ハローワークを転職活動に利用する前に知っておきたいこと

ハローワークとは?

転職支援サービスの中で唯一公的なものが「ハローワーク」です。

ハローワークは厚生労働省の管轄下にあり、正式名は「公共職業安定所」と言います。
昔は「職安」と呼ばれていましたが、1990年に一般公募で選ばれた名前が「ハローワーク」です。

ただ、船舶の乗組員については、「海のハローワーク」と呼ばれる別機関があり、国土交通省が管轄していますし、他にも女性の社会進出を支援する「マザーズハローワーク」、40歳以上の中高年を対象とした転職支援事業「人材銀行」などの公的支援機関があります。

ハローワークのサービス

ハローワークは一般の転職支援サービス同様、求職者向けの職業相談を行いますが、他にも失業等給付、就職促進給付、教育訓練給付、雇用継続給付などの雇用保険手続きや職業訓練斡旋の申請受付窓口にもなっています。

労働者を雇いたい事業者向けにも人材紹介、助成金や給付金の申請窓口、労働市場の情報提供なども行っています。

公的機関だけあって所在地も500ヶ所と多く、基本的に就職にあたって転居が不要な募集を紹介してくれますので、地元密着形と言えるでしょう。

ハローワーク利用の流れ

詳細はハローワークのホームページを参照していただきたいのですが、大まかな流れは以下のとおりです。

1. 求職申込書への記入し、窓口へ提出
2. ハローワークカードが発行される
3. 求人検索機で希望する仕事を選び、求人票を印刷
4. 求人票とハローワークカードを窓口に提出すると、担当の職員がその会社に連絡し面接の予約をしてくれる
5. 面接が決まると求人票とハローワークカードが返却され、紹介状が発行される

ホームページには「求人検索の仕方」や「検索結果の見方」、「職業訓練情報」、「よくあるご質問」などの情報提供も行っていますので、是非目を通してみてください。

また、求職・転職がはじめての人向けの「転職相談」で具体的な活動方法、応募書類の書き方、面接の受け方、検索システムの使い方まで教えてくれますので、民間の転職支援サービスに敷居の高さを感じているときには一度覗いてみても良いかもしれません。

ハローワークの特徴と問題点

公的機関だけあって全国に500ヶ所ほど設置されていますし、気軽に利用しやすく非常に広範な機能や役割を担うハローワークですが、企業側が無料で求人募集をすることができ求人数は多いのですが、逆に民間企業のように求人の審査を行わないため、ブラック企業や内容が不正確な募集などが混在してしまうという問題が指摘されています。

例えば、掲載期間が長いものなどは何かしらの理由があると思いますので、注意が必要でしょう。

職員によってサービス品質にばらつきが大きいようですので、対応に不満があれば他の職員に早めに相談しましょう。
募集が終わっている求人票が掲載されていたりすることもあるようですので、民間ほどのサービスを期待しないほうが良いでしょう。

ただし、自分の準備不足を棚に上げて文句ばかり言っても相手にされ無いのは公的サービスでも民間サービスでも一緒です。

あくまで自分の人生、主役は自分ですので、自分の希望やキャリアについて事前にしっかりと考えて上で利用したいものです。

ハローワークと他の転職支援サービスとの違い

民間との一番の違いは、企業側に負担が発生するかどうかという点ですが、これが求人の質に大きく関わることは理解していただけたかと思います。

一方で、民間の場合は企業だけではなく応募者もそれなりの人材が揃っていますので、ハローワークの案件に比べて給与など条件も良いが競争率も高くなる傾向にあるようです。

また、基本的に転居不要の求人を紹介してくれますので、地元密着の仕事には適していると思いますが、地方の方が首都圏の仕事を探すような場合にはあまり適していない上に、民間サービスと比べると大手企業やハイクラスの求人は期待できないと思います。

気軽に利用しやすいという点ではハローワークは一見の価値があると思います。

用途や希望によって使い方を分ければいいとは思いますが、民間のサービスについても一通り調べた上で利用したほうが効率がいいでしょう。

その辺の情報については以下の参考記事でもまとめていますので、是非参考にしてください。

【参考記事】

転職支援サービスの使い方

転職情報の集め方 3つの転職支援サービス

転職エージェントを選ぶ時のコツ