転職の目的は転職活動をがんばることではなく、行きたい会社の内定をサクッともらうこと。
その結果として転職成功とクラスアップ=ポジションをあげる、スキルをあげる、年収をあげる、あるいはその全てを実現することです。
転職先が決まらないうちに会社を辞めたものの転職先が決まらず、生活のために気の向かない転職した人をたくさんみてきました。
内定は早ければ早いほど生活にこまるリスクは減るわけですが、誰にも知られたくないからと一人で転職活動を続けてしまうと、望まない転職になる確率が高くなります。

自己PRや志望動機のアピール力がなかったり、誤字脱字も見落として、書類選考で落とされる可能性も上がりますね。
日々の仕事、家庭のイベントに加えて、
・企業・業界研究
・履歴書・職務経歴書の作成
・希望にマッチした会社のリストアップ
・面接・面談
などをするわけですから、転職エージェントをトコトン利用しましょう。
任せられることは任せてラクをしないと、効率も成功率も下がります。
この記事では、
という2つを目的として、転職の各段階ごとに転職サイトや転職エージェントを活用するポイント・理由を解説します。
失敗しやすいポイントの対策をして短期間で働きたい会社の内定をゲットしましょう!
転職エージェントは先人の失敗から学んで転職成功率をあげるために使う

僕が転職エージェントの利用をおすすめするのは次の様な理由からです。
そして最も重要なポイントは、こうしたメリット全てに「再現性」があると言うことです。
どう言うことかというと、別記事でも紹介している「社員紹介制度」や「SNS転職」は人脈や運といった要素がすごく強いというポイントです。
いきたい会社に知り合いがいなければ「社員紹介」はしてもらえませんし、SNSでつながっていなければ声をかけてもらうこともありません。
でも転職エージェントは違います。

基本的に誰に対しても仕事を紹介してくれますし、担当キャリアカウンセラーがあなたに合う非公開求人を紹介してくれることもあります。
そもそも求人の80%は非公開求人と言われていますから、転職エージェントに登録しないと応募できない求人がたくさんあるんです。
さらに、ネットにはない「生」の情報や一般公開されていない情報も登録さえすれば簡単に手に入ります
派遣社員として未経験でIT業界へ入った後、僕はこうした転職エージェントの強みを最大限に生かして、外資系SIer→日系SIer→外資系SIer→外資系ベンダーとキャリアを重ねてきました。

主に外資系を中心に転職をし、毎回得しているので必ず転職エージェントを活用します。
その結果、転職のたびに30%以上年収を上げることができています。(年収を上げるための転職戦術についてはこちらの記事を参考にしてください)
もちろん、担当キャリアカウンセラーも普通の人です。
ぜんぜんソリが合わずなぜか会話が噛み合わなかったり、ホウレンソウが下手くそで日程調整が進まずイライラしたりしたことがないわけではありません。
それは担当交代をお願いしたり、複数の転職エージェントを並行利用することで避けることができます。
仕事をしながら、家族との時間を守りながらの転職活動は時間が足りません。

効率的・効果的に転職活動を進めて、成功率を上げるためにもプロの助けを徹底的に利用することがサクッとでも満足度の高い転職をするためのコツだと僕は思っています。
転職活動でよくある7つの悩みと転職エージェント活用のポイント

下の図は大まかな転職活動の流れとやるべきタスクの一覧です。

実際はもっとたくさん注意しなければいけないことがあります。
準備や情報収集が足りないと書類選考や面接に落ち続けて、転職活動も長くなることを理解しておくべきです。
では、転職活度の中で起こりがちな悩みやトラブルって具体的にどんなものでしょうか?
ありがちな悩みやトラブルを一覧表にまとめましたので、ご覧ください。
転職活動の段階 | 転職で起こりがちな悩み・トラブル・問題 |
検討 | 情報を集める時間もなく、相談できる相手もいない |
応募企業決定 | 応募できる会社が見つからない |
書類準備 | 自己PRや志望動機がうまく書けない |
応募 | 書類選考に落ちまくる。何が悪いかわからない |
面接 | いつも最終面接で落ちる。何が悪いかわからない |
内定・条件交渉 | 交渉が苦手で年収の希望をうまく伝えられず、 年収がほとんど上がらなかった |
引継ぎ | 引継ぎが進まなかったりしつこい引き止めにあって、 退職日が決まらず内定取り消しになった |
実は「ありがちなトラブル」には以下のような共通項があります。

上のトラブル一覧、ぱっと見で「どう頑張っても一人じゃうまくいかないだろうなぁ」と感じませんか?
準備から内定後の引継ぎ・退職までの流れの中でありがちなトラブルと知っておくべき対策などをまとめましたので、転職活動の参考にしてください。
準備段階

転職活動は家族以外には相談しにくいものです。
社内で相談相手を探すことはリスクが高いですし、どこから漏れるかわかりませんから相談相手は見つけにくいですよね。
転職活動を自分だけで進める人が意外と多い理由はここにあります。
初めての転職であれば、ひとりぼっち感はさらに深くなり不安も強くなりますよね。
もしあなたが結婚しているのであれば、最初はまず配偶者に相談することをおすすめします。
家族は運命共同体。事前にしっかり相談しておけば、これ以上いない心強い応援団ですよ。
キャリアプランという大きな絵を描くためだけではなく、転職活動の細かなことも相談できる相手として、プライバシーも守ってくれる転職エージェントのキャリアカウンセラーは最適です。

