
・職歴もない、スキルもない、でももう不安定なポジションは嫌
・何とかしてホワイトな会社に正社員で転職したい
・先が見えない人生を何とかしたい
・一定の収入を得るために掛け持ちで仕事をせざるを得ない
・人にフリーターであることを知られたくない
好きな時に働けて、嫌な上司や同僚がいれば他の仕事に移ればいいフリーターやパートなどの非正規社員を辞めて、正社員に転職するメリットは何でしょうか?
簡単にまとめると、次のようなポイントになります。
・社会的信用が上がる
・収入が安定し、プライベートも充実する
・結婚、子育てや住宅購入など人生計画を立てられる
・スキル、キャリアをアップできる
しかし、フリーターの期間が長いほど、また年齢が上がるほど正社員への転職は難しくなります。

この記事では、僕が派遣社員から正社員へ転職するときに実際にやったことをもとに、フリーターからホワイト企業への転職を成功するためにやるべきことをまとめてみました。
フリーターが転職エージェントを使うべき理由

記事の後半でも解説しますが、フリーターにとって転職市場はとても厳しい状況です。
特に新型コロナの影響で求人倍率は下がり続けていますので、3ヶ月内の短期での転職は相当難しいと思います。
そうした厳しい市場環境の中で転職活動を始める場合には自分一人でやろうとせずに、転職のプロである転職エージェントの力を最大限活用すべきです。
ここでは主なメリットを解説していきます。
自分では気がつかない可能性を見つけることができる
転職エージェントをおすすめする一番の理由は、自分では気がつかない転職の可能性をアドバイスしてくれることです。
例えばアパレル業界で働いた経験があるからアパレル業界の営業や事務を目指すというのは普通誰でも考えますが、それに加えて小売業界や家電業界など「顧客に直接対応する」という点では共通点がありますからチャレンジする意味はあると思いませんか?

「これが自分にマッチする業界」という思い込みを持ってしまってその他の可能性を潰してしまうことはよくある話です。
こうしたときに一段高い視点からアドバイスをくれるのが転職エージェントです。
あなたの経歴や希望、スキルなどから可能性のある業界・職種を提案してくれるのです。
しかも無料。これを使わないてはないでしょう。
転職エージェントは全て無料で利用できる
一部の例外を除いて、ほぼ全ての転職エージェントは無料でサービスを提供しています。
無料だからといって質が悪い事は決してありません。
別記事でも書いていますが、転職エージェントは企業のニーズにマッチする人材を紹介して入社(雇用契約)が成立すると、企業側からその人材の年収の2割から3割を手数料として受け取ります。
つまり、転職エージェントのサービスは企業からの売り上げで成り立っていますので、あなたがお金を支払う必要はありませんが、無償ではないのです。
いずれにしろ、転職に必要な高品質な情報と通常では手に入らない企業内部の情報、履歴書や職務経歴書の書き方、面接の受け方、面接の日程調整などのサービスを無料で受けることができます。
一般的に5〜20社程度は応募しますので、この無料サービスを利用せずに効率的に転職活動を進める事は相当面倒で、また難しい事が想像できると思います。

大手や特定の業界に強みを持つ転職エージェント3〜5社程度を使って、無料のキャリアカウンセリングを受けながら、
・今の自分にどれくらいの可能性があるのか
・何が足りないのか
を知ることから始めることがおすすめです。
無料のカウンセリングであれば次の転職エージェントがおすすめです。
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転職エージェントの持つ企業人脈を利用できる
既に説明した通り、転職エージェントの収入源は企業から受け取る紹介手数料です。
つまり、転職エージェントは日々たくさんの企業と付き合っています。
これは企業内部の人脈を持っているということでもあります。
ベテランの担当者であれば、知っている人事担当者も10人単位ではなく100人単位、1000人単位です。
求人票に書かれていない条件、企業内部の情報を教えてもらえるだけではなく、あなたを評価してくれる担当者はきっとあなたを知り合いの人事に勧めてくれるでしょう。
こうした転職エージェントが持つ人脈を活用できることも転職エージェントを利用することの大きなメリットです。
第三者の意見をもらう事で転職理由をはっきりさせることができる
転職エージェントが提供するサービスの中で、メニューにはないものの価値の高いものが、担当コンサルタントからの客観的な意見やアドバイスです。
何百人、何千人の転職者を担当してきたプロが、あなたのスキル、経歴、志望動機などから希望する会社への転職についてのアドバイスをもらえたり、あなたの希望にマッチした成功率の高い求人を提案してくれます。

