ブラックはわかった。じゃあ、ホワイト企業の特徴は?探し方は?

・ブラック企業は分かったけど、ホワイト企業にも特徴はあるの?

・ホワイト企業を求人情報で探すにはどうしたらいい?・ホワイト企業は100点満点?

この記事を読むと、

・ホワイト企業の特徴
・ホワイト企業の探し方
・ホワイト企業のデメリット
・求人を探すときに押さえるべきポイント

がわかります。

ブラック企業ってわかりやすいですが、ホワイト企業って一般的な会社と比べて何が違うかパッと思い浮かぶでしょうか?

福利厚生がいい、残業が少ない、年収高め、などが代表的な特徴だと思いますが、特徴以外にも確認しておいた方がいいことがありますし、ホワイト企業にもデメリットはあります。

この記事ではそうした細かな点を含めて、ホワイト企業の実態に迫っていみたいと思います。

目次

ホワイト企業の特徴

ホワイト企業の特徴はブラック企業の長時間残業やハラスメントの様にわかりやすいものだけではなく、その企業のもつビジョンや対外活動などにも現れます。

ホワイト企業の代表的なポイントを解説していきます。

上場、非上場、日系・外資系は関係ない

大前提として、ホワイト企業には上場企業かそうでないか、日系企業か外資系企業かは関係ありません。

上場企業でもブラック企業として認定された会社はたくさんありますし、外資系企業は日系企業以上に社員を大切にする会社がたくさんあります。

いろいろなデータがありますので、あなたの目で事実を確認して判断することをおすすめします。

また、毎年発表されている「2021年卒版 ホワイト企業ランキング」や「働きがいのある会社ランキング」、転職会議やOpenWorkなどの口コミサイトも参考にしてください。

ハラスメントを許さない厳しい規則・仕組みがある

ホワイト企業の特徴の一つ目は、パワハラやセクハラ、モラハラなどのハラスメントを決して許さない文化や規則を仕組み化することです。

「社員を守る仕組み」を守るために定期的に全社員を教育していること、また取引企業にも同様の対応を求める場合さえあります。

しかし、ホワイト企業がどんなに厳しい規則を作っても、100%守られることはありません。

規則を作って終わりではなく、定期的な教育をしっかりと行っている企業こそ、本当の意味でホワイト企業です。

労働時間

長時間労働やサービス残業はブラック企業の代名詞にもなっていますが、ホワイト企業では労働時間は厳しく管理されています。

ある企業では、パソコンを開いてから閉じるまでをモニターしてチェックし、勤怠システムに入力された勤務時間とギャップがないかをチェックしたり、残業を事前申告制にして上司の承認のない残業は許さない制度を設けている企業もたくさんあります。

ホワイト企業の中にはサービス残業を罰しても社員にも会社にもメリットはありませんから、逆に残業ゼロ手当を出す会社もあるくらいです。

フレックス制度

労働時間の長さだけではなく、いつから働き始めていつ終えるかについても社員の裁量に任せる「フレックス勤務」制度を採用するホワイト企業も多くなっています。

これは「コアタイム」という出社もしくは勤務する時間帯を決めて、それ以外はどこで働いてもいい、いつ働き始めてもいいという制度です。

例えば、月曜日と火曜日は朝9時から夕方18時まで、水曜から金曜は10時から19時までという様に、勤務開始・終了時間をずらす勤務制度です。

これを使って夫婦交代で子供の送り迎えを担当したり、夜外食する時には早めに会社に行って、夕方早く上がるという様な働き方も可能です。

また、台風や大雨、事件事故で電車のダイヤが混乱した時に無理せず在宅勤務を推奨する会社もあります。

ライフワークバランスをとりやすくなる制度として人気がありますね。

休日、その他休暇制度

ホワイト企業は休暇がとりやすいだけではなく、慶弔・病気・出産・育児休暇、勤続年数に応じた特別休暇など、様々な休暇制度が用意されています。

休日出勤などがあれば自動的に代休日が加算され、一定期間内の消化ができない場合は法律に従い割増賃金が支払われます。

年収

働きやすい会社、将来性のある会社というだけでは人は集まりません。

年収が高いということもホワイト企業として認められるには必要なポイントと言えます。

どんなに働きやすくて残業が少なくても、給与が低すぎたら生活できませんよね?