「現時点での自分の値段も価値もわからない」という方は、知らないうちに転職失敗のリスクを上げています。
無キャリアカウンセリングを活用して、キャリア診断・年収査定しておくだけで、転職活動計画は立てやすくなりますし、成功率も上がります。
では、典型的な失敗例を2つご紹介します。
旦那・嫁・家族のブロック
あなたに配偶者・子供・親などの同居人がいるとき、あなたの希望だけで転職を進めると大抵の場合、何らかのトラブルが起こると考えた方がいいでしょう。
特に「嫁ブロック」「親ブロック」と呼ばれる転職反対意見は強烈です。
生活の安定を何よりも大切にしたい人からすれば、転職は生活を脅かす天災みたいなものです。
家族が持つだろう不安の一つ一つに丁寧に答えて納得してもらう作業を怠ると、転職活動の途中で挫折してキャリアだけではなくあなたの信頼まで失うことになりかねません。
もしあなたの転職理由が次のようなもので、具体的なリスクやメリットを説明していなければ、家族はあなたの転職に反対すること間違いなしです。
普通これだけの情報しか無ければ、自然とリスクをとってまで価値のあることなのか、安定した仕事なのか、年収は下がらないのか、誰も知らない会社で大丈夫かということが心配なるはずです。
あなたのとるべき予防策としては、
ことです。
家族の気持ちは距離が近いだけに、一度こじれると理解や協力をもらえるまでに時間と労力がかかります。
転職活動に影響が出てせっかくのチャンスを逃さないためにも、まず最初に家族と相談することをおすすめします。
転職を相談した同僚から会社にバレて失敗
仕事の悩みを同僚に相談する人も多いと思いますが、転職を考え始めたときに同じように相談してしまうと、思わぬトラブルになってしまう場合がとても多いといえます。
「人の口に戸口は立てられない」と言いますが、どんなに信頼していたとしても転職については会社の同僚・上司に相談しないことが大切です。
どうしても相談したいという方は、上記のようなトラブルを覚悟した上で相談すべきです。
キャリア、特に転職に関する相談は以下の相手を選ぶべきだと僕は考えます。
転職のタイミングを間違えるパターン
別記事で詳しく解説していますが、転職に考えておくべき様々なタイミングがあります。
中でも僕が一番気をつけてほしいタイミングは、あなたのキャリアプランと企業のライフサイクルを合わせるという点です。
例えば、あなたにとって今回の転職がキャリアアップを目的としてものだとしましょう。
リーダーからマネージャー、業界の中堅から大手、ローカル企業からグローバル企業などの転職にしたとします。
ところが入社が1〜2年経過したところで、会社の業績が突然落ち始めます。
黒字リストラを発表したり、不採算部門の閉鎖、外資系であれば国内営業終了し、撤退などです。
こうしたことは、あなたのキャリアと企業の成長段階がずれているときに起こるリスクがあります。
あなたのキャリアが伸び盛りでも、会社は成熟期から衰退期に入っているような場合です。
いまや会社の平均寿命はあなたの会社員人生よりも短くなっています。
大手といえども来年には成長から衰退に移るかもしれません。
転職先候補を絞り込むときには、希望する会社が成長段階のどこにいるのかについてもしっかりと調査・研究して情報を集めるようにしてください。
応募先企業を決める

準備段階の悩みと共通している悩みは「時間不足」。
仕事をしながら転職活動を並行するのがふつうと思いますが、まとまった時間が取れなくて履歴書や職務経歴書のチェックもキチンとできずに送ってしまい、書類選考に落ち続ける人も多いと思います。
企業研究や自分の経験・スキルにマッチした求人のリストアップなど、全てを自分でやろうとしたら時間がいくらあっても足りません。

転職エージェントを使う一番のメリットは、第三者目線であなたのキャリアや市場価値、企業側の情報を教えてくれる点です。
転職求人情報の8割を占めると言われている非公開求人などは募集していることを知らなければ応募すらできませんし、募集の背景や企業の内情がわからないとブラック企業につかまることもあります。
転職エージェントを利用することで、設定した条件であなたにマッチする可能性の高い求人をリストアップしてくれますし、気になった会社の経営状況や求人の背景なども転職エージェントが教えてくれます。
それを元に自分で情報を加えていけば、応募先を絞り込む作業もうまくいきますよね。
応募書類をまとめた後もキャリアカウンセラーのチェックを受けて誤字脱字から自己PRや志望動機の内容までチェックしてもらえますし、問題があれば指摘・アドバイスしてもらえます。
特に経験のない異業界・異職種にチャレンジするときに押さえるべきポイントやアピールの方法などのアドバイスは絶対に役立ち、内定率を上げてくれるはずです。
何千・何万という求人情報を持ち、多くの転職をサポートしてきた実績とデータベースを持つ転職エージェントにしかできないことがたくさんあります。
自分以外の転職者がなぜ成功しているか、なぜ失敗しているかを知ることで、あなたの成功転職率も大きく上がります。

特に同じ業界、同じ会社、同じポジション、同じ年齢など共通項が多ければそれだけ情報の正確さがあがり、あなたにとっても価値のある情報になるはずです。
個人でこれを全部やろうとしても時間がかかりすぎますし、ムダが多すぎます。
ふつう企業側では転職サービス提供会社との癒着など社内コンプライアンスの問題が絡むため、特定の会社だけに募集をかけることはありません。
一般的に転職エージェントA、B社に募集をかけて、C社には取引がないため募集をかけないということはよくあります。