これだけで多くの時間が節約できて、しかもマッチ率の高い求人情報が手に入るのですからめちゃくちゃお得で楽ちんです。
もちろん、中には「?なんでオレ?」なんて案件も流れてきますが、そういう求人を紹介してくる担当者はちょっと要注意です。
求人票からは知ることのできない会社内部の情報が手に入る
次に重要なポイントが、求人票には書かれていない会社内部の情報が手に入り安いという点です。
担当コンサルタントは企業の人事・採用担当と直接話しますので、求人の背景や目的、緊急度、候補者の集まり具合など、あなたの転職に欠かせない情報を提供してくれます。
書類選考や面接に通りやすくなる
質の高い情報がいくらたくさん集まっても、書類選考や面接に通らなければ意味はありません。
転職エージェントを活用するメリットの3つ目は、書類の作成方法や面接のコツを教えてくれることです。
特に会社側のニーズをもとに、アピールすべきポイントや志望動機の内容など人事・採用担当が一番注目するポイントへのアドバイスは貴重です。
面接についても事前に面接担当者の職責や性格、よく聞かれる質問などの情報も入手することが可能です。
これだけでもあなた一人で転職活動を進めることに比べたら、はるかに有利に進められることがわかるとおもます。
フリーターが使ってはいけない転職エージェントなどない

フリーターが使ってはいけない転職エージェントはありません。
あえて選ぶなら求人件数の多い大手がおすすめです。
あなたの希望する仕事やあなたのスキル・経験にプラスのキャリアになる仕事を見つけることが転職エージェントの仕事だからです。
数が多ければそれだけあなたの希望に近い求人とマッチしやすくなりますし、大手であれば非公開求人も数多く扱っているのでさらに可能性がアップします。
ただし、転職エージェントにとっての顧客とはあなたではなく企業であり、唯一の収入源でもあります。
企業にとって雇うメリットない人材を紹介する事はありません。

逆に言えば、あなたのスキルや経歴に企業側が求めるものがあれば、あなたが誰であっても紹介するのが転職エージェントです。
フリーターがホワイト企業への転職ためにまずやるべきこと

転職エージェントに登録さえすれば、あなたにマッチする求人を紹介してくれるわけではありません。
転職エージェントは企業からの求人と求職者をマッチングさせるサービスですので、あなた自身の希望がはっきりしないとマッチングする会社は見つかりません。
では、転職エージェントを最大限活用するためにあなたがやるべき事は何でしょうか?

すでに身にしみているかもしれませんが、事実として、改めフリーターの転職市場における評価を知っておく事は、自己アピールや志望動機を組み立てるためにも役に立つはずです。
・何故フリーターを続けたのか
・何故正社員に転職しようと考えたのか
・仕事を通じて何を実現したいのか
などについては自分の言葉で説明できるように準備してください。
自分の強みが活きる仕事を探す〜今までの経験の棚卸し〜
あなたがフリーターとして働いてきた中で、一貫して同じ職種や業界で働いていたのであれば比較的キャリアとしてまとめやすいはずです。
同一業界での経験が多いもしくは長期間ある場合
業界の知識や同一業界でいろいろなポジションで働くことで多角的にその業界の持つ課題などを理解しているかもしれません。
そうした自分の中に眠っている経験はかけがえのない財産ですので、どんなに細かなことでも構いませんから全て書き出して、同じ種類のものをまとめてみてください。

一見バラバラだった経験値がひとまとまりの情報や経験として価値を持つはずです。
バラバラの業界、職種を数多く経験してきた場合
この場合もまずやるべき事は、全ての仕事について書き出した上で業種や職種のカテゴリーごとにまとめてみる事です。
・受付
・レジ内
・荷物搬送
・事務職
・運送業界
・小売業界
・アパレル業界
・美容業界
こうやってカテゴリ分けする事で、あなたの経験に何が含まれているかやその業界・職種についあなたが何を知っているのかを見つけることができるようになるはずです。
その上で自分がこれか応募しようとしている業界やその周辺業界に当てはまるもの、近いものがあれば「業界経験」としてまとめて職歴としてまとめればいいのです。

ある程度形になったら、それを転職エージェントにレビューしてもらって内容をどんどんアップデートすれば、ただ時系列で職歴を羅列しているだけの職務経歴書よりもはるかに説得力を持った経歴になります。
お金と時間を作る〜転職するにもお金がかかる〜
応募書類や企業研究と並行して考えておくことが、転職活動中の費用の工面です。
応募企業数が増えれば履歴書や職務経歴書代、写真代、交通費、食費など余分の費用がかかります。
地方から東京や大阪で面接を受ける場合は交通費や宿泊費の負担も増えます。

