早期退職を希望したけど認められない?【引き留められたら?】

突然の希望退職募集にショックを受ける方もいれば、逆にチャンスと思う方もいるかもしれません。

退職金割増で会社を辞められるなら応募すると意気込んでも、全員が退職できるわけではないことをご存知でしょうか?

結論から言えば、希望退職は会社側が条件をつけることができますし、その上で該当者からの申し込みを拒絶することもできるのです。

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希望退職申し込みの拒否はできる

実は希望退職は「こういう条件に当てはまる人なら割増退職金を払えるけど、希望者はいますか?ただし、この条件で退職できる人は会社が決めますけど」ということで、雇用契約解約の申し込みではないからです。

くまた


これは、経営側からすれば、優秀な社員をお金を払って辞めさせてしまうリスクがあります。

「業務上欠くことができない人材については対象外とする」という条件が付けて優秀な人材が辞めてしまうことを防止するのが普通です。


過去の裁判例でも広い裁量が認められていて、会社側がどの社員の退職を受けるかどうかを判断できるとしています。

家族の介護や資金的な問題でお金が必要など、特殊な事情があることをアピールしてねばってねばって希望退職は認めてもらえることもあるようですが、例外と考えておいた方がいいでしょう。

この時慰留の条件として昇進や昇格、給与アップを提示された場合はちょっと注意が必要です。

当たり前の話ですが、上がるのは給与だけではなく責任も上がり仕事の負担も増えますから、昇進・昇格があなたが望むものかどうかについてじっくりと検討してから答えを出すべきです。

申し込むことのリスクも考えておく

希望退職に手を挙げた社員については記録が残りますから、昇進は異動・配置転換などの際の資料になる可能性があることは理解しておいた方がいいでしょう。

重要なポジションを任せる人がいつ辞めるかわからないという人では困るからです。

キャリアに悩んでいる人にとっては希望退職はいいチャンスになりますが、職種や役職、仕事上の役割がどう評価されているのか、自分が今いなくなることが短期的長期的にどう影響するのかを考えて、希望退職が認められる可能性を見極めておくことも大切です。

引き留められること=市場価値が高いではない

希望退職が認められない、引き留められたからと言って、どこに勤めても価値のある人材というわけではありません。

目先の退職金割増につられて希望退職に応募したものの、認められなかったから、そのまま勢いで会社を辞めて転職活動を始めてしまい、転職先が見つからない、年収が激減なんてことは十分にあり得ます。

今の会社のニーズと他の会社のニーズは異なるのです。

あくまでもいまの会社にとって、辞められたら困る人材、短期間で代わりが見つからないだけで他の会社や業界にとってはすぐに補充のきく人材と評価されることもあります。

昨年流行った「黒字リストラ」のように、企業は業績に関係なく必要と思ったら人材の入れ替えを積極的に行うようになりました。
>>「黒字リストラ」は年功序列・終身雇用崩壊の象徴【至急自分査定すべし】

会社に依存しないキャリアを作るためにも、健康診断のように「キャリア診断」を定期的にやっておかないといざというときに売れ残ってしまう人材になります。

希望退職者が予定数に達しないときに肩を叩かれたら?

希望したのに認められなかった人がいる一方、希望しないのに声をかけられる人もいます。

希望退職は業績不振などで会社の再建を目的として、株主や顧客などに対してコスト削減を進め、経営を再建るために約束した「数値目標」でもありますから、ある程度の人数を削減する必要がありますし、予定数に対して全く足りていないとそれはそれで問題です。

当然追加募集になるわけですが、希望していないのに声をかけれらたらどうすべきでしょうか。

まず、退職を希望していない時点で受けてはいけません。

計画もないままに安定した収入源を失ってしまっては、生活も人生も壊れてしまいます。

ただ、会社の経営状況や業界やあなたの仕事の将来性、年齢、経験、スキルを冷静に評価した上で退職する方がメリットが多いと判断できるのであれば、退職金の割増はいい条件になります。

もちろん、現時点でのあなたの市場価値=転職できるのか、年収はどうなるのかについて確認することが最優先です。

くまた

キャリアの分かれ道でその後の人生に大きく影響するような判断については信頼のおける第三者、できればキャリアカウンセラーに相談したり転職エージェントの無料カウンセリングなどを利用してプロの目からのアドバイスをもらっておくことをお勧めします。

まとめ

ここまでの内容をまとめます。

・希望退職は認められないこともある

・認められなかった時に残る記録がキャリアの足を引っ張る可能性もある

・引き留め=市場価値が高い、というわけではない

・ピンチをチャンスに変えるためにも、自分の価値を定期的に査定することが大切

希望退職は、会社の業績が悪くなり将来性にかげりが出てきたときに起こるイベントです。

ある日突然起こりますが、全く想定外ということではありません。

コスト削減が叫ばれる、購買部が調達先を変えた、新卒・中途採用がなくなった、株価が低迷しているなど注意していれば気がつけるポイントはたくさんあります。

問題は、あなた自身の準備ができているかどうかです。

市場価値の高いスキルを身につけたり、実務経験を重ねるには時間がかかります。

くまた

情報を集めて会社や業界の動きを把握すると同時に、自分の市場価値を定期的に査定して、足りない部分を補い新しいスキルを身につけて何がなんでも生き残りましょう。

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