もしあなたが転職エージェントC社にしか登録をしなければ、応募のチャンスを逃すことも十分ありえるんです。
これが複数の転職エージェントや転職サイトに登録するべき理由の一つです。
非公開求人情報を手に入れたり自分の市場価値を知ることで転職成功率は間違いなく上がるので、転職エージェントを活用することをおすすめはしますが、使う・使わないはあなた自身のご判断かなと思います。
20代・第二新卒に特化した【マイナビジョブ20’s】、第二新卒・既卒で正社員を目指す方でITベンチャーにも興味があるなら【ハタラクティブ】、関東エリアの20〜30代向けIT・WEB系求人が豊富な【マイナビIT AGENT】、業界最大手で非公開求人も多い【doda】あたりなら、求人数も多くて質も高いと思います。
成功率を上げて効率的に転職活動を進めるための転職エージェントの組み合わせ方については「目的別おすすめ転職エージェントランキング【転職成功率を上げる組合せ方】」も参考にしてください。
「自分にはどんな仕事がむいているのかわからない」「何に価値を感じるのか見つめ直したい」という気持ちがあるなら、改めて「自分のキャリアにとって大事なことは何か」考える時間を持ってみませんか?
マジキャリなどのキャリアコーチングを活用してじっくり答えを探すことも選択肢の一つです。
>>【マジキャリ】キャリアと向き合う60日間!有料キャリアコーチング自分では気がつかなかった市場価値のある経験やスキルの組み合わせに気がついたり、異業界や異業種への転職の可能性も広がtたり、現在のキャリアの問題点・課題も教えてもらえますよ。
応募先候補を絞り込む段階で起こりがちな失敗としてミスマッチと応募できる求人が見つからないパターンを解説しておきます。
仕事・社風・スキルのミスマッチ
転職がキャリアや給与などの処遇アップを狙う以上、ある程度の背伸びは必要です。
それでも全くの未経験・スキルなしでチャレンジするときは会社選びやアピールのやり方を考えておかないと失敗する確率が高くなるのは当たり前ですよね。
転職失敗の原因2つ目のカテゴリは、スキルや経験に問題があって失敗するミスマッチを解説します。
求人内容を熟読して応募したはずなのに、スキルや経験のミスマッチは転職失敗理由としてよく聞くパターンです。
例えば、
などがよくあるミスマッチです。
予防対策としては、次の通り。
未経験・スキル不足
ミスマッチの項目とも関係しますが、アプローチや求人案件選択を間違えると転職に失敗しやすいのが未経験の業界・職種への転職やスキル不足です。
こうしたギャップは情報不足の場合がほとんどです。
対策としては、
特に未経験やスキル不足の場合は、
などが評価の中心になりますが、これをサポートしてくれるのが転職エージェントの推薦文や担当者のフォローアップです。
あまり期待すぎてもいけないのですが、それでも企業側の採用担当者に推薦がもらえることであなたの評価にも少なくないプラスに働くはずです。
サポートで評価が上がるなら、使わない手はありません。徹底的に活用しましょう。
求人が見つからない
転職活動はできるだけ在職期間中に進めるべきですが、事情があって先に退職してしまう場合はなるべく短期間で転職先を見つける必要がありますよね。
問題はあなたのキャリアや年齢・勤務地の希望・経験など求人数が少なくなる条件がある場合、転職の難易度はグッと上がってしまいます。
先に退職しなければいけない場合でも、あなたにとってどんなリスクがあるのかを知って対策を考えるだけでも転職成功率は上がるはずです。
女性の求人はさらに厳しい?
シニア以上に条件が厳しくなりやすのが女性の転職です。
そもそも給与格差がある上に、女性のキャリアは結婚・出産などの人生イベントの影響を受けやくて、転職のタイミングが難しいですよね。
日系でも外資系でも大手企業は女性のキャリア作りを支援する福利厚生や人事制度が整備されていますが、地方の中小企業では期待しづらいのが現状です。
対策としては、
特に事務職系が長い人は自分の市場価値に気づいていなかったり必要以上に自己評価が低いことも多いので、キャリアの棚卸しをした上で、転職エージェントのキャリア相談であなたが気が付かない可能性についてもチェックしてもらうことをおすすめします。
Uターン・Iターン先で仕事が見つからない
首都圏と異なり地方都市は人口が少ないので求人も少なくなります。
仕事はあっても希望する職種ではなかったり、条件が悪すぎる、それでも選択肢が他にないからしょうがないというパターンになりがちです。
対策としては次の通りです。
ぱっと見でお気づきの通り、根本的な解決ではなく代替案で時間のかかるものが多いです。
それでも準備ができるときに先行投資することで、キャリアの選択肢を広げて転職のリスクを低くすることができます。
年齢が壁になって応募できる求人がない
定年が延長されても、男女雇用機会均等が叫ばれても、まだまだ格差が大きい状況は変わっていません。
だからこそ先人たちの失敗から学んで準備することが大切になりますよね。
転職が当たり前になって人手不足が進んでも、40代後半以降のシニア世代にとっては転職難易度は高いままです。
難易度を上げている主な理由・背景は、次の通りです。
対策としては、
などがあります。
このブログでも繰り返しお伝えしている通り、スキルは複数のスキルで希少性を上げる「スキルセット」で市場価値を上げることが大切です。
特に僕のおすすめは英語力。
ITスキルやマネジメントスキルとも相性がバッチリで、希少性も生まれ、年収レベルも高くなるので言うことなし、他のスキルとの掛け合わせにバッチリのスーパースキルです。
ぜひ時間とお金を投資してください。
英語力をおすすめする理由について知りたい方は「英語ができないと生涯年収で5千万円以上ソンする理由【おすすめ英語学習法】」もぜひご覧ください。
書類準備〜書類選考

もしかすると第三者のサポートが欲しくなるのは、求人に応募しても書類選考がぜんぜん通らないことに気づいたあたりかもしれません。
何通送ってもまったく書類選考に通る気がしないと自分が社会に必要とされていないのかと落ち込んできます。
そんな時に客観的に履歴書や職務経歴書の内容をチェックしてアドバイスがもらえたらと思いませんか?

