トレンド:新型コロナで注目されるエッセンシャルワーカーとはどんな仕事?

エッセンシャルワーカーとは

新型コロナ禍により働き方が大きく変化すると同時に、今までと変わらない働き方を強制されている人たちがいます。

「エッセンシャルワーカー」と呼ばれ、医療、警察、運輸、農水畜産業、行政、教育、スーパー、電気・ガス・水道などのインフラ事業に関わる人たちです。

この方達の仕事は社会生活に必要不可欠であり、パンデミックを予防し拡大を抑え、食料を供給し、治安を守る、まさに生活の基盤をさせる仕事をする方たちです。

ところが、こうした方達の働き方はすぐに変えることができませんし、そもそもリモートワークができないものがほとんどです。

しかも、平均的な賃金は低めであり、非正規労働者に支えられています。

新型コロナはこうしたエッセンシャルワーカーの未来も変えようとしています。

これから起こる変化

外資系コンサルファームのデロイトがこれから起こるであろう働き方や働く人の処遇についての変化について仮説を発表しています。

デロイト「エッセンシャルワーカーとリモートワーカーの処遇変化に関する仮説(前・後編)

この論考では新型コロナで働き方が変わったエッセンシャルワーカーとリモートワーカーを比較しつつ、今そしてこれから起こる変化について比較・検討しています。

概要は以下の表の通りです。

出典:デロイト「エッセンシャルワーカーとリモートワーカーの処遇変化に関する仮説(前・後編)

これらの変化を順番に解説しますが、この分野への求人は増えていますので、転職を考えているのであればこの変化について理解しておくことはとても重要ですからぜひ参考にしてください。

また、この分野の仕事もIT化は欠かせない重要なポイントですので、当然IT関連のポジションへの求人も増えていきます。

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エッセンシャルワーカーに起こる変化

日本の労働人口が減り続けていることは知っていますか?

みずほ総合研究所の調査によると労働人口は2050年までに30%・2,000万人減る予想です。

みずほ総合研究所の調査資料
出典:みずほ総合研究所「少子高齢化で労働力人口は4割減」より

近年の人手不足や失業率の低下の原因の一つですね。

新型コロナの影響によって多くの産業がリストラなどの人員整理を始めていますが、エッセンシャルワーカーについては逆に人手不足が悪化しています。

この状況は1〜2年は続きますし、ワクチンや治療法が確立した後もリモートワークについては進むことはあっても戻ることはないでしょう。

またエッセンシャルワーカーの人手不足、働く環境、給与などの処遇に対する不満は高くなっていくはずです。

危険を冒して社会を支えているのに給与は低いままでは納得できませんよね。

またサービスを受ける側にとっても支えてくれる人たちがより安全に納得のいく給与で働くことは重要ですから、社会の要求としても次のような待遇改善は間違いなく進むはずです。

・パート・アルバイト、派遣社員だった方を正社員へ登用
・出勤手当や危険手当の支給
・同一労働・同一賃金の徹底
・エッセンシャルワーカー向けの割引サービス

採用する側の変化

一方、エッセンシャルワーカーを採用する企業側も採用基準が変わってくるでしょう。

例えば、顧客と接する機会の多い医療や小売業の場合は、働く人の心理的な適性が=ストレス耐性を重視するようになるかもしれません。

また、感染の危険を恐れて応募する人が減ることで、企業側の選択肢も減りますから選考基準として人柄を重視していた企業も、とにかく仕事ができる能力があればいいというスキル優先にシフトしていく可能性もあります。

また、苦労して雇ったとしても短期間で辞められては困りますから、福利厚生の充実も進むのではないでしょうか。

リモートワーカーに起こる変化

逆の立場にいいるリモートワーカーに起こる変化は主に人事評価や処遇面です。

例えば、次のような内容です。

・仕事ぶりや実際に働いている時間がつかみにくくなるので、裁量労働制を拡大し、成果主義・実力主義で人事評価を行う
・通勤手当を廃止し、通信費や光熱費、事務用品手当てに変更する
・オフィスへの出勤が不要となり、働く場所にこだわる必要がないため、物価の安い地域に引っ越す場合は、居住地の物価水準に合わせて給与を調整する

成果主義・実力主義は以前から動き始めていますが、新型コロナ禍によってスピードアップする可能性が高いのではないでしょうか。

以上のような働く条件・環境の変化が自分の働き方や収入、そして自分や家族の人生にどう影響してくるかについて、考えておいても損はしないはずです。

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