転職におけるミスマッチはなにが合わないのか?

「情報収集力が転職の成功率を高め、ミスマッチを防ぐ」でもかんたんに触れてはいますが、転職活動で気が付かないうちに陥ってしまいがちな問題にこの「ミスマッチ」があります。

自分の問題と企業側の問題に大きく分けることができますが、典型的なパターンを見て事前の準備にお役立ていただければ嬉しいです。

1. 自分の問題

やりたいことを見つめ直さないまま転職してしまった

この点については「キャリアの棚卸しの3ステップ」「望むキャリアと将来性を3つの観点から考えてみる」でも書きましたが、「自分が何をしたいのか」がわかっていないと、どんな会社に入ってどんな職種についても早晩ミスマッチは起こりえるでしょう。

自分の中に正解を持っていないのですから、そうそう偶然ピッタリと合うはずがありません。

事前の調査や面接時の質問があやふやで誤解してしまう場合

事前の企業分析・研究が不足していた場合にもミスマッチは起こりやすいです。

例えばそれはイタリアンを食べたいと思って入ったレストランがフレンチだったようなものです。
事前にお店を調べておけば出て来る料理が何であるのかはわかりますから。

また、質問の準備ができていない場合や面談の予行演習を怠った場合にも、勘違いしたり、聞くべきことを聞き漏らしたりしてあとから「聞いていたことと違う」と感じてしまうかもしれません。

実際は「期待していことと」違うということになるのかもしれません。
典型的なミスマッチは「希望する配属先に配属されない」といったものでしょうか。

2. 企業側の問題

一方、企業側の立場でもミスマッチは起こります。

能力や経験が足りない

実際欲しかった能力が実際には全く足りていなかったり、マネジメント経験が少人数のリーダークラスでとても部門を任せられるものではなかったりなど、前職での能力・経験の評価を誤ってしまったことに起因するミスマッチになります。

面接時に感じた性格と全く異なるキャラクターが出てきた

一番難しいことはこの性格に関する点ではないでしょうか。

一定の社会人経験と転職活動歴があれば、相手が求める人物像を「演ずる」こともある程度は可能でしょう。
正直一緒に働いてみないと本当のことはわからないと割り切りたいところですが、採用コストなどを考えるとなかなか難しい問題ですね。

採用側の説明が不十分

ブラック企業のように故意に本当の職務内容を隠して伝える場合は論外ですが、期待値と職務を混同してしまうような伝え方をすると、転職者側に間違った期待をもたせて入社後のミスマッチを引き起こしてしまうリスクが上がる可能性があると感じます。

3. 自分でできる予防策

上記に上げが内容の多くは、事前の準備と意見の違いやぶつかり合いをを恐れずに正面から正直に相手に対すること、そして事前の聞きたいこと確認したいことをリストアップして、漏れがないように準備することで予防することが可能です。

その上で、希望に100%マッチすることはないことを認識し、どこまで妥協できるのか、何についてなら妥協できるのかを考え、自分なりの基準を築いておくことが大切になのではないでしょうか。

第二新卒の採用や中高年の採用の活性化など、日本でもセカンドチャンスが増えてきました。

とはいえ、転職は多くの時間とエネルギーを膨大に必要とする活動ですし、労働市場の流動性の低い日本で転職の回数を重ねていくことはまだまだリスクが高いのが現状です。

人生一度きりだから好きや事をやるのは良いと思うのですが、無計画に進めてしまうと好きなことさえできなくなりかねません。

一度きりだからこそ、無駄を押さえて確実に階段を登っていきましょう!