書いた本人が気が付きにくい点、表現として避けた方がいいもの、経験を踏まえてもっとアピールすべき点など書類審査の通過率をあげるためのアドバイスは僕もとても助かりました。
書類選考でおちた求人に対して再度応募してもムダになりますから、最初からプロのアドバイスを活用することをおすすめします。
書類選考で失敗するパターン
書類選考で落ちる場合、大体次のような単純なミスもたくさんあります。
など、ケアレスミス、思い込み、高すぎる自己評価など客観的な視点が欠けていることが多いからです。
これを予防するには、
ことです。
転職エージェントの登録の手間といっても1件10分程度です。
数件登録しても1時間もかからない作業で、あなたが作った書類のチェックとアドバイスがもらえて書類選考通過率が上がるのですから、めんどくさがらず積極的に使いましょう。
面接

書類選考に通ることがゴールではないのですが、意外と手を抜きがちなのが面接対策です。
転職エージェントを利用しない場合、面接が一番最初にキャリアや志望動機、自己PRをする場になります。
いきなり初めて会う相手、しかも自分のキャリアがかかった場面で、自己PRや志望動機を説明し、納得してもらうのはハードルが高いですよね。
普通の人であれば相当緊張するはずです。
転職エージェントを利用すれば自己PRや志望動機を第三者に説明するチャンスができますし、それに対するフィードバックがもらえます。

転職エージェントとしてもあなたに成功して欲しいわけですから、募集企業の状況や求人の背景を踏まえて、面接を通過するために必要なアドバイスをしてくれるはずです。
そんな配慮もできない担当者であれば遠慮なく交代してもらいましょう。
事前準備も情報もないままのぞむ面接と相手の状況やニーズを理解して予行演習済みでのぞむ面接。
成功率が高いのはどちらかははっきりしていますよね。
面接の失敗パターン
面接も書類選考同様、第三者のアドバイスがないために通過率が落ちるパターンが多いといえます。
転職エージェントは企業側が求人を出した背景や目的、ニーズなどを直接企業側の担当者から聞くことができますので、求人内容に書かれていない情報も持っていることが多いはずです。
当然求められる人材増や企業側の社風・特徴など、求職者にとっても価値の高い情報が含まれています。
それを知って想定質問を考えて面接を受けるのと知らずに知らずに一般的な質問だけに備えるのでは、通過率が変わることは想像できますよね。
また、志望動機や転職理由、入社後のビジョンなど採用者が一番聞きたいポイントは必ず第三者のチェックを受けるべきです。
自分の頭だけで考えた内容は、あなたの価値観に偏っていたり、論理的に筋が通っていなかったり、説得力にかける場合がほとんど。
内定率を上げたければ、次の対策をとりましょう
転職は情報戦です。
質の高い情報に対しては、しっかりと投資して手に入れらるものは全て手にいれて準備してください。
最近は新型コロナの影響で「Web面接」が主流です。
Web面接のコツなどについて記事にまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
内定〜引継ぎ

内定前後で大きなチャレンジになるのが年収やボーナスの条件、入社日についての交渉です。
もちろん自分でできる方はいいですが、初めての転職だったり交渉ごとが苦手な方は不安ですよね。
その場合は転職エージェントを使って交渉してもらう方がスムースにいきます。

転職エージェントは会社の人事担当から詳しい内容や増やせるかどうか含めて予算感なども理解しているはずですので、自分の希望を伝えれば会社側が受けてくれる範囲かどうかのあたりもつきます。
キャリアカウンセラーはあなたの市場価値を踏まえて、希望と会社側の予算のギャップが大きいようなら事前にアドバイスがもらえるはず。
ギャップの大きさを事前に知ることができれば、その会社を応募対象から外すことで効率的な転職活動ができますよ。

あなた一人で転職活動をすべてやるという場合は、求人の背景や会社の予算感などの情報はまず手に入りません。
最終面接まで進んだあげくに自分の希望がそもそも通らないことを知ることもありうるわけです。
無駄になる時間を考えると、リスクが大きすぎるんですよね。。。
この点転職エージェントが代理で交渉してくれたり、交渉の際のアドバイスをもらえることは心強く、大きなメリットの一つと言えます。