ざっくりで構いませんが、どれくらいの期間転職活動を続ける予定なのかに合わせて必要経費を計算し、面接が決まってけれど会場まで行くお金がない、なんてことにならないようにある程度準備しておく必要があります。
助けてくれる人を探す〜頼れる人脈は全て使い倒す〜
個人的におすすめ、というかぜひやってほしいことが、家族・親戚、知人や元同僚を頼ることです。
人材不足がひどいIT業界などは、社員の紹介や元社員の勧誘を盛んに行っています。
もしあなたが過去どこかの企業に勤めていた経験があって元同僚や知人が働いているのであれば、コンタクトしてみることをお勧めします。
フリーターからホワイト企業への正社員転職を実現する可能性はあなたが期待するよりも低いと考えておくべきです。
自分が持っている人脈は最大限活用して、少しでも転職の可能性を上げておきましょう。
応募企業の選び方〜企業研究はしっかりやる〜
いくら転職エージェントが無料のサービスだとしても、全部人任せでは転職活動は絶対に上手くいきません。
また高望みはしないというのも戦略ですが、どんな会社に行くにしろ企業研究だけはしっかりとやるべきです。
理由は2つ。
① 自分が働きたいと思った会社のことも知らずに、納得感のある志望動機も自己アピールも出てこない
② 表向きはホワイトでも労働環境が劣悪だったり、業績が右肩下がりで将来性がなかったりすることもある。
せっかく苦労して転職しても、会社がすぐに潰れたり人間関係で揉めたりしては意味がありません。
入社後のリスクやミスマッチを防ぐために企業研究・調査はしっかりやってください。
フリーターが転職で苦労する理由

現実として、フリーターから正社員に転職する事は非常に難易度が高いと言えます。
ここでは具体的なポイントを絞ってその背景を解説しておきます。
短期で仕事を繰り返すことでは身につかないポータブルスキル
未経験の業界や職種に転職する時のノウハウについてまとめた記事でも書いていますが、求められるスキルは何も転職しようとしている業界や職種のスキルだけではありません。
コミュニケーションスキルや論理的思考力、マネジメントスキルといった社会人として身につけておくべき「ポータブルスキル」を持っていることが重要です。
これらのスキルはレベルや範囲が経験によって大きく差が出ますので、未経験業界へのチャレンジの際に強みになることがあります。

フリーターだったとしても、このポータブルスキルがしっかりと身についている場合で年齢的なハンデがなければ、ポテンシャル採用の可能性が出てくるとおもます。
年齢に比べて経験値が低い
ニートと異なり少なくとも社会との接点があった分けですから、20代であればポテンシャルを評価されて採用されるケースもあるでしょう。
それも確立としては低いはずですし、30代、40代と年齢が進むほどに難易度は急激に上がります。
これは30代以上では現場の経験よりも管理職として人をまとめて仕事をすすめる「マネジメントスキル」求める比率がグッと高くなるためです。

あなたが「バイトリーダー」や正社員管理職者の補佐として管理業務をサポートしていたのであれば絶対アピールすべきですが、30代以降でそうした経験もなく現場一筋等ことになると相当厳しい戦いになることを覚悟してください。
能力や実績、やる気に疑問が残る
20代後半以降になると一般的には社内でもリーダー的なポジションに立つ人が増えますので、どうしても同年代と比べられると能力や実績に見劣りしてしまう事は避けようがありません。
事実を変えることも、時間を戻すこともできませんから、すでに解説したように持っている経験から客観的に価値のあるものを絞り出してアピールしていくしか方法はないでしょう。
そこでこの助けをしてくれるのが転職エージェントです。
あなたのやりたいことや身につけたいスキル、経験してきた仕事に含まれる価値を自分の言葉でまとめた上で第三者の目から評価してもらい、改善点のアドバイスをもらいましょう。
転職活動中、書類選考や面接で落ちる事はごく普通のことです。
その結果と転職エージェントからフィードバックをもとに応募書類や面接対策をアップデートし続けることが、転職につながる最短の道になります。
転職エージェントがキャリアの穴を埋めてくれる

「意思あるところに道は開く」と言いますが、何より大切な事はあなたが自分の望みをはっきりと伝える事です。
ただし漠然と「がんばります」というだけでは何も伝わりません。
あなたがフリーターから正社員になりたいと思ったきっかけや目的、いつくらいまでにどういうキャリアを築いていきたいのか、欲しい年収や働きたい場所、なぜその会社や仕事を選んだのかなど目的と情熱を持っていることが重要です。
あなたが転職エージェントに仕事を紹介してもらうために必要な事は、あなたが自分の希望や叶えたいことをはっきりと伝えることだけです。

「とにかく仕事がしたい」「自分にできる仕事なら何でもいい」では何千とある仕事からあなたにマッチする求人を見つける事はできませんし、何でもいいという人に対して大切な顧客である企業を紹介する事はしないでしょう。
それがわからないうちは転職活動は決してうまくいきません。
まず、自分の戦略的な転職計画=キャリアプランを時間をかけて考えてください。
まとめ

ここまでの内容を簡単にまとめます。
・正社員に転職することのメリットは多い
・効率的な転職活動に転職エージェントは欠かせない
・転職エージェントを活用することで、書類選考や面接の通過率は上がる
・フリーターが転職に不利な理由をはっきりと理解して面接に備える
たとえフリーターでなくても転職活動は十分に大変です。
30社、40社受け続ける人もザラにいます。
転職活動で一番大切な事は、やりたい事や叶えたい夢など目標を見つけた上で転職活動を始める事です。
それがないと、書類選考や面接で落ち続けたときにやる気を失ってしまいます。
スタートラインにしっかりと立つことから始めて、絶対に転職するんだという強い意志を持って転職活動を進めませんか?
あなたの転職成功を祈っています!