特にコロナ下でさえも人材不足がひどくなっていくIT業界では、働きやすさと高い年収はセットで考えていいくらいの条件です。

当然給与の支払い遅延などあり得ませんし、男女差も少ないホワイト企業が多いと言えます。

人事評価制度

いくら働きやすい制度を作り、高い給料を用意しても、評価制度が不公平であればホワイト企業とは言えません。

ホワイト企業にとっても評価制度の良し悪しはハラスメントの手段にもなりかねませんので、制度デザインが不公正・不公平を助けない様に作られていることが重要になります。

働いている人のレベルが「比較的」高い

ある意味当然ですが、会社に多くを求めるのですから集まる社員の能力や人格も高くなります。

そうした優秀な社員は、会社だけではなく一緒に働く同僚にも高いレベルを求めるのは当然でしょうし、それが不正や不公平を予防する仕組みにもなっていると思います。

もちろん、全員がレベル高いわけではないですよ!

ダイバーシティ

日本ではまだまだ男女間の給与格差が大きく、また女性の働き方の自由度は先進国の中ではかなり低いと言えます。

人事考課、給与、休暇制度などで男女の差がなく、長期間の産休・育休が準備されて復帰する際にも配属やトレーニング制度がある企業はホワイト企業として評価されているはずです。

性差だけではなく、人種、宗教、言語、出身地域などでの差別を厳に禁止して、そうした差別がおこなら異様に仕組化しているホワイト企業も増えています。

例えば、社食で宗教食を加えたり、祈りの場を用意したり、外国人が一定数いる会社では会議での公用語を英語に統一するなど、少数派が孤立しない様に様々な施策・対策を取る企業も増えています。

しかし、ある企業の社長が「我が社は積極的に国際化を進め、ダイバーシティを推進します」とホームページで宣言しているのに、取締役会には女性も外国人も一人もおらず、白髪のおじさまたちがずらっと並んでいる企業は履いて捨てるほどあります。

まさに企業の「ホンネ」と「タテマエ」がはっきりでますね!

データも大切ですが、本質がどこにあるのかを見極めてください。

離職率

適正な労働時間と並んでチェックしたいのが離職率です。

単純計算ですが、例えば離職率が25%だと4年で社員全員が入れ替わってもおかしくない速さです。

当然低いほどいいと言いたいところなのですが、日本の場合は注意が必要です。

終身雇用・年功序列は崩壊したと言えますが、まだまだこの制度を維持している日系企業はたくさんあります。

つまり、離職率が低い=終身雇用制度を維持していて、給与制度は年功序列に従い勤続年数に応じて緩やかに上がっていくモデルになっている可能性が高いとも言えます。

営業職ではなくても実力や実績に応じて高い給与を望む方には、日本的なホワイト企業は合わない可能性がある点は頭の片隅にでも置いておくとミスマッチを防げると思います。

業績がいい、将来性がある

当たり前の話ですが、いくら制度がしっかりしていて公平・公正な運用がされていても、業績が右肩下がりで将来性のない会社では意味がありません。

ホワイト企業である以前に、企業としての成長性や将来性を持つことがホワイト企業を選ぶときの前提条件であると言えます。

会社の将来性や成長性については別記事でも紹介していますので、ご興味があればぜひご覧ください。

社員の年齢構成バランスがいい

見落としがちですが、あなたのキャリアにとって大切な点が、社員の年齢構成のバランスが取れているという点です。

例えば、バブル期に大量採用した社員が社内に溢れていて管理職のポストが足らず、「プレイングマネージャー」ばかりが増えている会社であれば、中途採用のあなたのキャリアにどんな影響が考えられますか?

普通に考えて、管理職のポストにつくチャンスは少なくなりますよね。

2〜3年で会社を変わるキャリアプランならまだしも、一般的に転職したら5年程度は努めたいと思うはずですが、その間昇進のチャンスが期待できないというのはキャリア的にはリスクです。

あなたが管理職未経験でチャレンジした会社がこうした歪な年齢構成で管理職と言っても部下のいないプレイイングマネージャーにしかなれなかったら、手に入るのは肩書だけで肝心なマネジメントスキルが何年経っても身につかないことになります。

そうしたリスクを避けるためにも、事前調査を徹底することと転職エージェントを活用して応募先企業の内情を確実に把握しておくことが転職に失敗しないための秘訣でもあります。

研修制度や教育補助制度が充実している

ホワイト企業では離職率が低く、業績が上がり続けている成長株の企業は、研修制度や教育制度がしっかりしているケースが多いです。

これは、社員のスキルアップが事業の成長に欠かせない製造業やITなどの技術系業界に多いと言えます。

また、さらに一歩進めて会社が許可した範囲であれば、社員が学びたい分野を選び、学校や教育サービスを選択し、その金額を一定割合で補助する制度を持つ会社も増えています。

例えば、英会話や社会人向けの大学院大学の夜間部などです。

厚生労働省の「教育訓練給付制度」と合わせることで、かなり手軽に高価な教育を受けることが可能になります。

関連会社、下請けとの適切な付き合い方

これは入手が難しい情報なのですが、社内に知り合いがいる場合はぜひ聞いてみることをおすすめします。

成長している会社には下請けやパートナー企業を買い叩き続けて法令違反ギリギリのブラックな付き合い方をする企業と下請けや関連企業を成長を支え合うパートナーとして扱うホワイトな企業に分かれます。

