転職活動を始める前に転職のリスクに気づくある方法

先日、この2年間一緒にプロジェクトを回していた「戦友」とも呼べる同僚が転職で会社を辞めてしました。

飛び抜けた技術力があるわけではないのですが、その分け隔てのない人柄や高いコミュニケーション能力から社内外、年齢、性別、国籍を問わず皆に慕われたリーダーでした。

本人はこのタイミングでの転職はまったく考えていなかったようで、本当にたまたま以前の知り合いから声をかけられ、次のステップにはうってつけのポジションでもあり、断る理由がなかったので決めた、と言っていました。

その人がやめるに際して、すごかったのは送別会の数です。ほぼ2週間ぶっ続けであちこちで話が持ち上がり、最後の方は仕事より飲んでいる時間のほうが長かったのではないでしょうか(笑)

そんな姿を見ながら、別れの盃を傾けつつ、転職に必要なものは何だろうかとつらつら考えていました。

ぱっと思い浮かぶのは、業務知識、経験、コミュニケーション能力、論理的思考力などですがどれも一般的すぎる。

で、たとえばそういう能力を同じように持った人が目の前に10人並んでいるとして、そのなかで一人選ばなければいけないとなったら、その選択基準は何だろうかと考えてみました。

「あ!」

ある思いが頭をよぎり、私は愕然としたのです。

そう、本当に転職に強い人財は、並んだ時点ですでに結果は出ている、あるいはそもそも並びもしないという事実です。

これをわかりやすく言うと、「コネクション=人脈=人としての魅力」なのだと思います。

その人脈の有無がはっきりとわかる瞬間が退職の、送別会の時ではないかと思うのです。

自分が退職することが周囲にバレた時、

・一報が流れた瞬間、電話やらメールやらがガンガンと届きはじめる。

・直接会いに来る人もいて、引き止められた

・何事もなかったかのように、普通に一日が流れていった

などなど、色々なパターンが有ると思いますが、その中でも一番端的に周囲の自分に対する評価がわかるのが「送別会」ではないでしょうか。

最初の同僚の礼もそうですが、惜しまれて止めていく人ほど送別会の参加者が多く、力を出し切れずあるいは不足して止めていく人ほど少ない傾向がありました。

だからこそ、おすすめなのが「自分が退職するときの送別会に誰が来てくれるか」を予想してみることです。

もし愕然とするほどその人数が少なかったり、来て欲しい人の顔が思い浮かばないのであれば、あなたにはまだその会社でできることがあるかもしれません。

そしてその「できること」を見つけて、実行することが次のキャリアに進むための最短かつ最良の選択であるような気がします。