特に初年度の収入については入社のタイミング、賞与のタイミングや支給条件で大きく下がるリスクもありますので納得のいくまで交渉することをおすすめします。
労働条件交渉の失敗パターン
内定の嬉しさにここで手を抜いてしまい企業側の言いなりになってしまう人も多いのですが、ここはしっかりと希望を伝えたいもの。
別記事でも書きましたが、外資系の場合は特にこの内定後の処遇交渉が唯一の年収アップチャンスです。
入社後に1割・2割と年収が上がることはあまりなくて、次は次の転職になってしまうので絶対に逃してほしくないチャンスです。
交渉が苦手な人は諦めずにここでも転職エージェントの協力をもらって交渉を進めましょう。
その場合、企業側から条件提示があってから相談しても遅いので、求人を絞り込んで応募するところからあなたの希望を伝えて、他の案件とのバランスを見つつ時間をかけて交渉範囲を相談することをおすすめします。
退職できない・引き止め・退職妨害
内定時には入社希望日・予定日を伝えていると思うのですが、転職先の企業はそれに合わせてあなたにやってほしい仕事やプロジェクトの調整を行うはずです。
つまり、あなたの入社日のずれがビジネスリスクになる場合もありますし、採用予算にも影響します。
例えば1ヶ月入社がずるなら他の候補者を繰り上げるという判断だって、十分にありえるんです。
こうしたリスクを防ぐためにも、
など、事前の準備を早めにしておきましょう。
内定〜退職までの失敗パターン
個人的に一番リスクがあるポイントだと感じているのが、退職です。
転職エージェントに市場価値を査定してもらって、ほぼ確実に年収アップが期待できる人であれば、
いま勤めている会社にとってもあなたは得難い貴重な人材のはずです。
会社側の立場に立てばわかりやすいと思いますが、そんな人材簡単に手放したりしませんよね?
外資系であればそれほどしつこく引き止めたりしないかもしれませんが、ブラック企業は何をしてくるかわかりません。
内定時には入社希望日・予定日を伝えていると思うのですが、転職先の企業はそれに合わせてあなたにやってほしい仕事やプロジェクトの調整を行うはずです。
つまり、あなたの入社日のずれがビジネスリスクになる場合もありますし、採用予算にも影響します。
例えば1ヶ月入社がずるなら他の候補者を繰り上げるという判断だって、十分にありえるんです。
こうしたリスクを防ぐためにも、
など、事前の準備を早めにしておきましょう。
引き止め対策については、次の記事も参考にしてください。
※「転職を決めたけど、自分では切り出せないから退職代行を使おうと思うけど、それも非難されそうで憂鬱」と感じているなら次の記事もぜひ読んでみてください。

試用期間中の解雇にも気をつけよう!
無事入社できても気を抜いてはいけません。
パターンとしては少ないと思うのですが、僕の身の回りでも数例ありました。
会社としても高額な採用コストを支払って雇っているのでそう簡単に諦めることはしませんが、あまりにトラブルが目立つと使用期間を延長したり、使用期間終了前に解雇することは十分あり得ます。
特に体調管理で試用期間中に解雇となるのは勿体なさすぎますよね。
もし健康面で不安がある場合は、週3日の勤務が可能だったり、完全リモートワークが可能な仕事など働き方を柔軟に調整できるような職種・会社を探してみることをおすすめします。
求人にはそうした条件を掲載してなくても相談してみたら受け入れられる場合もありますから、隠して後からトラブルになるようなやり方は避けたほうがいいでしょう。
転職活動に関係するお金の話
見落としがちですが、転職活動で考えて置かなければならないお金の話について触れたいと思います。
主なものは、転職活動費、退職金、最後のボーナスを受け取るタイミングにするか、源泉徴収、所得税、住民税、有給消化をどうするか、企業・厚生年金、転職活動が長期化した場合の生活資金の確保などです。
この内、特に計画的に考えて置かなければならないのは、企業・厚生年金と生活資金です。
転職の始め方を解説した記事↓もありますので、そちらもご覧ください。
転職活動費
転職活動にも当然お金がかかります。
主なものは以下の通りです。

こうした費用はある程度見積もることができると思いますので、転職活動の初めの段階で準備すると急な面接にも慌てずに済みます。
生活資金の確保が一番大切

転職の際に僕が一番気をつけたことは、転職活動期間が意図せず長期化した場合の生活資金でした。
リストラや倒産などの会社都合の退職・失職の場合、失業保険はハローワークで受給資格を確認後1週間ほどで支給されますが、自己都合の転職の場合、支給は3ヶ月後です。
3ヶ月間は収入なしですので、その間の住宅ローンやクレジットカードの支払いを含めた生活資金の確保が必要となります。
また、書類審査・面接に落ち続けて、失業期間が半年、1年と長期化してしまうと余程お金に余裕がないと目先の生活資金を稼ぐために、意図しない転職を選ばざるをえない場合も出てくるでしょう。
キャリアアップやキャリアチェンジのための転職が、真逆の結果をもたらすことになりかねません。

こうした経済的なリスクを考えると、やはり転職は間を置かずに新しい会社へ行けるように可能な限り在職中に決められるのが理想ではないでしょうか。
共働きで収入源を確保しておく
経済的なリスクを低くするためにも、奥さんや旦那さんが働らけるなら共働きを検討しておいてもいいかと思います。

金額にかかわらず、追加の収入は家計を助けることにもなります。それゆえに転職は家族の理解が重要だと思うのです。
幸せのすべてをお金で買うことはできないと思いますが、お金がないことほど、心が荒む状況はありません。
そして困ったことに、人間にはリスクを見て見ぬふりをする悪い癖があります。
行動の源は恐怖ですので、リスクが見えていないと、何を恐れるべきかもわからず、行動も遅くなり、リスクが現実化したときには手遅れになってしまうのです。

転職は船の進路を変えることです。
乗員全員の人生を変えるのですから、リスクを可視化し、できることはすべて検討の対象にしておくべきと思います。
初年度のボーナスは満額もらえない!?
ボーナス支給のタイミングも考える必要があります。
会社によって条件は異なるので人事考課が完了するタイミングを考えて退職の意思表示をしてください。
ノリで退職届を出してしまうと、低い評価をされて支給額が減ってしまったり、そもそも支給要件を満たしていなかったりなど落とし穴にハマります。
ここでも就業規則をしっかりと読み込んでタイミングを計っておくべきです。

