・片道1.5時間の通勤が辛すぎる・満員電車の痴漢、毎朝が憂鬱
・通勤で腰を痛めた。労災出るかな?
・昨日の夜も今朝も一人で食事。毎日みんなで食事できたらなぁ
・首都圏への転職を考えているけど、通勤ってそんなに大変?
この記事を読むと、
・首都圏の通勤事情
・通勤で失うもの
・通勤を楽にするための手段
・通勤が体と心にかける負担とリスク
・痛勤のない世界
がわかります。
大都市名物の通勤。
特に東京の通勤は世界最悪です。
体だけではなく心も蝕み、貴重な時間をあなたから奪っています。
もし、この通勤がなければどんな人生になるんだろう?って考えてことはありませんか?
この記事の前半では、通勤で失うもの、通勤を楽にする方法、後半では通勤電車のリスク、通勤から解放された時に待っている生活・人生について解説します。
あなたが通勤で失うもの

自分の時間
2019年の調査ですが、関東大都市圏の世帯主の平均通勤時間は49分でした。
しかし、平均であって、4割以上は1時間を超えているんです。
普通、乗り継ぎのいい電車を選んだり、最寄り駅に停車する電車をまったり、タイミングによっては待ち時間や乗り換え、途中駅での通過待ちなど様々要素が加わりますので、一日最低2時間以上は通勤に費やしているサラリーマンがほとんどと理解していいと思います。
月間に直すと40時間、年間で480時間、これを営業日(1日8時間)で換算すれば60営業日、つまり3ヶ月分にもなってしまいます。
24時間で割ってもまるまる20日間という途方もない時間です。
これに人身事故や車両トラブル、極度の混雑が加われば必然的に長くなります。
5分以上の遅延ワースト1位はJR中央線・総武線各駅停車で20営業日中19.1日で遅延が発生しています。
つまり毎日です。
後半で説明しますが、満員電車の車内も駅のホームも人で溢れかえっていて、いつどんな事故が起きても不思議ではない状態です。
職場に通うことが働くことと同義であるうちは、必要悪としか言えませんが、これをもっと楽に短くできたらいいですよね?
家族との時間
時間は家族にとっては共有するものでもありますから、あなたの時間の浪費や消費は家族との時間の浪費に直結します。
平日であれば家族との時間は朝と夜の食事の時間を含むその前後だと思いますが、顔を合わせることもなく、言葉も交わさず朝食を一人でとって出社して、仕事を終えて帰ってくるとあなた以外の家族はすでに食事を終えていて一人温めた食事を取るなんていう寂しい人生になっていないでしょうか。
そこまで極端でなくとも、1日の終わりに家族や大切な友人との時間をもっと取れたら随分と人生が変わると思います。
スキルアップ・キャリアップに投資する時間
当然ですが、将来に投資するための勉強時間も少なくなります。
行きも帰りも始発電車を利用できるから座って勉強できるという人はごく少数だと思います。混んでいる車内ではスマホの小さい画面ですら見ることができないこともありますよね。
睡眠時間
僕の同僚でも往復1日4時間を通勤に費やす人もいます。決して珍しいことではありません。
このレベルになると家族の時間もそうですが、睡眠時間にも影響が出てきます。
食事と同じくらいかそれ以上に睡眠は健康を左右しますし、日中の仕事のパフォーマンスにも大きく影響しますよね。
朝からボーッとしていては、満足な成果など望目ませんし、周囲の評価や信頼も落ちていくでしょう。
通勤時間を減らす方法や少しでも快適に通勤する方法を考えることは十分投資効果があると思いませんか?
通勤時間を減らす方法