ブラックな付き合い方をすると感覚がどんどん麻痺して何は法令違反を犯す様になりますし、そもそもその企業を助けよう、商売しようという会社がいなくなるので一時的には勢いがあっても、自然に淘汰されていくと思います。

CSR、SDGsに積極的

環境や社会への貢献を約束し実行する企業が増えています。

こうした企業は社会が企業に求めることに対して敏感なので、社員に対してもダイバーシティや充実した福利厚生を提供する場合が多いと思います。

また、あなたが仕事で叶えてい事と近い目標やビジョンを持っていれば、その会社で働く事自体が社会貢献になることもありますから、仕事にやりがいを感じやすいのではないでしょうか。

チェックポイントの一つとして考えておいてください。

ホワイト企業の見分け方、求人の探し方

今まで解説してきた内容をチェックリストにして、あなたの価値観や働き方に近い会社を選び出すことが、あなたにとってのホワイト企業探しにつながりますし、求人選ぶ喜寿になります。

チェックする時には公表されている情報と実態があっているかを確認するために、企業内部とのパイプを持っている転職エージェントや口コミサイト、友人・知人からの情報を入手して、比較・検討するといいと思います。

ホワイト企業のデメリット?

離職率の解説でもちょっと触れましたが、ホワイト企業にも人によってはデメリットがあります。

この項ではリスクとまでは言いませんが、転職候補選びの際に「ホワイト企業」という色目がねだけで判断しない様に注意点を解説したいと思います。

働きやすさと人間関係は必ずしも一致しない

転職理由のトップ3にいつも入る理由が職場の「人間関係」です。

ホワイト企業でも例外ではありません。

ダイバーシティは多様性を受け入れる事ですが、色々な人が集まればそれだけ衝突も増えます。

仕事の進め方、価値判断の基準、コミュニケーションの取り方などの歯車が合わないとどんなに心地の良かった職場でもあなたにとって「ブラック」な環境になってしまう可能性はありますよね。

ホワイト企業があなたの理想ではないことをお忘れなく!

勤続年数が長ければいい会社というわけではない

  離職率との裏返しですが、勤続年数の平均が長いほどいい会社でもありません。

  年功序列で組織が硬直化してたり、バブル世代のいわゆる「働かない50代」であふれていたり(もちろん全ての50代がそうというわけではありません)、一見企業の働きやすさを表す数字の様に思いがちですが、実態は異なることも多いものです。

  あなたにとって本当に働きやすい職場がどういうものなのかについては自分がその会社、その職種で手に入れたいキャリアやスキルがなんであるかにも影響されますが、あなた自身の基準は持っておくべきです。

  あとは、OpenWorkや転職会議といった口コミサイトを利用したり、別記事でも紹介している「働きやすい会社ランキング」を参考にして判断するといいと思います。

ホワイトな業界はどこ?

結論から言えば「ホワイトな業界」を選ぶ意味はありません。

ホワイトな業界にもブラック企業はあるからです。

あなたが「ホワイト」や「ブラック」をどう定義するかにもよります。

例えば、長時間労働・低賃金がブラック企業の条件であれば、飲食業界や介護業界の多くはブラックでしょう。

でもその職場は皆人がよく、責任感のある社員ばかりで働くのは大変だけどやりがいのあるいい職場と思う人もいるはずです。

一方、高収入・残業なしがホワイト企業の条件であれば、外資系IT業界やコンサル業界は当てはまるかもしれませんが、裁量労働制をとり年収が残業代込みでパワハラ上司がいる職場であれば、ブラックになりませんか?

職場の白黒を判断するときは、一般的な基準とあなたにとっての条件、そして雇用契約の内容を総合的に判断する必要があることを忘れないでください。

厚生労働省が企業の働きやすさなどを評価し公表している「安全衛生優良企業公表制度」などもぜひ参考にしてください。

まとめ

ここまでの解説を簡単にまとめます。

・ホワイト企業の特徴はヒト・モノ・カネに現れる
・ホワイト企業のメリットがあなたにとってはデメリットにもなる
・企業のホンネとタテマエを区別する
・あなたにとっての「ホワイト」の基準を作る
・転職エージェントなどを使って企業内の情報も手に入れる

ホワイトもブラックもメディアが貼ったレッテルです。

それに踊らされることなく、自分の価値観やキャリアプランを基本に、事実で裏づけをとりながらあなたにとってのホワイト企業を探してください。

転職の成功をお祈りします!

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