ただし、転職は目的があって決断するわけですから、ボーナスのためにその目的に影響が出るようなタイミングなら、それは本末転倒です。
くれぐれもノリで転職を決めるようなやんちゃ?はお控えください。
家族のイベントのことも考えましょう
繰り返しになりますが、お子様がいらっしゃる方は受験、親御さんの老人ホームへの入居、入院などを控えている場合は、そのタイミングをを考えて、費用の試算が必須です。
リストラや倒産の場合はどうしようもないと思いますが、自己都合なら転職後の収入の変動を一覧にまとめて家族関連のイベントタイミングで発生する資金需要をどう賄うのかを計画しておくべきです。

家族のためにも良かれと思った転職が家族の人生に悪影響が出てしまったら、泣くに泣けませんから。。。
転職で考えるべきタイミングについて記事にまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
年金に関する手続きを忘れずに
特に年金については、次の仕事が決まらないままに退職した場合、厚生年金(第2号被保険者)から国民年金(第1号被保険者)に退職後14日以内に役所の国民年金窓口で切り替える必要がありますので注意が必要です。
国民年金の場合、直近1年で未納期間があると「障害年金」や「遺族年金」がもらえない場合があるのです。うっかり忘れて不利益を受けることのないよう気をつけましょう。

企業年金については、それぞれの会社ごとに取扱が異なると思いますので、人事に確認が必要です。僕の場合は退職時に一時金として受け取りました。
あまり普及していないようですが、前社での年金資産を転職先の会社の企業年金に加える仕組みがありますので、ソンをしないように在職中に確認しておくといいと思います。
わからないこと不安なことについては、役所の窓口や日本年金機構に行って確認しましょう。
すべての準備において言えることですが、情報源は可能な限り一次情報に当たるようにしてください。
こうした制度は変わることもありますし、専門家の正しい情報に当たるべきです。
家族にも影響することですから積極的に自ら動くべきだと思います。
世代別転職戦略

転職のタイミングは人それぞれですが、年代、経験、スキル、同業界内での転職か異業界への転職かなどの「自分の事情」と市場のニーズや経済状況などの「自分以外の状況」の組み合わせ次第で転職のむずかしさが大きく異なります。
このページは世代ごとの転職のコツをまとめた記事を集めています。
興味のある記事からご覧ください!
20代の転職
20代の転職は新卒・第二新卒など、大学卒業後2年以内での転職か、3年以上と止めた上での転職か、いわゆるアラサーかで全く違ってきます。
新卒から2年以内であれば、社会人としての常識がようやく整ったレベルで、就職した業界の知識や経験が「強み」としてプラスになることはあまりないです。
嫌な言い方かもしれませんが、日本の集団就職システムの中では若いということ以外売るものがありません。
「付加価値がつきかけている途中」とも言えますが、そんな若者に甘い誘いをかけて安い給料で買い叩こうとしてくるブラック企業も多いので気をつけてください。
もし、自分の中にどうしてもやりたいことがあるなら、その「情熱」を行きたい会社に直接ぶつけた方がいい転職ができるとおもます。
僕の知る限りでも例は少ないですが、ある外資系企業に常駐していたとき、しばらく取っていなかったという新卒を1名だけ採用したことがありました。
社員の方が楽しそうに話していたのですが、その新入社員はその会社が公募もしていない、直近で雇ってもいないことをちゃんと知っていたらしいのですが、どうしてもその会社に入りたくて人事に直接応募して、自分を雇うとこんなにメリットがありますというプレゼンテーションをしたとのこと。
当然公募していないので、人事には採用枠=予算がなかったのですが、人事部長が気に入って営業部とか開発部に声をかけたそうです。「面白いやついるけど、どう?」と。
もちろん、情熱だけでどうこうなるケースは少ないと思います。少なくとも人事を納得させるだけの資質をちゃんと表現できたことも大きいでしょう。
でも、何よりも「行動」したことがその新入社員に道が開けた一番の理由です。
30代の転職
以前は「35歳転職限界説」が都市伝説のように信じられていましたが、現在のIT業界で35歳で転職を諦める人はいないでしょう。
むしろ「売り時」の旬の年代だと僕は思います。
新卒から30代になるまで1社で働いているなら「業界経験」は相当豊富と思いますし、人によっては役職がついて、管理職経験も十分に積んでいるからです。
一方、大企業ではバブル世代社員や団塊ジュニア世代社員の高齢化によって管理職ポスト不足と継続的なベースアップによる人件費負担増が問題となっており、「年功序列から実力主義へ」のスローガンのもと「黒字リストラ」が流行しています。
これ以上同じ会社にいても昇給も昇進も望めないこと、会社の将来性に不安を覚えた30代が転職を選ぶと同時に、実力主義を掲げた企業が成長エンジンとして30代の優秀な人材へのヘッドハントを勧めています。
動く人が多い=需要が多い=ライバルも多いですから、転職戦略をしっかりと考えて、タイミングを図りつつ、チャンスが見えたら即動けるような準備が大切です。
特にご家族のライフイベント(結婚、出産、就学、etc)などが多い世代ですので、スキルアップに必要な時間やコストも見積もりつつ慎重かつ大胆に攻めて欲しいなぁと思います。
40代の転職
20代・30代と異なり、40代以降は雇う側の企業にとっての「投資価値」がカギになります。
投資である以上「リターン」がなくてはなりませんが、リターン額を決めるのは「勤続可能年数」x「仕事の付加価値」です。
40代以降の場合、20代・30代に比べて圧倒的に「勤続可能年数」が短いため、初期投資が少なくて済む経験者を「即戦力」として雇うという見方もできます。
40代・未経験で異業種にチャレンジする人は、企業にとってリスクの高い高額商品とも言えるんです。
外資系と比べて日系企業にこの傾向が強い理由は、外資系の場合仕事の内容が雇用契約の中に細かく決められている「Job Description」があるからです。
これが専門性と流動性を担保する仕組みであり、雇う側にとっては投資効果を高くするメリットを、雇われる側には年齢を気にせず専門領域の経験のみで評価されるというメリットを生み出します。
つまり、40代の転職戦略としては、「経験を活用できる転職」を目指すのが大原則だと思います。
未経験・40代でプログラマーになりたいという選択は僕からすると極端に成功率の低い賭けに思います。ただし、定年後を見据えて、極端に高い年収を目指すわけではなく、手に職をつけたいということであればプログラマーとしての選択肢も見つかるかもしれません。
この辺の選択は人生の価値をどこに置くかにも関わってきますので、自分で決めるしかないのですが。。。