会社の近くに引越をする
一般的な方法は引越しです。
デメリットは費用がかかることと毎月の家賃が変わる可能性があることです。
東京圏で考えると、23区に勤める会社員の通勤時間が1時間と仮定すると、大体埼玉、千葉、神奈川が通勤圏に入りますが、家賃で言うと1〜2割は確実に変わるでしょう。
家賃は月の生活にの3割〜4割を占めますから、その影響はとても大きいです。
ただし、時間節約以上に健康や痴漢対策として選ぶ場合は、十分な投資効果があると思います。
在宅勤務・フレックス制度を利用する
新型コロナ禍によって在宅勤務は一気にメジャーになりましたが、すべての会社全ての職種の会社員が対象とはなりませんし、制度として定着するかはまだはっきりしません。
それでも選択肢として選べるのであれば、在宅勤務やフレックス制度を活用しない手はありませね。
同様に、フレックス出勤制度がある会社であれば、通勤時間自体は変わらなくても、ピーク時の通勤電車のあの地獄からは解放されますので、心と体への負担を減らすことはできます。
転職して働き方を変える
もしあなたの会社が在宅勤務やフレックス制度を持っておらず、長時間の通勤が原因で精神的に病んでしまったり、体を痛めたり、痴漢などの車内犯罪に巻き込まれるのがもう我慢できないとなれば、転職以外の選択肢はありません。
今働いている業界の知識や経験がどの程度活かせるかにもよりますが、IT企業や外資系企業などフレックス・在宅勤務制度を導入している会社への転職が第一の選択肢となると思います。
新型コロナの影響で、大手企業も相次いで在宅勤務制度を定着させようと動き始めていますので、転職サイトや転職エージェントで情報を集めて、転職の可能性を検討する価値はあると思います。
満員電車では何が起こっている?

東京都心の会社へ通勤している方は皆さんご存知の通り、満員電車中は特殊な環境で、毎日いろいろな事件事故が起こっています。
満員電車の環境
国土交通省が2018年に行った都市鉄道の混雑率調査結果によると首都圏の11路線で混雑率が180%、平均でも163%となっています。
同省の定義によると混雑率200%で「体が触れ合い相当程度圧迫感があるが、週刊誌程度ならなんとか読める」としていますが、そんなことは絶対、絶対ありません!
「極度に圧迫され体をまっすぐ保つこともできず、週刊誌を開こうものなら周囲から罵声を浴びせかけられかねない」環境です。
また、人身事故や車両故障、台風などの災害含めて毎日どこかで遅延が発生し、JR東日本の主要路線ではほぼ毎日遅れています。
それほど車内の環境も悪ければ、運行状況もひどくなっているのが朝夕の東京なのです。
感染病クラスターの温床
新型コロナの感染拡大とともにメジャーになった「クラスター」「3蜜」は、まさに通勤電車の環境そのものです。
そもそもインフルエンザなどの感染症でも同じことですので本当は今さらではありますが、感染症リスクをできるだけ避けるという点からは、通勤電車ほどリスクの高い場所はないと思います。
様々な臭い、高温多湿
香水に始まり汗・ワキガ、お弁当などの食べ物、タバコのヤニ、稀に朝でもお酒の臭いなど、敏感な人にはかなり辛い環境です。
これに人口密度の高さが空調の効きを悪くしますから、真冬でも汗をかく程です。
それに加えて120%を超える乗車率の車内の圧迫感は凄まじいものです。そこへ加速・減速・停車のGがかかったときの心臓や肺への負担は健康を害するに十分な負担になります。
揺れや急停車による転倒
満員なのは電車の中だけではありません。池袋や新宿などのターミナル駅のホームの人口密度も凄まじいものです。
当然白線の内側、線路ギリギリに歩く人もいるため、物を落としたり、転落事故などでホームに入ってきた電車が急停車したり、発車直後に緊急停止をすることもしょっちゅうです。
そのとき電車内では転倒事故が非常に起きやすくなっています。
つり革にや座席、パイプにつかまれればいいですが、出入り口付近は捕まるところもなく自分の両足だけが頼りです。
そんなところに急停車されて隣の人に押し込まれでもしたら、あっという間に転んでしまいます。
足を踏まれることなんてしょっちゅうですね。
また、どこかに掴まっていたとしても、人の重みでものすごい負荷がかかり、肩や腰、膝を痛めることだってあるんです。
たまに乗るなら運が悪いです見ますが、毎日朝晩となると怪我をしてしまう可能性も結構な頻度になります。
喧嘩や揉め事
そんな殺伐とする車内では、ちょっとしたことが言い争いになったり喧嘩になります。特に夜の時間帯は飲み会帰りの人も多いので、トラブルになりがちです。
酔った挙句に車内で吐いてしまう人も珍しくはありません。
地方で暮らしている時には滅多に経験できないことが、通勤電車には詰まっています。
痴漢
女性にとってさらに辛いのは、痴漢です(最近は痴女も問題になっているようですが)。
これは間違い無く犯罪ですが、誤認逮捕ー犯人と間違われて逮捕されてしまうことーも頻度は低いですが、毎年必ず発生しています。
満員電車で密着して揺れる車内で長時間いるのですから、勘違いされることもあるでしょう。世のサラリーマンは痴漢に間違われないように両手でつり革に捕まるなどの工夫をしています。
一歩間違えば、勘違いで一生を棒に振ってしまう危険さえあるのです。
とにかく、痛勤の満員電車にはメリットなど1つもありません。
心身に負担をかける「痛勤」電車
ここまで解説した通り、心にも体にも負担の大きい通勤時の満員電車ですが、長期間続くと体だけでは無く心にもに悪い影響を与えてしまうことはお分かりいただけると思います。
そもそも閉所恐怖症の方や対人恐怖症が少しでもある方にはキツイ環境ですし、そうでない人にとっても好んで乗りたい電車ではないですよね。
これを毎朝晩に繰り返すことで、通勤恐怖症とでもいうべき躁鬱にかかることだってあります。
電車に乗れなくなるのです。
こうなったら会社どころでは無く、人生プランさえも脅かされてしまいますよね。
仕事のパフォーマンス低下
そんな通勤電車も人は慣れていってしまうのですが、通勤時間が長時間になればなるほど日中のパフォーマンスも間違いなく下がります
ただの通勤ならまだしも、車内トラブルや人身事故で大きく出社時間が遅れ、仕事の遅れを取り戻すために残業を強いられたり、顧客とのアポイントが流れて、そのフォローにも時間を取られたり、余計な負担だけでは無くて貴重なビジネスチャンスだって失いかねません。
「痛勤」のない世界

