スキル不足を悩んだときに考えるべき4つのポイント

転職活動の期間の長短で転職の良し悪しは決まりませんから、その期間はできるだけ短いほうが経済的にも精神・肉体的にも良いといえます。

一方で、就きたい職業やポジションがあるけれども一定期間の特定業種・ポジションでの経験、公的資格、スキルが求められて転職ができないというのであれば、もうこれはその能力を手に入れるための計画を立てて、粛々と進めるしか方法はありません。

一番まずいのは、そうした計画もなく手当たり次第に応募して時間を浪費して、しかもスキルも経験も身につかなずに半年、一年と時間が過ぎていくことでしょう。

「」でも書きましたが、企業が中途採用者に求めるものは即戦力です。これからではなく「今」何ができるか、「今」の自分が会社の業績にどう貢献できるのかを伝えられなければ、書類選考にも面接にも通らないのです。スキルアップしないとキャリアアップできないということになります。

しかし、中には十分な経験や力を持っているのにそれに気が付かないというケースや、アピールの方法に問題があって採用に至らないケースもあるでしょう。

ここではスキル不足が心配になったときに、自分の経歴を見直すことで改めて自分の強みを見つける方法について説明したいと思います。

1. 職歴に潜む「共通項」をくくりだして「強み」にまとめる

自分のスキル不足を感じるときは「自分の強みが何か、よくわからない」という状況にもなりやすいと思います。
そのときは、まず自分の職歴の棚卸しをして、共通項から自分の強みを「抽出」することをオススメします。

具体的には以下のステップになります。

1.職務経歴書に記載した業務や職種それぞれについて、業務の内容とどのようなスキルや資格が求められるかを詳しく書いていきます。

2.書き出した内容に共通する項目があれば書き出していきます。例えば、「収支管理」「パートナー・顧客との契約交渉」「海外との英語での交渉・会議」などです。

3.共通項をもとに、自己PRを組み立ててみる。

自己PRを組み立てるときのポイントは、その強みを使って自分がどのように業績に貢献できるのかへ関連付けるという点です。

2. 抽象的な言葉は分解し、自己PRの中に「ストーリー」を作る

自己PRを作成する際に注意すべきもう一つの点は、抽象的な言葉を多用しないこととスキルや能力を示す言葉には具体性をもたせるという点です。
経験=スキルではありません。例えば、10名の部下を管理していました=管理能力があるにはなりませんし、逆にコミュニケーション力があります=営業力がありますにも直結はしないのです。

その能力やスキルがどういう場面で必要とされる力で、それをどう受かって、どんな結果を達成したのかという具体性=「ストーリー」や「エピソード」がないと、話を聞く側にとってはその力があるのか、その力を使って貢献できるのかの判断がつきにくく、せっかくの自己PRの内容が伝わらないのです。

幾つか具体例について、その言葉に含まれる意味を分解しながら具体例をみてみましょう。

コミュニケーション力

常に、しかも高いレベルが求められる能力の最たるものが「コミュニケーション力」ではないでしょうか。
コミュニケーション力が問われるのは、「聞く」「読む」「書く」「理解する」「伝える(話す)」「調整する」「巻き込む」時が主なものでしょう。

こうした様々な能力は何か特定の結果を得るために使う「道具」ですから、どういう場面でどう使うことができるから、自分はその「力」をもっているのだと自己PRの中で証明する必要があるでしょう。

仕事はつねに自分以外の誰かとの「会話」が求められます。その種類一つを取ってみても、電話、メール、会議、交渉事などの双方向のものから、報告やプレゼンなどの一方向のものまで幅が広いですし、それぞれ独特の「コツ」がありますよね。

できればなにかチャレンジのある場面設定のなかで、成果を出すために、コミュニケーション力をどう活用して、どんな結果を得たのかを説明すると強みとして伝わりやすいのではないでしょうか。

例えば、「会議といえば1時間が既定となっていたところ、たったまま30分以内で会議を完了するために社員へファシリテーションのトレーニングを実施し、会議体の効率化を計った結果、会議そのものが15%減り、また、月間の総時間数も30%削減することができた。この結果、新規企画の増加、顧客との関係深耕が進み、売上が対前年比で10%増加」というような書き方であれば、コミュニケーション力の有無、活用力が伝わりやすいと思います。

マネジメント力

まずリーダーシップとマネジメント力の違いを区別しておきたいと思います。

「リーダーシップ」とは「進むべき方向を決める力」と言えます。ビジョンや目標を設定し、それに向かって組織全体をリードしていく能力です。一方、「マネジメント力」は設定した目標に対して個人および組織が計画的かつ具体的な行動により目標を達成できるように計画を立案し、実行をサポートする能力です。おおよそ前者は経営層、後者は中間管理職が該当する職位でしょう。

上記の通り、マネジメントは管理することが目的ではなくメンバー各自が目標を達成することを助け、組織としての成果を出すことですから、自己PRでの書き方もこの役割を果たし、その結果として成果を出したことを説明できるものである必要があります。

例えば、単純に「xx名の部門を部長として3年間束ねてきました」でその人のマネジメント力を計ることが難しいことはお分かりいただけると思います。「xx名の部門を部長として、着任当初、部門の売上に対する利益率が10%程度であったものを、プロジェクトチームの構成の見直し、社員トレーニングの企画を通じて人激資源の配分を最適化し、半年後には15%へ、1年後には18%まで改善しました。その中でのチャレンジは・・・」などの書き方であればマネジメント力が伝わりやすいのではないでしょうか。

企画・提案力

マーケティング職や営業職に必須のスキルである企画力や提案力も実力が伝わりにくい力です。特に、面談自体が「自分」という企画を売り込む提案ですから、あたなのアピールと期待される企画力・提案力にギャップがあると評価はマイナスになりやすいでしょう。

一方、企画力は投資対効果で、提案力は受注額などで最終的には数字に現れますので、具体的な成果をどう達成したのかという切り口で自己PRをまとめるとわかりやすいと思います。

3. 情熱を形にしてアピールするための3つのポイント

スキルが足りなくても、年代によっては将来性を買われる、いわゆる「ポテンシャル採用」の場合もあります。
その場合に大切になるポイントは、「なぜ転職するのか」「なぜその仕事なのか」「なぜその会社なのか」の3点です。そして根本にあるのはその会社で働きたいという「情熱」ではないでしょうか。

人事担当者が「この人ならば長期に渡り活躍し、業績へ貢献してくれるだろう」という印象をもつように、上記3点を押さえて自己PRをを作ってください。

4. ビジネスパーソンとしての基礎力を上げる

「即戦力」を評価するに際して、最も重視される点は実はこのビジネスパーソンとしての「基礎力」だと確信しています。
無論挨拶、勤怠、健康管理などのそれ以前の基本は含みません。

ここで言う「基礎力」は、コミュニケーション力、プレゼンテーション力、礼儀やマナーなどの気配り力、そして何よりも問題解決のための方法論を学び、それを実践することです。
資格関連の勉強と異なり、これらはすべて日常的な課題解決に必要とされる能力ですから、明日から意識するだけで伸ばすことのできる力です。
今いる環境でベストをつくすことが、ビジネスパーソンとしての基礎力を上げ、周囲からの評価を上げ、より良い縁をもたらしてくれることを心に留めておきましょう。

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