50代の転職を見据えた40代向けの転職戦略
50代の転職については僕は正解や成功パターンを知りません。
それくらい昇給を伴う転職は難しい年代です。
正直、50歳間近になってから考えては手遅れです。
僕自身は50歳を過ぎて転職して年収も上がる転職をしていますが、仕込みは40代でした。
その点を理解していただいた上で、コツを2つだけ紹介させてください。
自分独自の転職サービスを作る
情報収集手段として転職サービスは必要です。
転職もある意味情報戦ですし、案件数を考えると使わないという選択はないと思います。
その上で、自分独自の転職サービスを作る必要があります。
それは「信頼」と「実績」で作られた「人脈」です。
「なんだよ、所詮はコネかよ」という声も聞こえる気がしますが、多くの企業も社員の持つ人脈を効率的で成功率の高い人材確保手段として積極的に活用していますよ。
- 退職した社員にアプローチ「アルムナイ採用」
- 社員から知人・友人を紹介「リファラル採用」
- SNSのコネクションを利用した「SNS採用」
知人・友人・かつての同僚を介しての転職になるので、内部情報もバッチリ手に入る上に直接交渉できるという通常の転職活動にない多大なメリットがあります。
特に最近活発なのは人事部がSNSを利用して他社の社員に直接声をかけるSNS採用ですね。
また、外資系は社員が知人・友人を紹介する「リファラル採用」にとても積極的です。

「類とも」ではないですが、転職後の定着度や立ち上がり方、パフォーマスがいいからです。
これは紹介する社員も変な人を紹介すると自分の仕事や評価に悪影響を与えかねないというブレーキがかかりますから、人選は慎重ですし、一緒に仕事をしたいと思う人を選べば自ずと実績のあるパフォーマンスの良い人を選ぶからです。
僕自身もリファラル採用ですし、前職で自分のチームに増員するときは必ず「人事に募集をかける前に」メンバーに紹介してもらえる人がいないかを確認するようにしていました。
理由は上に書いた通りですが、雇う側からリファラルを利用する際のコツをお伝えすると、できれば面接の前に紹介してくれた人にお願いして、内部の人と食事や飲みの席をアレンジしてもらうといいと思います。
これをすることでミスマッチが防げますし、うまくいけば自分の推薦してくれる人が一人増えますので。

一つ問題があるとすると、この独自転職ルートは過去の実績と信頼が前提ですので、アラフィフになったからとあわてて知人を頼ってもうまくいきません。
40代は実りを刈り取る季節でもありますが、次のステップに向けてタネをまくタイミングでもあります。
50代のみなさんはこの「人脈」を最大限に活用してください。
40代の皆さんは、是非日々実績と信頼を積み上げましょう!
ビジネスSNSの活用方法については別記事でまとめたいと思いますが、読んでくださる人いるかな。。。?
売上や利益に貢献する再現性のある実績をアピールする
仮に新卒でサラリーマンとして働き始めたとすると、50歳で28年の社会人経験があることになります。
四半世紀以上の経験があれば、何かしら自分なりの「うまくいくやり方」を持っていませんか?
もしそのやり方に「再現性がある=応用すれば同じように結果を出せる」と相手が理解できれば転職の成功はググッと近づくと思います。
僕がキャリアプランの棚下ろしをオススメするのは、「再現性のある貢献力」を見つける1番簡単な方法だからです。
これは面談でのコツになるのですが、僕は自分が応募する部門の弱みを調べ、自分の経験がその弱みをどう解消し業績に貢献できるかをアピールしました。
このやり方のポイントは最初に説明したコネが重要です。
(もしかすると優秀な転職エージェントであれば、このあたりも押さえているかもしれません)
コネを使ってその弱みがその会社にとって重要な要素かどうかを教えてもらい、自分の強みがその弱みを打ち消し業績に貢献できると納得してもらうにはどうしたらいいかについてロジックを組み立てました。
コネもないし、転職エージェントも頼れないとき、僕は決算資料、アニューアルレポート、業界紙、その会社に関する書籍や雑誌があれば読みあさって、情報を集めて研究して想定問答集を作って面談にのぞみました。
参考情報