僕が勤める会社は外資系のIT企業です。
フレックス出社制度もあり、職種的にも客先への直行直帰が許されており、必要なければ在宅勤務も選べます。
多少の差はあれど、この10年ほどは同じような環境で働いてきましたので、日常的に朝夕の通勤電車に乗ることはありません。例えば、
- 密室で密着した車内で不快な思いをすることがなくなった
- 人身事故や車両故障、台風などでダイヤが乱れた時は、自宅勤務を選べる
- 通勤時間を読書など自己研鑽に使える
- ストレスが激減し、睡眠の質が改善した
- 毎朝家族と食事をゆっくりとってから出社できる
という感じで、もうそれ以前の生活に戻ることなんて全く考えらません。
あまりにも人生への悪影響が大きすぎるからです。
あなたが毎日の通勤に苦しんでいるなら、ぜひこの記事で改札した対策を検討してください。
まとめ

ここまでの内容を簡単にまとめます。
通勤は心と体への悪影響しかない
まず奪われるのは「時間」と「健康」
次に奪われるのは家族との時間やキャリア
解決策は限られている
耐えられなくなる前に転職がおすすめ
通勤がなくなるだけで、人生豊かになる
もちろん、働きたい会社で働くことや通勤時間は必要悪と割り切ることも対策の1つではありますが、選択次第で全く違う人生を手に入れることができることも事実です。
たかが通勤、我慢すればいいと言わずに一度対策を検討してはいかがでしょうか?
想像以上の効果がありますよ?
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