キャリアの棚卸しの3ステップ

転職準備の中で一番時間をかけて行うことがこのキャリアの棚卸し=自己分析ではないでしょうか。
自分が何をやってきて、何ができて、何をやりたいのかをはっきりさせます。

経験・実績と能力は現在の自分の市場価値を知るために、やりたいことはキャリアのゴールを決めるための元になります。

1. 時系列で経歴を洗い出す

まずは時系列で自分の経歴を洗い出し、それぞれについて必要となる能力・スキルと身に付けたことを併記して一覧にまとめます。
加えて、個々の項目がどの程度のレベルなのかも付け加えます。レベルについては、経験年数や業務の責任から5段階程度でつけておくといいでしょう。主観で構いませんので自分が採用側であれば何点つけるかを考えます。
下図のようにエクセルなどでまとめておくと、転職エージェントへ自分の市場価値を確認する際に役立つと思います。

(参考)キャリア棚卸しシート

キャリア棚卸しシート

2. どんな失敗をしてきたのかをまとめると自分がよく分かる

誰もが仕事で失敗した経験はあると思いますが、振り返ってみると自分のスキルがぐっとアップしたタイミングと重なっていないでしょうか?

失敗が教えてくれるのはスキルや経験の不足だけではなく、同じ問題の再発を防ぐ方法も含まれています。
その中には、技術面での課題、プロセス面での課題、組織の課題、そしてコミュニケーションの課題など様々な課題が含まれています。

そうした課題をどうやって克服したのか、再発を予防するために何をしたのか、自分として何を学んだのかをまとめておくと聞く側にとっても大変興味深くまた賛同を得やすいエピソードになること間違いなしです。
是非面接の前に書き出して見てください。キャリアの棚卸しにも役立つこと間違いなしです!

3. キャリアを客観的に評価する

一つの会社で長期間働いていると、社内での実力は上がっているように感じてしまいがちですが、外に出た途端に全く評価されないこともよくあります。私自身、文字通り外洋の荒波にもみくちゃにされたような感覚に襲われたことがありました。

それ以来、一年に一度は職務経歴を振り返って、転職エージェントと話す機会を持つようにしています。こうすると、将来的に企業がどのような能力を求めて始めていて、今の自分の能力や経験とどれだけのギャップが有り、それを埋めるにはいつまでに何をしなければいけないかを予想することができます。予想できれば、あとは見積もりし、計画を立て、実行すればいいからです。
個人的におすすめのタイミングは年末年始のお休みのときでしょうか。
もしくは翌年の手帳を新調するタイミングで、次年度のキャリアプランを計画に合わせてみてもいいかもしれませんね。

この作業が数年に一度だと、場合によっては取り返しが付かないことにもなりかねません。

例えば、担当業務がどの会社も海外への委託や提携を進め始めて、担当者には高いビジネス英語力が求められるようになっているとします。

当然その能力を身につけるには2−3年はかかるでしょうから、気づくタイミングが遅くなればなるほど転職時のリスクが大きくなります。

こういった市場が評価をする能力や経験の変化に対応するためにも、30代半ば以降は年次で棚卸しすることをおすすめします。