人材市場を知る
経済産業省「IT人材需給調査」
経済産業省、厚生労働省、文部科学省の3省が協力してまとめたレポート。「第4次産業革命化で求められる人材の必要性やミスマッチの状況を明確化するため行った人材需給の試算結果」。
ポイントは、① IT人材全体の需要と供給、② 従来型IT人材と先端IT人材の構造変化、③ AI人材の需要・供給の3つ。
経済産業省「DXレポート」
「デジタルトランスフォーメーションに向けた研究会」が取りまとめた資料で、2025年に古いITシステムの寿命供えて、諸課題に対応する環境整備を目的として作成されたもの。
直近5年くらいに求められるIT人材のスキルが理解できる。
厚生労働省「雇用動向調査」
業界別、性別、年齢別の転職率や理由などがわかる。
doda「求人倍率レポート」
転職サイトのdodaが3ヶ月毎に発表しているレポートで、業界別・職種別に転職市場動向を分析しており人材需給トレンドがわかる。
doda「採用市場レポート」
dodaに登録されている求人・登録者から、中途採用市場に関するレポートをまとめている。
IT職種関連では以下の登録者動向・求人動向・採用ポイントをまとめたレポートがおすすめ。
- コンサルタント(業務/IT)
- 業務系SE/PG
- Webサービス系プロジェクトマネジャー・エンジニア
- Webクリエイター
- サーバエンジニア
- ネットワークエンジニア
- 社内SE
- セキュリティエンジニア
業界規模・成長率を知る
総務省「情報通信白書」
情報通信の現況及び情報通信政策の動向について国民の理解を得ることを目的とした情報通信に関する現状報告。
財務省「電子商取引実態調査」
企業及び消費者における電子商取引利用の発展・拡大による経済社会の変化や影響等を分析を目的として、BtoC/BtoB/CtoC市場の成長率や市場規模、消費動向などを調査した報告書。
JPINIC「インターネット白書アーカイブ」
インターネットの動向を、ビジネス・技術・社会など多角的な視点で解説するIT/デジタル業界の年鑑。
ITR「コロナ禍の企業IT動向に関する影響調査」
調査会社のITRが新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大を受けて国内企業のIT動向がどのように変化したかを調査した報告書。
矢野経済研究所「国内民間企業のIT投資実態と今後の動向について調査」
IT業界の市場規模の推移・動向と、製品分野別の投資動向がわかる。
IDC「国内パブリッククラウドサービス市場予測」
IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社の国内パブリッククラウドサービス市場予測に関する調査結果。
企業を知る 〜成長性、人気、給与〜
経済産業省「地域未来牽引企業」
経済産業省によって認定された地域経済の中心的な担い手となりうる企業に関する情報とそれら企業の取り組み事例。
doda「転職人気企業ランキング」
大手転職サイトのdodaが発表している人気ランキング。ビジネスパーソン5,000人に対するアンケート結果を業種、職種、男女、年代、年収、職位別にまとめた報告書。
doda「女性の転職人気企業ランキング」
女性回答者に絞って分析を行ったもの。
ロバートウォルターズ「給与調査2020」
業界ごとの管理職を中心にポジション別の給与レンジをまとめたレポート。業界毎のビジネスパーソンに向けたアンケート結果、業界毎の市場動向分析結果もまとめられている。
東洋経済「平均年収全国トップ500社」
ビジネス週刊誌の東洋経済が定期的にまとめている平均年収トップ500社のランキング。
デロイトトーマツ「デロイト 2019年アジア太平洋地域テクノロジーFast 500」
ハードウエア、ソフトウエア、通信、メディア、ライフサイエンス、クリーンテック業界において最も著しい成長を果たしたアジア太平洋地域の企業について年次でランキングするものです。
企業を知る 〜働きやすさ、社風、口コミ〜
働きがいのある会社ランキング
フォーチュン紙で初めて発表されたもので、外資系企業の人事部の評価基準にもなるくらいメジャー。
OPENWOREK(旧Vokers)
国内最大級の社員クチコミ数を有する、転職・就職のための情報プラットフォーム。 社員・元社員のクチコミと評価スコアを公開している。
転職会議
現社員や元社員から企業の評判や年収、面接対策などを口コミとして投稿した情報を提供。
ブラック企業大賞
流行語の元にもなった口コミサイト。
ブラック企業を以下の条件を元に評価し、公開している。
①労働法やその他の法令に抵触し、またはその可能性があるグレーゾーンな条件での労働を、意図的・恣意的に従業員に強いている企業
②パワーハラスメントなどの暴力的強制を常套手段として従業員に強いる体質を持つ企業や法人(学校法人、社会福祉法人、官公庁や公営企業、医療機関なども含む)
行動しなければ「絶対に」結果は出ない

ここまで解説した転職エージェントを使うメリットを簡単にまとめておきます。
・あなた専属のアドバイザーができるので転職活動が孤独にならない
・客観的にあなたのキャリア・現在の市場価値をコメントしてくれる
・あなたのスキル・キャリアにマッチする求人情報が自動で集まる
・他求職者の成功・失敗例とそこからの実践的なアドバイスが手に入る
・自己PRや志望動機のチェックや第三者に説明するチャンス、フィードバックあり
・交渉が苦手なら、代理で希望条件の調整をしてもらえる
転職は椅子取りゲームです。
基本的に1件の求人は1人の人しか採用されませんから、狙いを定め、タイミングを合わせないと欲しいイスは手に入りません。
今もあなたと同じ経験やスキル持った人があなたと同じ求人に応募しています。
転職を考え始めたら、まず転職エージェントに登録して情報を集め、現時点での自分の市場価値を知るところから始めておくとスムースに転職活動を進めることができますし、書類選考通過も内定率も上がります。
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