフォーメーションやIT技術の転換期でIT人材不足が加速している

・新型コロナ禍で生まれた余剰労働力の転換(奪い合い)が始まっていて、未経験者にとってもスキル転換のチャンスになっている

全ての人に平等に訪れるチャンスではありませんから、ある程度のリスクを受け入れてチャレンジする必要はありますが、それはどんな業界・仕事でも一緒です。

もしIT系の仕事やIT業界に興味があればぜひチャレンジして欲しいと思います。

少なくともこれから10年は仕事に困ることのない業界ですから!

目次
閉じる